« 『ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系』マイケル・ベンソン | トップページ | 豪徳寺・ふたたび »

『デジカメ時代のスナップショット写真術』大西みつぐ

デジカメ時代のスナップショット写真術
大西みつぐ
平凡社新書
2002.11.20
780円

★★★★☆

 やっと見つけた。
 この本を読む直前にも『デジカメ写真は撮ったまま使うな!―ガバッと撮ってサクッと直す』(鐸木能光)というデジカメ本を読んでいたのですが、これまた載っている写真が商業出版物とは思えない出来の物ばかりで、ようやくまっとうな写真の載っている本に出会いました。いえ、最初からプロカメラマンの書いた本を探せば良かっただけの話なんですが。

 新書の体裁なので数日前に紹介した『散歩写真のすすめ』のようなひどい印刷の写真が載っているのかと心配しましたが、写真としてなんとか見映えのする印刷です。掲載されている写真はサイズも小さいので微妙ですし、本の内容的にスナップばかりですが、それでもきちんと写真の技術を押さえたプロの写真。なんてことのない普通のスナップに見えるカットでも、何かが違います。

 書かれている内容も実がありました。写真に興味があり「散歩」というキーワードに反応する人は一読あれ。散歩写真の神髄とか大仰なことは書かれていませんが、写真を愛し、それを職業にしてきた人ならではの言葉の重みがあります。

 書名には「デジカメ時代の」と修飾語がついていますが、内容的にはデジカメの話題はほんの一部。でも、それでいいのだと思います。カメラとしての扱いはデジカメも銀塩もさほど変わらないと思うので。

|

« 『ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系』マイケル・ベンソン | トップページ | 豪徳寺・ふたたび »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。