カテゴリー「日記2008」の26件の記事

2008.01.01

謹賀新年@豪徳寺

 元旦午前一時の豪徳寺。

20081201_01

 お賽銭は招き猫の方のお堂に入れてきました。古い本堂の方は小さいながらも行列ができておりました。

20081201_02 ふと気づくと三重の塔がライトアップされているではありませんか。よぉし写真を、と三脚を置いたところで消灯。あれれ? もうおしまい? と思ったらしばらくしてまた点灯。ナニコレ。カメラの準備を済ませると明かりが消えます。
 むむむ。
 ぐるりと三重の塔の周囲を巡ってみて仕組みが判明。どうやらセンサーライトが作動しているようで、大きな香炉のある方向から塔に近づくと照明が灯るようです。

20081201_03

 こちらはおなじみ招き猫のお堂。お堂の照明が灯っていることは珍しく(普段は豪徳寺は午後六時あたりに閉門する)中の様子がよく観察できます。招き猫も絵馬もすっきりと整理され、新年の来客に備えている感じです。招き猫チェッカーとしては年末にもう少し通っておくべきだったかな。

20081201_05 昨年も似たような絵柄で撮影した気もするのですが、旧本堂とオリオン。コンパクトカメラでも三脚があるとこんな風に星空が撮れたりするものです。ISO200で15秒露光。
 都会の星空は空の暗い部分が明るいですね。お堂の屋根の暗がりよりずっと明るく写ります。

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2008.01.09

絵馬@豪徳寺

20080108_01

 長らく書き継いでいた小説が一通りの完成を見たので豪徳寺に絵馬の奉納に行ってきました。
 受付でペンを借りて願い事を書いて……。
 絵馬を収める棚も招き猫の棚と一緒に大掃除を受けたようで、年末にすっきりしていました。絵柄もいつのまにかモデルチェンジされていたようで、以前のデザインより可愛らしい感じになってます。

 絵馬を買ったときに招き猫の縁起を記したプリントと彦根藩主井伊家墓所の解説が書かれたプリントをもらいました。その井伊家の墓所地図を見てびっくり。これ全部井伊家の墓だったのか、と。

 招き猫の寺の由来となった“和尚後にこの猫の墓を建ていと懇にその冥福を祈り”の初代豪徳寺猫のお墓はどこなのかな、とふと思いました。招き猫奉納所の横にある観音様がそれなのかなぁ……。

 小説の方は最後にもう一度、誤字・表記チェックをかけていよいよ投稿です。四百字詰原稿用紙換算七百枚超になってしまいました。

おまけ:進捗状況

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2008.01.24

雪&初梅@豪徳寺

 東京に初雪が降りました。
 雪に埋もれた招き猫を撮ろうと豪徳寺に寄ってみたのですが、招き猫を収める棚の周辺は樹木が覆い被さっていて招き猫の上には雪がありません。う~ん。残念。
 似たようなことを考える人は多かったのでしょう、一眼レフを持った方が幾人も。

20080123_01

 でも、この日、梅が咲いていることに気づいたカメラマンはほとんどいないはず。豪徳寺内を練り歩いてみましたが、梅が開いていたのはここだけでした。コンクリ造りの本堂の近くの梅も大きなつぼみを付けてはいましたが、花開くにはまだ数日必要そうです。背景のお堂の屋根も雪化粧。空との見分けがつきません。

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2008.02.03

再びの雪@豪徳寺

20080203_01 今年の東京の冬は雪の当たり年でしょうか。寒さはさほどでもないのにキシキシとよく鳴く雪が積もりました。午前八時現在、まだ降っています。
 六時半頃に豪徳寺に行ってみたところ、まだ灯籠が灯っています。雪化粧と灯籠とでちょっといい感じ。写真はイマイチ……。

