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『楽園ヴァイオリン』友桐夏

リンクはAmazonへ楽園ヴァイオリン―クラシックノート
友桐夏
集英社コバルト文庫
2007.5.10
540円

★★★☆☆

 ドキュメントスキャナの利用も一段落してようやく生活ペースが戻りつつあります。積ん読本の解消開始。

 を四つにしようか三つにしようか迷っての三つ。
 コバルトはライトノベルと似ているようで似ていない、少女小説という分類になるかと思うのですが、でも『赤毛のアン』や『若草物語』とも吉屋信子とも違う独特の位置づけ。そのコバルトの中でも異色な気がするのがこの友桐夏という人。『白い花の舞い散る時間』では謎だらけのミステリタッチではらはらさせられ、最後でちょっとだけ拍子抜けしたのですが、面白い!という手応えたっぷりでそれ以来ファンに。

 前作『盤上の四重奏―ガールズレビュー』でもタイトルは音楽絡みで今回は主役がヴァイオリン弾き。『ハルモニア』みたいな音楽をうまく使った話かな?と期待したのですが、クラシックファン的にはちょっと物足りない音楽の扱いでした。タイトルは「らくえん」ではなくて「がくえん」とフリガナが振られています。
 友桐夏の作品は登場人物達の関係が非常にややこしいです。googleの画像検索で「リリカルミステリー 人物相関図」と検索すると相関図を作成された方がみつかりますね。おっと。相関図は読後に見ないととネタバレになります。

 内容的にはシリーズ共通の舞台である「塾」での陰謀劇、ということになるのかな。一作目に出てきた登場人物もちらりと出てきます。
 友桐夏の話はシリーズ名が「ガールズレビュー」と「クラシックノート」でジャンルが「リリカルミステリー」なのでしょうか。今回の「学園ヴァイオリン」は「リリカルミステリー」という冠が外れていますが、内容的には連作だと思うのです。うーむ。

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