« 一太郎2008・その2 | トップページ | 一太郎2008・その4 校正実践篇 »

一太郎2008・その3 ATOK篇

 一太郎購入レポの続きです。
 ATOKに関しては語れることがあまりない気がしてきました。

 変換効率は入力する文章の種類によって大きく変わります。“創作系”ブログとしては小説書きに使った印象でも。

 「変換効率? どーでもいいかも」

 すみません。でもそんな感じなんです。
 例えばコーヒーを入れる時でもインスタントコーヒーは「入れる」で、自家焙煎のレギュラーコーヒーを布フィルターで細心の注意を払ってドリップした場合は「淹れる」にしたい。「淹」の字に特別な意味があるわけじゃないんです。辞書的には。でも書くときには使い分けをしたい。あるいは「いれる」を口にするキャラクターによってそれが同じコーヒーでも「入れる」だったり「淹れる」だったり「いれる」だったり。
 もう変換効率がどうこうという話ではないですね。
 客観的な正解がないんですから。
 ATOKは「間違っていない」候補を出してくるのは得意です。でも使用者の思ったとおりの用字をしてくれるとは限りません。変換効率が高い、と喜んでいるのは本来のあなたの用字をATOKに宛がわれた用字に入れ替えられているだけかもしれません。

ワーカムで書いたらきっと違う内容になるだろう

――神林長平『戦闘妖精・雪風』リン・ジャクスンの言葉より

 入力環境の快・不快で言うならばATOK2008は比較的「快」に近いところにあると思います。が、それは変換効率が高いからではなく、不足のない語彙を持った辞書があり、キー操作が比較的自由に割り付けられ、動作も極端に重くはないから。私にとってはそれだけです。
 結局、言葉を選ぶのは自分です。
 評判のあまりよろしくないMS-IMEやことえり、ZaurusのIMEのどれでも、快適性にはほとんど差はない、と思います。(Zaurusで推測変換が切れないのだけは明らかに不快annoyですが)
 かな漢字変換という機能はもしかしたら、出来が良くなればなるほど存在感が消えていくものなのかもしれません。「どーでもいいかも」という私の感想はもしかすると出来の良さの裏返しなのかな。
※ビジネス文書を素早く仕上げるなら断然ATOK。誤りのない文章という視点では抜群に良い。

 ATOK2008でちょっと嫌だなと思ったのは候補一覧の表示がもたつくこと。新デザインはノートPCや最新でないPCには重いみたい。改善法ありました。→「ATOK-文字表示の遅れが気になる」
 それでもまだ重く感じられることがあったので

  • 旧ver.から引き継いだ自動登録単語の全削除
  • 単語自動登録オフ

 これでATOK15あたりと変わらない軽さに戻りました。
 登録単語のファイル出力をして新たなATOKに移すと第一、第二水準の漢字は問題ないのですが第三水準以降の漢字がうまく移行できません。一太郎本体もUnicode対応がきちんとできていない部分が多々あって、アプリケーションとしての素性の古さを感じます。(2009.12.27追記)

 ATOKで気に入っているのは辞書を引く機能です。「同音語用例ウィンドウ」というようですが、『明鏡国語辞典』は語の使い分けに関して充実した辞書でかな漢字変換の際の語選びで解説や用例がとても参考になります。『ATOK プレミアム』のようにセットになっているパッケージもあります。私は旧版で辞書がセットになっているATOKを購入しましたが2008版ATOKにも辞書は流用できました。
 ATOK限定ではないですが電子辞書についてまとめた記事もあります。

●わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

|

« 一太郎2008・その2 | トップページ | 一太郎2008・その4 校正実践篇 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。