20080203_02 豪徳寺のついでに世田谷八幡へ。
 あった、あった。節分の豆です。珍しくお参りをして、福豆をいただいてきました。

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2008.04.16

更新情報

自作小説の年齢制限付コンテンツは公開を終了しました。
これまで読んで下さった皆様にお礼申し上げます。
感想を下さった方、アンケートに回答下さった方、大変励みになりました。ありがとうございました。

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2008.04.23

牡丹と躑躅と藤と豪徳寺と

豪徳寺藤棚 花の季節の到来です。
 朝の六時過ぎに撮ってきました。
 2008.4.23の豪徳寺です。

 藤棚は正門入って右よりの駐車場付近にあります。花はまだぽつぽつでもう一息と言ったところでしょうか。それでも藤色が素敵でした。今年は棚いっぱいに花がついてます。

躑躅と豪徳寺三重塔

 躑躅と朝陽に照らされた三重塔。
 豪徳寺のこの比較的新しい塔は桜も牡丹も躑躅も紅葉も建物全体を見渡せるようすっきり納めながら草木を格好良く納めるアングルが見つからない難しい建物。

本堂のガラスに映った牡丹

 三重塔の周囲も本堂前も受付の建物近くも、豪徳寺は牡丹がいっぱいです。綺麗な牡丹のクローズアップは花写真サイトの一眼レフにお任せと言うことで、ちょっとひねくれた撮り方をしてみました。本堂のガラスに映った豪徳寺の牡丹たち。ちょうど見頃かな。蕾はまだまだたくさんあったので今週末あたりが開花ピークかも。

朝陽に新緑輝く招き猫棚 招き猫の奉納所も朝陽を受けて良い色合いに。八重桜の花びらはまだしっかりしておりました。桜の枝の下に他の青葉が芽吹いてきて、花がちょっとばかり見づらくなってしまいました。

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2008.04.27

デジカメが壊れてしまいました

豪徳寺の牡丹  タイトルの通り、愛用のデジカメFinePixF10が動かなくなってしまいました。
 撮影中に突然液晶が消えたと思ったらレンズが飛び出したままうんともすんとも言わなくなり、バッテリを交換してみてもだめ、家に戻ってACアダプタに繋いでみてもだめ。写りも良く、気に入っていたカメラだったのに。二年と二ヶ月、15,000枚で故障です。枚数はともかく、二年ちょっとで壊れてしまうとは。とほほ。記事に貼ったカットの直後に故障しました。

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2008.04.29

少女向け一迅社文庫と今書いているものと

 『コミック百合姫』とその前身誌『百合姉妹』にはかつて小説コーナーがありました。縮小されてなくなってしまいましたが、小松左京賞投稿作終了後、そちらへの持込を考えて書いておりました。

小説コーナーがなくたって載せたくなるようなものを書けばいいんじゃない?

と我が身の実力も状況も省みず断頭台の露と消えた人のようなことを思っていたのですが、手元の『百合姫』最新号に “少女向け「一迅社文庫」創刊決定” という記事があることに気づきました。参照:一迅社告知⏎ 百合モノも刊行されるようで、新人賞開設も予定されているとか。

 ああ、なんて間の悪い。
 いや、ちんたら書いていた自分が悪いのですが。

 試作品を300枚ほど書いてラストシーンに辿り着き、一段落したところでした。(ギコギコと構成レベルでいじりまわすのが常なので全体の進捗からすると30%くらい)
 一迅社の新人賞募集がこれからだと締切も当分先、でしょう。「事前投稿はダメ」と告知されていたので、持込狙いとしては「むむむ」となってしまいます。創刊準備でバタバタしているところにのこのこ押売するのは……むー。とても迷惑がられそうな香りが。ま、いいや。原稿はきっちり仕上げておいて新人賞の詳細発表がされてから考えよう。そもそも持込を考えていたのも書きたがってる人間はいるんだ、と訴えたかったというのもあったし。GirlsLoveSearchを見ていても小説サイトはいっぱいあるし、中には商業誌に載っててもおかしくないんじゃ、と思えるところもあるのです。

