『オウムガイの謎』ピーター・D・ウォード
オウムガイの謎
ピーター・D・ウォード著 小畠郁生監訳
河出書房新社
1997.9.20
3000円
評価:★★★★☆
アンモナイトは化石しかありませんが、親戚くらいの感じ?のオウムガイは現生種がいます。そのオウムガイ生態の解明について書かれた本。
今ではあちこちの水族館でも見られますし、個人でもなんとか飼えるらしいオウムガイ。(海水生物で温度にも敏感なので上級マニア向けらしい)
画像はしながわ水族館で撮影したもの。動きもほとんどなく、眺めていても特別面白いわけでもありませんが、四億五千万年前くらいから(少なくとも殻に関しては)ほとんど変わっていない生き物の姿には感慨を覚えます。
『オウムガイの謎』ではこの生物の生態解明に携わった過去の学者達の活躍と、著者が明らかにした浮力調節のメカニズム、成長速度、移動能力に関する研究の過程が綴られます。
二十世紀後半まで謎に包まれていたオウムガイ生態の解明に、どのようにアプローチしていったかが描かれるドキュメンタリ。十年ほど前の本なので書店ではなかなか見つからないかもしれませんが、大きめの図書館にはあると思います。オススメ。
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