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2008年2月の12件の記事

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ヒラリー・ハーン

Schoenberg and Sibelius Violin Concertos Hilary Hahnシベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲リンクはAmazonへ
Hilary Hahn & Esa-Pekka Salonen & Swedish Radio Symphony Orchestra
Deutsche Grammophon

★★★★☆

 輸入盤を発売日にTowerRecordで買ってきました。1890円。新譜なのに安いなぁ。
 ヒラリー・ハーンの待望のシベリウス、ということになるのでしょうが輸入盤のパッケージはどちらかというとシェーンベルクが主役っぽいです。
 シェーンベルクは十二音技法という作曲技法の作曲家で、いかにも現代音楽っぽい音が特徴かな。明確な、口ずさめるメロディが見つけにくい不条理な感じ。
 聴きやすくない部類の曲といわれているようですし、実際この曲の録音はイマイチなものが多いかも。
 でも、このハーンとサロネンの録音は冴え冴えとして綺麗です。美しいです。聴きづらいということもないと、私は思います。

 叙事でも叙情でもなく、旋律が口ずさめるわけでもないのですが、この曲はどこかバッハの器楽曲――無伴奏ヴァイオリン曲、チェロ組曲と――と共通する面があるような。ええと、楽器そのものの音色が引き立って、音楽自体が純粋にキレイでココチヨイ感じ。十二音自体がカノンとよく似た技法だから共通点を感じるのかな。ともかく、会心の録音かと思います。(2008.3.2追記)

 この曲のカップリングならベルクの協奏曲が良かったな。

 そしてシベリウス。
 ハーンのシベリウスはyoutubeで出所の怪しい(テレビ放送の録画?)映像が見られたりして「もっといい音で、CDで聴きたい。DVD出してくれれば買うのに」と期待していた人も多いかと思います。
 でも、ちょっと予想していたのと違いました。
 カチンコチンに寒い空気の中の鮮烈なヴァイオリンの音、を想像していたのですが、きっちりかっちりしているけれどどこか柔らかい。オケの音も重めの雪って感じ。

 クラシック雑誌評やネット評がどうなるのか、楽しみな感じです。

 2008.3.28追記
 やはりというか案の定というか、あちこちのネット評を見るとシェーンベルク激賞、シベリウスいまいち、の評が多いようです。もっともシベリウスもCDの発売後に行われたハーンの公演を聴きに行った人たちにはとても高く評価されているみたい。これがシェーンベルクの公演であったらどうだったのかな。

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一太郎2008・その5 添削モード

 一太郎2008リンクはAmazonへのレビューも五回目。
 今回は添削モードについて。

添削モード MS-Wordの“編集履歴”機能と同じ内容のもので右のようにデザインもほぼ同じです。フキダシにはしないような表示モードもあります。
 この機能は前提として複数人で原稿に触れる場合に使うものです。一人で試してみると、ちょっと空しくなります。

 フキダシの「削除」「挿入」「指摘」にはそれぞれ目立つアイコンがついていても良いような。ぱっと見、フキダシの種類の見分けがつけづらいかも。手書き編集記号では

 ○○x○○○○△△△△○○○○

打ち消し線部分を他の語に置き換えるときは、隣に置換語を並べてしまうのが普通だと思うのですが、フキダシにするなら「削除」じゃなくて「置換」項目にしてフキダシ内には置換ワードを表示するのが自然な気が。
 ともかく、同じ箇所を指して「削除」と「挿入」のフキダシがセットでぞろぞろ並ぶのは見苦しいです。う~ん。添削の可否確認で使うので逐一並んでしまうのでしょうが。ああ、フキダシ非表示で使えば最低限の情報で作業できるのですっきりかな。

 画面では「表記揺れ」チェックと添削モードを併用していますが、こうして変更を加えてもきちんと添削コメントとして残ります。もちろん「誤字校正」機能でも同様。
 ですが、ちょっとバグ動作もありました。

  1. 先に「添削」で何らかの痕跡を残す。
  2. その部分が「誤字校正」で指摘される。
  3. その次の「誤字校正」指摘部分に移動する。
  4. 指摘誤字の置換操作をする。