 少女向けの一迅社文庫、果たしてどんなレーベルになるのでしょうか。
 ライトノベルタッチのものばかりでなく、吉屋信子の直系みたいな純正少女小説の出るレーベルになってくれるといいな。『黒薔薇』みたいなヘビーなものも出してくるような。
 GL(百合)物は瑠璃歩月(ユリム童話の作者)+玄鉄絢と志麻友紀+水上カオリ、駒尾真子(恋姉妹の作者)がそれらしいというくらいでまだよくわからない状態。あ、『.(period)(仮)』は瑠璃歩月氏ご本人のブログ記事によると百合確定だそうです。楽しみ。

 百合ものばかりでなくて次のハードSFのための資料の読み込みもぼちぼちと始めました。投稿用になるか、ブログ公開用になるか、まだ先行き不明ですが。実は資料漁りの段階が一番好きだったり。

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2008.05.08

「かぐや」撮影HiVision地球の出・入

 月探査機「かぐや」が撮影した地球の出、地球の入りの画像ですが、ハイビジョン版が公開されました。

NHKの動画公開サイト⏎

 「かぐや」のハイビジョン映像はバラエティ仕立ての特番でちょこっと放送されたきりだったと思うのですが、ようやくネットでもハイビジョンデータが放映されることに。NASAと大違いのJAXA+NHKの姿勢に世界中から不満の声が集まっていたらしいです。ストリーミングデータは2Mbpsなので高速な回線が必要ですが、環境がある方はぜひ。

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2008.05.14

RICOH GR DIGITAL 購入

FinePixF10とGR DIGITALの箱 愛用のFuji FinePixF10が故障して以来、デジカメのない寂しい日々を過ごしておりました。

 最初に購入候補に挙がったのはRICOHのGR DIGITAL Ⅱなのですが、ネット上の掲示板をあちこち眺めてみると、前モデルのGR DIGITALの方が画質が好きだったという人がちらほら。そこでデジカメWacthのGRDⅡの記事⏎を眺めて前モデルとの比較画像を眺めてみると……。

 ――前モデルの方が好みの絵柄。

 しかし初代GR DIGITALは昨年12月に新型に切り替わってしまい、市場にもすでに在庫は残っていないようです。仕方ない、と言うことで中古を探して買ってきました。
 一枚目の画像はそのGR DIGITALで撮影したF10。GR DIGITALを写したかったのですが、F10が故障しているのでGR DIGITAL自身は撮影できず箱だけ登場と相成りました。

 RICOH GR DIGITAL(公式サイト⏎)は810万画素の単焦点コンパクトデジタルカメラです。35mm版換算f=28mm相当/F2.4の明るく歪みのない広角レンズ。豊富なマニュアル機能。質感の高いボディが売り。

 広角単焦点というところに少し抵抗はありましたが、これまでにF10で撮影したものを見ると広角端で撮ったものばかりです。ならば28mm相当の単焦点でもいいや、と相成りました。

たまにゃん あれ? なんか上下が余っちゃってる感じ。
 これは画角に馴染めるまでしばらく苦労するかも。

 豪徳寺で試し撮りをしてきました。
 看板の被写体は〝たまにゃん〟と思われます。11日のイベントは……すっかり忘れていました。

 GR DIGITALは本体の質感や操作感が好印象。
 ダイヤルによる絞り値と露出補正値のダイレクトな操作も快適だし、ホールド感も手に馴染みます。少し微妙なのはシャッターボタンの位置と押し込み加減。今ひとつシャッターの切れる深さが掴めずに力が入って画面が傾いたり。慣れるまで少し時間がかかりそうです。

