« 招き猫@豪徳寺 商店街の電柱イラスト | トップページ | ちちぶ銘仙館見学記 »

『春になったら苺を摘みに』梨木香歩

リンクはAmazonへ春になったら苺を摘みに
梨木香歩
新潮文庫
2006.2
420円

★★★☆☆

 このところ梨木香歩の本の感想が続きます。

 梨木香歩の最初のエッセイ集。穏やかな空気と水の気配に満たされた中に少しだけ政治や戦乱への棘を含んだ『水辺にて』とは違い、異文化というものが前面に押し出された英国滞在記中心のエッセイ。タイトルほど幻想的だったり『裏庭』を連想させることはないようです。
 でも登場する人々はどこか梨木香歩の物語世界でも馴染みのある香りがするのも事実。甘いだけのファンタジーではない、現実世界の悲しさを潜ませている作風のその少し陰鬱な部分が強く出たエッセイに思えました。

|

« 招き猫@豪徳寺 商店街の電柱イラスト | トップページ | ちちぶ銘仙館見学記 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。