 すると、上記「2.」で指摘された部分が置換されます。正しくは「3.」で指摘された部分が置換されるべきなのに。

 う~ん。「誤字校正」や「表記揺れ」機能は執筆者本人が原稿を他人に渡す前に使う機能でしょうから、実際的な問題ではないのかもしれませんが。

わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

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招き猫@豪徳寺

20080221_02 最近は工事づいている気がする豪徳寺。
 招き猫の棚の周辺も踏み石が増強されていました。写真は14日のもの。

20080221_03

 「招き猫を納める所」と書かれた立て札が新しくなるのかな。以前からの看板が無くなっていて、支柱だけがぽつん。

20080221_04 光の射している部分の質感がいい感じだったのですが写真にしてみると一番明るい部分が白く飛んでしまっています。残念。明るい部分に露出を合わせると暗い所が真っ暗になってしまいます。ネガフィルムくらいラチチュードの広いコンパクトデジカメとか登場しないかなぁ……。

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投稿

紙ゴミ… 小松左京賞に原稿を投稿してみました。
 締切は五月下旬なのですが、昨年の公募に投稿しようと思って書いていたものなので実質九ヶ月の遅刻ですね。

 画像は校正用&久々に動かしたレーザープリンタの不調で大量に出してしまった印刷ミスの山。厚さ5cm。う~ん。環境によろしくないです。
 原稿の上に載っているのは一穴ドリルパンチ 。一回で160枚程度をパンチできるし嵩張らないので個人向けとしては便利ですヨ。

 SF専門の新人賞は現在小松左京賞日本SF新人賞のふたつのようです。以前はS-Fマガジンで新人賞の公募があったのですが、今は無いようです。再開を臭わせる編集後記の文章もありましたが、どうなっていることやら。

 この半年は大ナタを振るっては推敲、の繰り返し。一月からは間違い探しばかりしていたので、ここらで区切りを付けて新しい物を書き始めたいところです。
 さあて、何を書こうかな。

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『MINE-HAHA』フランク・ヴェデキント

リンクはAmazonへMINE-HAHA ミネハハ
フランク・ヴェデキント著 市川美和子訳
リトルモア
2006.10.19
1575円

★★★☆☆

 『エコール』という映画をご存じの方もいらっしゃると思います。森の中の学校で暮らす妖精のような少女達を描いた謎だらけの映画で、とても映像イメージの美しい作品でした。『エコール』とよく似たもう一本の映画が『ミネハハ 秘密の森の少女たち』で、こちらも映像美と謎っぽい雰囲気に溢れた仕上がりでした。そして、その原作が今回の本。
 どんな幻想的な話なんだろう、とわくわくしながら手に取ったのですが描写はすっきりシンプルで予想していたほど映像的なお話ではありませんでした。でも、読んでいると前述の二本の映画のシーンが目に浮かび、ああ、と嘆息させられます。正直を言うと、この原作からよくぞここまで美しいシーンを造り上げた、と二本の映像の方に賞賛を送りたい気分。原作もつまらなくはないのですが、手記という体裁を取っているせいか文章がぎこちなくて読んでいてうまく作品世界に入り込めない感じでした。

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一太郎2008・その4 校正実践篇

 一太郎2008リンクはAmazonへレビューも四回目。
 その2で褒めた校正機能、小説制作で実際に活用してみたので実例を交えて詳しい印象を。

一太郎2008校正機能 まずは誤字校正。
 四百字詰原稿用紙換算660枚程度の原稿に試してみました。助詞の抜けや校正辞書に未登録の単語、同音異義語の用法違いなどを見つけると指摘してくれます。試した原稿ではおよそ750箇所の指摘がありました。

「そんな間違いだらけの原稿書いてるって、おばか?」

 そう思われてしまうかもしれませんが(いや、実際おばかな間違いがいっぱいあります)三分の一くらいはセリフ内の感嘆語や擬音の類。「あぁ」のように小書きの「ぁ」があったりすると校正辞書的には「そんな単語登録されてないよ!」と列挙されます。明らかに間違いではないのに指摘されるのが八割くらい。感嘆語や作中特有の固有名などは構成作業を進めながら単語登録していくと、以後、無駄な指摘が減ります。この辺りはATOKのユーザ登録単語と連携を取ってくれると手間がぐっと減って嬉しいですね。