 貼った写真は携帯カメラとあまり違わないように見えてしまいますが、それは撮影者がヘタクソなのと画像サイズのせいです。たぶん。

 あ~。SDカードを買うのを忘れた。
 しばらくはZaurusと共用でいいかな。

 参照:Amazon RICOH GR DIGITALII リンクはAmazonへ

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2008.05.16

東京農工大科学博物館

20080516_01  東京農工大工科学博物館(旧称:繊維博物館)に行ってきました。デジカメで展示品の撮影もしたのですが、個人用途ということで撮影許可をもらったのでブログでの写真紹介は農工大の中央通りだけ。

 東小金井の駅からなんとなく人の流れに乗って十分ほど歩くと農工大です。東小金井の駅舎は建て替えの真っ最中でした。校内は広いですが、学校の規模からするとこぢんまりとしている方かな。敷地内には案内標識はあっても学内の他の建物と見分けがつかず、初めて訪れる人は「博物館、どこ?」とうろうろしてしまうでしょう。

 手織機を見たいと思っての農工大行です。ここの博物館では染めや織りを行う「友の会」の活動を行っているようで、現役の手織機を見られるのではないかと期待したのです。

 ですが、どうも「博物館」という名称と実態がズレている印象。
 展示品の状態があまり良くありません。歴史のありそうな立派な(明らかに戦前に作られた素晴らしくしっかりとして洒落た造りの)ショウケースや模型は半ば放置状態でくすんでしまっています。現在では恐らく作ることのできない貴重な展示だと思うのですが。
 たぶん、博物館として運営されるだけの予算がついていないのでしょう。日本では歴史的な被服・繊維関連の展示は振るわないようですし。
 沖縄産の15cmくらいありそうな細長い繭や、明治の当時のまま綛(かせ)や玉の状態になった絹糸はとても興味深く、印象に残りました。埃を被っているのはもったいないな、と思います。が、きっちり整備しても人はあまりこないかもしれませんね……。
 一般の見学者も少ないようで、受付で「見学です」と言ったら少し驚かれたようです。

 期待した手織機も一応、使える状態にはなっていたのですが、綜絖に糸が通っておらず休止状態。ただ、これは季節的な問題かな? 博物館の周囲では植物の皮を処理している人たちがいたので、染め、もしくは糸の準備中なのでしょう。
 綜絖を動かし、杼を飛ばしている姿が見たかったのですが、残念。こちらは現役で動いている気配が感じられたので(糸が通っておらず埃よけのビニールが被っていたので撮影もしなかったけれど)なんとなく納得して帰ってきました。

 大型の力織機や糸取り機は動態・もしくは動態に近いものが見られました。こちらは現役で学生の勉強材料になっていそう。隅の方に置かれていたジャカード織機のパンチカードが面白くて印象に残りました。電子制御がなかった時代の機械式の制御装置はどれもアイデアの塊なんですね。

 学生食堂で食事をして引き上げてきました。

2008.5.18追記

 自作小説『あかねいろ』の中で絹糸と材料の必要量について触れた部分があり、私なりに図書館で資料漁って数字を挙げたのですが、農工大博物館では図書館資料とはかなり違う数字が見つかり悩み中。

蚕蛾 8匹

蚕 3000匹

(桑の葉 100kg)

繭 5.25kg

生糸 526g

着物一着分 450g

 生半可な調べ方ではこうしてぼろが出てしまうことを痛感。生糸→練絹で半分になるという資料もあり、どうしたものやら……。

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2008.05.17

GR DIGITAL雑感

 GR DIGITALに何日か触ってみて思ったことなど。

  • レリーズボタンの感触が店頭にあるGRD/GRD2と違う。
  • 液晶は精細で色の違いもわかりやすく綺麗。でも明るいところや斜めからは見づらい。
  • 些細な差で撮影結果が大きく変わる。
  • 低速シャッターでも手ブレしづらい。
  • スポットAFが背景に合いがち。マルチAFは範囲が広く近すぎる場所に合いがち。
  • 壊れそうな作動音。
  • 28mm相当で撮るのは気合いがいる。
  • マクロが得意。
  • ストロボの発光量補正が便利。

