日経サイエンス200606号
日経サイエンス 2006年 06月号
日経サイエンス社
2006.5.1
1400円
★★★★☆
クオリアの茂木健一郎と福岡伸一の対談が興味深かったです。福岡伸一は反プリオン仮説の人で『プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー 』(ブルーバックス)という著作のある人。プリオン云々に関してはこの本はとってもお勧め。牛肉輸入にまつわるニュースの数々がばかばかしくなること請け合いの内容です。
小惑星探査機「はやぶさ」の記事も――これもすでにテレビ番組でさんざん解説されていた内容ですが――面白かったし、オメガ数の話も興味深かったです。「ナノ電池」も面白い。一番気になったのは「星間旅行者を宇宙線から守る」という記事。宇宙線の遮蔽に関する記事なのですが、結論から言うと大きく嵩張る遮蔽装置なしでは宇宙線の遮蔽は難しい、ということ。がーん。自作SFの中で長期間の宇宙線被爆に耐えられる宇宙服みたいなもの出しちゃってる……。
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