「そんなに無駄なもの指摘されても」

 と思うかもしれませんが残りの二割に何らかのミス、あるいは再考の余地のある表現が含まれているとなるととても効果的です。
 ただしその2でも書きましたが「意味」の解析は手に余るようです。一方で慣用句や成句のようなもの、文法的な誤りはかなりの精度で指摘してくれます。同音異義語についてはかなり精度良く近くの単語から正解を指摘してきます。校正機能に指摘されて初めて正しい使い分けを知った単語も多かったです。重複表現や二重否定、二重敬語なんかも標準設定の「誤字脱字」ではなくオプション指定するとチェックしてくれます。
 学年別の漢字チェック機能なんていうのもあり、童話や児童文学を書いている人は「おっ」と思うかもしれませんがこれは創作用途には使えません。「読めないと困る」テスト問題や生徒向けのプリントに使う教師向けの機能かと思います。対象年齢の子供に「読めるようになって欲しい漢字」を提示するのも児童書の書き手に課された務めだと思うのです。これは自動処理に頼ってはいけない部分かと思います。
 おっと、脱線。
 校正作業をするときには辞書は必須です。指摘された部分で「うそ~。あってるよ」と思っても辞書を引くと校正機能の言うとおりだったり。最初はムッと来るのですが、山ほど指摘されると自分の無知さ加減に脱力してきます。
 そうそう。校正モードには「公用文」や「手紙」といった対象別のモードもあるのですが、公用文表記ってかなりうるさいんですね。新聞がこども新聞かと思うくらいひらがなに開いているのはこれに準拠しているせいか……。どの新聞も同じ基準を採用していて、思想統制さながらですね。

一太郎2008表記揺れチェック機能 次は表記の揺らぎ。
 長編では表記の統一を確実にすることは困難です。特に用字に拘ってみたりすると収集がつきません。その確認をなんとか人が耐えられるレベルの労力にしてくれるのが表記揺れチェック機能。……なのですが、期待しすぎてはいけません
 これはもう人力では不可能な膨大な作業量をなんとか人力レベルまで引き下げることに成功し(かけ)ているだけで評価に値します。
 「言う」と「いう」の表記、どちらか一方に完全統一してしまうとすご~く鬱陶しい文章になります。「彼はいった」「~というらしい」「こういうものは」……ああ、もう、ひらがなだらけであるじゃーのんのおはかにおはなをあげてください……って感じ。ですが、気まぐれに漢字にしたりひらがなにしたりしても混乱します。直接的に声に出して話すことは「言う」、それ以外は「いう」のように自分のルールを作るのが妥当なところでしょうか。
 基準は自前で用意して、でも、用字は文脈で決める。こういう使い方に表記揺れチェック機能は適しています。画像に示したように揺らぎのある表現が全部、ずら~っと並ぶのでリストされた中から逐一チェックしていけば、とりあえずエディタの画面から表記揺れを洗い出すよりはるかに効率的です。ですが、

  • それでもまだ膨大な作業量 ←これは仕方ない
  • 誤字校正ほどは洗練されていない操作性
  • 作業を中断・再開するのが困難な仕様
  • 原稿を破壊しかねない、というよりはかなりの確率で破壊する「全て置換」ボタン
  • 「全て置換」は引き返し不能(アンドゥなし)

 ジャストシステム社員には1000枚規模の原稿で作業体験してもらいたいところ。一太郎マクロもそうですが「どーせユーザは使いやしないだろ」と思って自分たちで実用度を検証していない機能を載せてやいませんか。Just Right!で動作確認済みかもしれませんが、一太郎に載せた以上は一太郎での使い勝手を確認して欲しいです。たぶん「バグなし」だけ確認して使い勝手の評価はしてないと思います。この部分。
 でも、使いにくくても、危険でも、機能自体は優れています。方向性は合っています。

 小説創作を楽しんでいる方。一太郎じゃなくても一度校正ソフトの類を試してみることをオススメします。MS-Wordにもそれなりに使える校正機能があります。長編になるとどうしても細部まで目が行き届かずつまらないミスが残る物。機械の目は作者とは別の視点を与えてくれます。

人力校正中 もちろん、人力校正が必要なのは大前提。今回の実例ではモバイル環境をZaurusに頼り切りだったために一太郎に載っけてしまった最終工程はプリントアウトしてのチェックになりました。便利な機能は労力を減らしてくれますが、文責はあくまでも書いた人のものです。

●わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

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一太郎2008・その3 ATOK篇

 一太郎購入レポの続きです。
 ATOKに関しては語れることがあまりない気がしてきました。

 変換効率は入力する文章の種類によって大きく変わります。“創作系”ブログとしては小説書きに使った印象でも。

 「変換効率? どーでもいいかも」

 すみません。でもそんな感じなんです。
 例えばコーヒーを入れる時でもインスタントコーヒーは「入れる」で、自家焙煎のレギュラーコーヒーを布フィルターで細心の注意を払ってドリップした場合は「淹れる」にしたい。「淹」の字に特別な意味があるわけじゃないんです。辞書的には。でも書くときには使い分けをしたい。あるいは「いれる」を口にするキャラクターによってそれが同じコーヒーでも「入れる」だったり「淹れる」だったり「いれる」だったり。
 もう変換効率がどうこうという話ではないですね。
 客観的な正解がないんですから。
 ATOKは「間違っていない」候補を出してくるのは得意です。でも使用者の思ったとおりの用字をしてくれるとは限りません。変換効率が高い、と喜んでいるのは本来のあなたの用字をATOKに宛がわれた用字に入れ替えられているだけかもしれません。

ワーカムで書いたらきっと違う内容になるだろう

――神林長平『戦闘妖精・雪風』リン・ジャクスンの言葉より

 入力環境の快・不快で言うならばATOK2008は比較的「快」に近いところにあると思います。が、それは変換効率が高いからではなく、不足のない語彙を持った辞書があり、キー操作が比較的自由に割り付けられ、動作も極端に重くはないから。私にとってはそれだけです。
 結局、言葉を選ぶのは自分です。
 評判のあまりよろしくないMS-IMEやことえり、ZaurusのIMEのどれでも、快適性にはほとんど差はない、と思います。(Zaurusで推測変換が切れないのだけは明らかに不快annoyですが)
 かな漢字変換という機能はもしかしたら、出来が良くなればなるほど存在感が消えていくものなのかもしれません。「どーでもいいかも」という私の感想はもしかすると出来の良さの裏返しなのかな。
※ビジネス文書を素早く仕上げるなら断然ATOK。誤りのない文章という視点では抜群に良い。

 ATOK2008でちょっと嫌だなと思ったのは候補一覧の表示がもたつくこと。新デザインはノートPCや最新でないPCには重いみたい。改善法ありました。→「ATOK-文字表示の遅れが気になる」
 それでもまだ重く感じられることがあったので

  • 旧ver.から引き継いだ自動登録単語の全削除
  • 単語自動登録オフ

 これでATOK15あたりと変わらない軽さに戻りました。
 登録単語のファイル出力をして新たなATOKに移すと第一、第二水準の漢字は問題ないのですが第三水準以降の漢字がうまく移行できません。一太郎本体もUnicode対応がきちんとできていない部分が多々あって、アプリケーションとしての素性の古さを感じます。(2009.12.27追記)

 ATOKで気に入っているのは辞書を引く機能です。「同音語用例ウィンドウ」というようですが、『明鏡国語辞典』は語の使い分けに関して充実した辞書でかな漢字変換の際の語選びで解説や用例がとても参考になります。『ATOK プレミアム』のようにセットになっているパッケージもあります。私は旧版で辞書がセットになっているATOKを購入しましたが2008版ATOKにも辞書は流用できました。
 ATOK限定ではないですが電子辞書についてまとめた記事もあります。

●わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

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一太郎2008・その2

 前回の一太郎の記事を見なおしてみるとちょっと不公平かな、と思えたので追加レビュー。いずれも一太郎ver.12から2008ver.への比較なので必ずしも最新の機能のみに関する話ではないかもしれません。

●全体的に高速化されている。

 ver.12比ですがイメージ画面での操作全般に渡って反応が良くなっています。スクロールも速いし、文字の挿入や削除もあまりストレスを感じず。行間もきちんと取られ、縦書きもできるので実質的にイメージ画面だけで十分。一太郎自体の起動も文書の読込もver.12に比べると明らかに速くなってます。

●一太郎メイク

 単に文字を打って印字するシンプルなワープロとして使いたいなら「フェーズ機能」はいらないわけで、不要な機能は隠してしまった方がすっきりします。と言うわけで「一太郎メイク」機能。雛形がいくつか用意されていて、縦書き主体の人ならば[一太郎メイク]-[切替]-[縦組]を選べばすっきり。