 もう二年半前のモデルなのでAFや液晶では現行機種には太刀打ちできない感じです。でも、それは些細なこと。撮影結果に関してはかなり満足できました。

 レリーズボタンの感触は他のGRDより軽いようで、これは前オーナーがRICOHのサービスでレリーズの重さ調整を受けていたのかもしれません。

苔 GRD F2.4 1/290sec -0.3EV ISO64 右はマクロの撮影例です。
 苔です。画像クリックで683x1024の拡大画像へ。
 コンパクトデジタルカメラは概ねマクロが得意でFinePixF10でもびっくりしたのですが、GRDはさらに寄れるようです。ボケ方も綺麗なので楽しめそう。一眼レフだとスペック的には近くまで寄れてもレンズとボディの大きさでなかなか実際には近づけないのですが、コンパクト機はスレスレから撮れるのが強力です。レンズ前1.5cmが実用になります。
 今度は粘菌の子実体でも探して撮影してみようっと。

 画質に関しては……単純に解像性能や高感度性能では前のデジカメ・F10に負けてます。モニタでドット等倍にして見るとそんな感じ。
 でもプリントしてみたり、モニタ上でも画面いっぱいに収まるように表示するとしっとりと質感のある絵になり、逆光にも強く、樽型歪みもなく、ボケも綺麗と好印象。

 ZaurusとのSDメモリ共用は意外に面倒だったのでSDカードを買ってきました。2GBで990円。安くなりました。512MBとか256MBはもう使い捨てや旅先での進呈用にざくざく持ってても良いのかも。
 ZaurusSL-C1000では1GB超のSDカードを認識しないことを忘れていて少し慌てましたがダウンロードだけはしておいた大容量SDドライバを思い出して無事認識。GRDでも問題ありませんでした。

 前のFinePixはxDピクチャーカードだったのですがGRDはSDカードとなりZaurusで撮影データを見る際に変換カードがいらなくなりました。ZaurusはaBookReaderZColorAdjustの組合せでそこそこちゃんとした色あいの撮影結果が見られる優れものだったりします。

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2008.05.19

GR DIGITAL + RAW THERAPEE

 デジカメでやってみたいことがありました。
 RAW現像です。
 CCDからのそのままの情報を記録して云々~というデータを扱えるとかで上級マニア向けみたいな扱いの機能です。GR DIGITALにもこのRAW記録モードというのがあります。早速試してみました。

 ――データ保存遅っ。

 GR DIGITALのRAW形式はadobeのDNGフォーマットとやらで汎用です。が、GRD付属のPhotshopElementは試用期限付きの体験版。ここはフリーソフトで何か良い物がないかと探してみたところ"RAW THERAPEE"なるソフトの評判が良さそうに思えました。「ロウ・セラピー」と読むのかな。綴りが微妙。sweat01
 試してみた結果はというと。

 ――普通のレタッチソフトじゃん。

 RAW形式が扱えるのと色弄りの幅が多少増える程度で、基本的に小サイズで出力する私にはこれと言った利点がないようです。ホワイトバランスや軟調/硬調の設定をあらかじめ気にしなくて済むのがメリットなのかな。

 う~ん。色味の調整はなんだか難しいですね。色に関しては普通のレタッチソフト(GIMPやDibasなどのフリーソフト)でも思ったようにコントロールできず、結局コントラストと明るさくらいしか弄らないようにしていたのですが、RAW THERAPEEでもそのあたりは同じでした。きっちり練習に取り組まないとコツが掴めなさそう。

☆ ☆ ☆

2008.5.28追記:RAW現像の練習をしてみているのですが、GR DIGITALのJPEG出力がかなり優秀であることに気づきました。特にISO150近辺。RAWで出力したものを見るとすでにこのあたりのISO感度でノイズだらけです。ノイズリダクションもただかければ良いというものではないようで、シャープネスの調整や色の弄り方でデテールの残り方が変わります。標準のJPEG出力を超えるにはかなりの根気が要るかも。

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2008.05.25

ちちぶ銘仙館見学記

 ちちぶ銘仙館へ行ってきました。

ちちぶ銘仙館入口 F4 1/310sec ISO64 -0.3EV

 西武池袋線の終点・西武秩父駅で下車し、徒歩五分。埼玉県繊維工業試験場と看板の残る建物は歴史を感じさせます。佇まいだけでもすでにアタリの予感ですが、門前で機音が漏れ聞こえて来た時点で「来て良かった」と予感は確信に変わりました。

手織機ずらり GR DIGITAL F5 1/32 ISO88 -0.3EV

 入場料200円也を払って機音の聞こえてくる方向へ足進めてみるとこんな光景が。織機は白木も鮮やかな新しめのものが多かったですが、並んでいる織機の大半が実稼働中であることを示すように綜絖に糸が通されています。こういう光景が見たかったのです。
 ああ、来て良かった。

 私が見学に訪れた時にはこの写真の一番奥で女性が一人、機に向かっておられました。近くには手を藍に染めた白髪の男性が。床を見るとふつふつと泡を浮かばせている藍瓶がありました。
 先生、と呼ばれてらした男性は藍に染まった指先のまま色々説明してくださいました。銘仙というのは絹ではあっても比較的求めやすい庶民の絹織物であったこと。平織りの染め物なので少し古くなっても表裏両面が使えたので二倍長生きする着物であったこと。手織りの技術は一度失われれば途切れてしまうこと。そして現在、手織りの技術を伝える場が次々と失われていってるということ。etc、etc。

織りかけ銘仙 GR DIGITAL F2.4 1/32sec ISO96 -0.3EV 動いている織機の写真も撮ったのですが、作業中に広角レンズで間近に寄るわけにもいかないので説明写真は作業者がお留守の織機から。

 写真は織りかけの織機を真上に近い斜め上から見下ろしたところ。左上奥に人が座ります。

 写真右下側がまだ折られていない経糸(たていと)の状態です。
 鉤で吊られた木枠二つが綜絖(そうこう)で二枚綜絖は平織りを示しているはず。折り目が密で丈夫なので、普段に着られる絹としての銘仙は平織りなのでしょう。経糸を透かした下には綜絖を上下させるためのペダルが見えます。
 二枚綜絖の左上に横切るのは筬(おさ)。そしてその向こうには織られた布が姿を現します。
 布の上に置かれているのは杼(ひ=シャトル)。
 杼のちょっと上には呼び鈴の握り手みたいなものが鉤の影に隠れていますが、これは杼を左右に(半自動で)飛ばすための工夫だそうです。明治期に登場した発明だとか。この動作は言葉での説明が難しいです。

 印象に残ったのは布に与えるテンション。織り上がった布を巻き付ける横木を回し布に張りを与えるのですが、かなりギリギリギリという感じで締め上げます。実際に織っているところを見なければわからないことってたくさんあるんだと、見に来て良かったなと、心から思ったのでした。

 アジアの生活水準が上がり、アジアからも一次・二次産業としての繊維産業が駆逐される時には、次はどこの地域が「世界の工場」になるのだろう。今、労賃の安いアジアの国々もその頃には失われた染織文化を振り返り、惜しむのだろうか。
 力織機への転換が始まる直前に隆盛した銘仙の織りを見て、そんなことを思いました。

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2008.05.26

羊山公園・やまとーあーとみゅーじあむ

羊山公園より秩父市街一望

 昨日、ちちぶ銘仙館を見学した後はすぐ近くの牧水の滝と羊山公園を散策してお弁当を食べて来ました。牧水の滝はなんとなく無理矢理仕立てた名所の気がしないでもありませんが、丘の上から秩父市街を一望できる羊山公園は気持ちの良い場所でした。