●アウトライン

 アイデアとしてはWZEditorや秀丸の階層テキストと同等のものです。試みに階層テキスト(『.』半角ピリオドを行頭に置き、そのピリオドの数で見出し行の階層レベルを示す)を読み込ませて「自動的にアウトラインレベルを解析」というアイコンを押してみましたが、このアウトライン解析は箇条書きっぽい行を全部見出し行と見なしているだけのようで、既存テキストの自動アウトライン化はイマイチみたいです。
 アウトライン画面を弄っていて思ったのですが、

 段落スタイル――字下げや行装飾の表示上のもの
 アウトライン――文の構造

 この二つを重ね合わせてみたら「おや。一致させられるじゃん」という造りに思えます。

 投稿用の原稿をアウトライン機能ですっきり見られるようにスタイルを設定してみました。約229,000文字の文書でも三十分ほどの作業で済んだので、既に作成した文書をアウトライン機能に合わせるのもそう骨ではない感じです。マクロを使えば階層テキストから一太郎のアウトライン適用も自動でできそう。
 でも、階層構造の一覧性が悪くてイマイチ。

●異体字

 これは微妙なところ。Unicode対応がされた時点でかなり幅広い漢字が使えるようになっていたので目新しさはあまりないかも。高と髙は異体字扱いではないようです。齋と斎は異体字として検索されます。異体字と別字の扱いの境界線はよくわかりません。
 納得行かないのがunicode対応。utf8のテキストを[開く]ダイアログから読み込ませると文字化けします。異体字やJIS X 0213:2004対応を謳っている割にはお粗末ではないでしょうか。

●校正

 校正機能、初めて使ってみました。
 「Just Right! 3 」の校正エンジンだそうです。
 登録単語と一致しない語をピックアップする校正機能は超強力。これ、作成した文書に一回かけるだけで表記上の間抜けなミスは大幅に減ると思います。ただ語の意味までは面倒を見てくれないので、例えば「避難」と「非難」、あるいは「自社」と「寺社」の使い分けが間違っていても指摘してくれません。それでもこの機能のためだけに最終工程を一太郎にのっけてもいいかな、という気になりました。
 表記の揺れをチェックする機能も強力ではあるのだけれどこちらは人間の作業量も半端でないので分量のある小説だと一日がかり。いや、休日丸一日使っても終わりませんでした。滅茶苦茶大変ですが文章だけ見て表記統一するのは不可能なのでやらざるを得ない感じ。ただし、ちょっと危険です。表記揺れを統一する一括置換機能があるのですが、それのアンドゥが効きません。やり過ぎて文章を壊すと修復する手立てが無くなるので「全て置換」は使わない方が賢明です。

●まとめ

 全体的に操作感も見映えも良くなってます。ver.12のナレッジウィンドウは正直「邪魔」と思ったけれど2008ではATOK用の辞書セットの表示領域として活用できたりして実用的に。ATOKのオプション辞書(明鏡とか)を範囲選択→Ctrlキーでさっくり引けるのは快適。アウトライン機能は荒削りな感じで、現状では使う気になりません。
 小説を書く道具としては……ゼロから書き上げるならば、私はテキストエディタを選びます。モバイル環境との兼ね合いもあるので。印刷やPDF出力のための道具として最終工程には、設定も簡単で直感的だし、校正機能も強力なので一太郎を使うことになりそう。

 そうだ。
 一太郎には“JSファイル検索”というツールがついてきますが、これを動かしているとWindowsSearchと機能がぶつかってインデックス作成が進まなくなります。お使いの方はご注意を。オフにしてあってもJUSTオンラインアップデートで強制的に入ってきます。

 後日、ATOK2008のレビューも書いてみようと思います。

●わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

●その他リンク

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招き猫@豪徳寺

20080212_02 ちょっとおっかない雰囲気に撮れちゃってますが。実物は可愛らしいシャム猫風でした。足の裏のテントウムシがらぶりーheart

20080212_03 上の写真でも端っこが金色になっていますがこの子の金色でした。色合いがどことなくバリ島風。こういう招き猫はいったいどこで売っているのでしょう。

20080212_04

 この顔はどこかで見た。……どこだっけ?

20080212_05

 おっす!