 羊山公園の一角には「武甲山資料館」と「やまとーあーとみゅーじあむ」があり、後者では棟方志功の作品が展示されています。記念に、と見てきました。大きくはありませんが立派な美術館でした。う~む。なぜ秩父に棟方志功の美術館が。

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2008.06.04

Phenix Mars Lander

 NASAの火星探査機フェニックス。着陸成功以来色々な映像を送ってきていますがアナグリフステレオ写真なんてのもあります。Stereo View of Phoenix Test Sample Site⏎ 赤青色セロファンのメガネが必要ですが、フェニックスが土壌調査のために掘った穴がくっきりと奥行きを持って生々しく見られます。
 フェニックスは着陸時にロケット噴射をしながら降下したのですが、その時に火星の表土を吹き飛ばしてその下から覗いた白いモノ(氷か塩か。まだ不明)と同じ物質と思われるモノを少しだけスコップに掬い上げることに成功したようです。ローバーの探査の時もドキドキしたけどフェニックスの土壌探査もワクワクです。この一週間、NASAのフェニックスサイト⏎から目が離せません。

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2008.06.06

第21回東京国際ミネラルフェア・その1

 第21回東京国際ミネラルフェアに行ってきました。
 開催場所は新宿駅西口の第一生命ビルです。会期は6/6~6/8。特別展企画として「ゾルンホーフェンの化石」や「まつもとかずや『恐竜折紙』の世界」があります。入場料は一般1000円。ゾルンホーフェンの化石に関するガイドブックがついてきます。

 まずは会場全景。

ミネラルフェア会場全景

 全景、というほど全部は収まりきっていないのですが、こんな雰囲気です。露天商を一ヶ所に集めたみたいな雰囲気。「ミネラルフェア」なので石全般・鉱物全般が扱われます。客層はきれいにまっぷたつ。水晶などの準宝石類を目当てにした女性陣と中年以降が中心となった化石オタク。そして面白いことに出店側は外国人ばかり。中東やアフリカからはるばるやってきている人もいます。写真は金曜日の朝十時過ぎ、開場直後の様子です。

ブラックヒルズ地質研究所

 化石の出店は準宝石類に比べると少ないですが、それでも会場の奥側に集中して並びます。上の写真はBkack Hills Institute of Geological Research,Incのブース。『スー』で有名なところですね。

 他にも北海道産化石の専門店やらなんやらもう「うわ」と思うくらい色々ありました。展示ではなく即売会なので化石目当ての人たちも博物館に来る層とは少し違い、メモ帳を片手に目を血走らせて稀少な掘り出し物化石を探します。見ている目の前で高価な化石が売れて行くのに驚きました。レアものを狙って初日にいらっしゃるコレクターがけっこういるみたい。ネット上に会場レポの類の記事の少ない理由がよくわかりました。いらっしゃる皆さんは買い物をするために来ているのでレポートとは縁がないようです。

 恐竜漫画家の所十三さんのブログにミネラルフェアのより詳しい紹介記事がありました。

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2008.06.07

第21回東京国際ミネラルフェア・その2

 ミネラルフェアレポートの続きです。

ゾルンホーフェン・光る化石

 フェア会場を出て2Fにはゾルンホーフェンの化石や折り紙の特別展がありました。上の暗い写真は蛍光発光で光る化石たち。暗幕の中に展示されていて通常の照明が切られると光り出します。これは面白いなぁ。こういう展示、国立科学博物館にもあっていいのかも。

ゾルンホーフェン・アンモナイトの這い跡 アンモナイトの這い跡だそうです。
 底生アンモナイトの明白な生痕って初めて見ました。欲し~い。けど買えな~い。(売り物です)
 アンモナイト下左寄りにうっすらと筋状の跡が蛇行しているのがわかりますでしょうか。右下に向かう黒い線は頁岩に入ったひびに水分が作用して鉱物が結晶してしまったものです。這い跡自体は十数メートル(だったかな)続いているそうです。なんというか……海のカタツムリみたいな感じで歩いていたのでしょうか。