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一太郎2008・その1

一太郎2008  自宅のパソコンでは滅多に印刷などしないのですが、投稿用の原稿は印刷しないわけにはいきません。体裁にあまり拘らないものならばOpenOffice.orgのWriterで出力してしまうのですが、残念なことにOOoは縦書きが苦手です。特にふりがなをつけたりするととても見苦しくなります(※解決策あり。コメント参照)。と言うわけで久々に一太郎を引っ張り出してみたのですがうちの一太郎はver.12でした。2002年製です。
 さすがに新しくしても良さそうなので発売直後の一太郎を買ってみました。2008年バージョンです。ということでレビューでもひとつ。

 旧verがあったので私が購入したのはバージョンアップ版。6720円でした。ATOK単体との価格差がほとんどありません。

 さっそくインストール。
 う~ん。やっぱりワープロは何をするのも操作が迂遠です。ver.12と比較しての印象を列挙してみると、

  • 標準のショートカットキー操作がとても変。(他のWinソフト比)
  • ドラフト(簡易表示)モードが使いにくい。見づらい。
  • 検索・置換機能が高速化されていた。
  • イメージモードの操作感少し向上。
  • エディタモードは縦書きもできてドラフト表示モード要らずに。でも行間べったりで見づらい。
  • ナレッジウィンドウの操作感向上。洗練された。
  • アウトライン機能は面白そう。
  • JIS X0213:2004とOpenTypeフォントに対応し異体字も含めて使える漢字が増えた。
  • ATOKは2006(単品購入していた)から見映え以外あまり変わってない。

 機能は増えていますが、基本の文字入力・編集機能のブラッシュアップがいまいち。MS-WORDやOOoに比べれば縦書きの表現は優秀容易ですが、パソコン上で小説を書くという用途では秀丸(テキストエディタ)の方が快適です。PDA等の非パソコン環境でも編集したいということもありますし。
 惜しいと思ったのは……。

  • ナレッジウィンドウの辞書連携機能でEPWING辞書を引きたい。
  • PDF出力したい。(仮想PDFプリンタとの相性が悪いみたい) → PC環境のトラブルだった。仮想PDFプリンタに問題なく出力可

 危うい印象なのが「アウトライン→基本→提出」のフェーズ構成。これ、基本だけを使っていれば古い一太郎と変わらないと思うのですが、文書作成の手順をカタチにしてしまったことで柔軟性が失われてます。すでに原稿用紙600枚超のテキストからアウトラインを確認しようとすると「ぎゃー」となること請け合い。「スタイル」という機能とも密接に絡み合っているし、目次機能ともぶつかります。ver.12で章・節立てに目次行属性を設定していたのにアウトラインとして認識させるには「スタイル」の属性につけ直さないといけないって、げっそり……。

 とはいえ、日本語ワープロとして、特に縦書きでの出力を前提とするなら他に選択肢らしいもののないのも事実。新しい試みも頑張っているようなのでユーザとしては新機能を使いこなす工夫も必要なのかも。次に一から新しい物を書くときにはアウトライン機能が生きるように使ってみようと思います。
 でも、構造化テキストを読み込ませてアウトラインを生成するくらいのことは一太郎でできてもいいと思う。
 青空文庫形式のタグも解釈してくれるといいな。

●わなびざうるす内一太郎2008レビューリンク

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NHK BS-Hi「人類 火星に立つ」

 たまにはテレビ番組の話でも。

・ハイビジョン特集 サイエンス・シミュレーション 人類 火星に立つ

 昨日の晩に放映された番組ですが、久々の宇宙開発モノということで見てみました。
 火星へ向かう宇宙船がかなりの大所帯なのがちょっぴり昔風。ドラマっぽい作りに重点が置かれていましたが、それでもちゃんと考証されているらしいシナリオに感心です。いえ、話自体はアバウトなんだけど、部品がちゃんと規定の検査を受けていないとか、いかにもNASAあたりで起きてそうなトラブルで……。
 なんか加速中なのに船内の物がふわふわ浮いて流れてたシーンもあったような気もするけど。
 面白かったかと言われると微妙なところですが、今晩も夜八時からBS-Hiで続編の放映があるようなので楽しみです。

 ココログが微妙にバージョンアップしたみたいでcatface絵文字とかでるようになってますね。

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再びの雪@豪徳寺

20080203_01 今年の東京の冬は雪の当たり年でしょうか。寒さはさほどでもないのにキシキシとよく鳴く雪が積もりました。午前八時現在、まだ降っています。
 六時半頃に豪徳寺に行ってみたところ、まだ灯籠が灯っています。雪化粧と灯籠とでちょっといい感じ。写真はイマイチ……。

20080203_02 豪徳寺のついでに世田谷八幡へ。
 あった、あった。節分の豆です。珍しくお参りをして、福豆をいただいてきました。

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