ゾルンホーフェンいろいろ こんな感じで特別展の化石も全部売り物です。中には「売約済み」の札も。

折り紙で作る恐竜の世界

 「折り紙で作る恐竜の世界」コーナー。折り手と思しき方が二人で実演制作中でした。折り上がるまで見ていきたかったのですが、かなりの大物(紙のサイズではなく工程数)を折ってらしたようで最後まではとても見届けられそうもなく退散。写真には写っていませんが始祖鳥の複雑系と呼ばれる(のだと思います)デテールの凝った折り紙はびっくりするような複雑さでした。雛壇に飾られたような直線的なものも可愛らしくて素敵ですし、背後の壁に飾られたデテールの凝ったグループも「おおっ」て感じです。
 さすがに折り紙の専門家が折っただけあって折られた恐竜たちもみんなパリっと美しかったです。なんで私が折ると(本に載っているもので折ってみたことがあるものも並んでいた)しおしおになっちゃうんだ……。

 この2Fのエスカレータ周辺に展開された展示は、展示されているものはどれも素晴らしかったのに新宿第一生命ビルのくたびれた照明で少し寂しく見えてしまったのが残念。

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2008.06.13

東京農大・食と農の博物館

 東京農大の「食と農の博物館」に寄ってきました。近場なので時々覗きに行きます。

モロッコの人形 GR DIGITAL F2.4 1/20sec ISO154 -0.3EV

 企画展示は「水利用から見たアフリカ乾燥地開発」展。モロッコの特集です。どことなくユーモラスな人形。LEGOの人形をなんとなく思い出しました。衣装も華やか。

食卓のピラミッド? GR DIGITAL F2.4 1/79sec ISO64 受付の真上あたりにぶら下がっているバルーン。
 よく見ると空気入れらしきビニールパイプ付。二階から撮影。

単為発生マウスかぐや GR DIGITAL F2.4 1/73sec ISO64 単為発生マウス・かぐや。の剥製? ガラスケースの中で可愛らしく展示されています。
 そういえば一階に展示されていた「センサーカメラで見る野生動物の世界」展でもハリネズミとかモグラとか、なんだかネズミっぽい雰囲気の動物が展示されていました。モグラは金網パイプの立体迷路で活動中のものが展示されていました。面白かったですが、少し哀れでもありました。

酒器展示 GR DIGITAL F2.4 1/32sec ISO100

 常設の酒器類展示も少しだけ模様替えされていたようでした。上の写真の展示品は以前からあったもののような気がしますが。カメラがGR DIGITALに変わったらこういった展示品の写真が難しくなってしまいました。広角レンズだとスレスレまで近寄って撮りたくなってしまいます。

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2008.06.16

岡本民家園

岡本民家園・囲炉裏 GR DIGITAL F3.2 1/32sec ISO114 -0.7EV 手織りの布撮影に際して岡本民家園へ出かけたときの写真です。七夕を控えて折り紙細工が準備されていたようです。
 囲炉裏から立ち上る煙で茅葺きの屋根に虫がつくのを防ぐのだそうですが、その煙で人も燻されます。民家園の周囲は竹林があり、水路があり、池があって虫も多いはずなのですが、これだけ開け放たれていても蚊にも刺されず。なるほど。
 ゲジゲジなんかは時々天井から落ちてくるようですが。

岡本民家園・藁細工 GR DIGITAL F3.2 1/97sec ISO64 -0.3EV 藁細工のこれはかたつむり。

岡本民家園・石絵ねずみ GR DIGITAL F2.4 1/760sec ISO64 -0.3EV ちゅー。
 しっぽのリボンが可愛い。

岡本民家園・鰯の頭も… GR DIGITAL F2.4 1/21sec ISO154 -0.7EV 鰯の頭と柊。
 出入口付近の柱にありました。節分の名残かな。

岡本民家園・布 GR DIGITAL F2.4 1/32sec ISO109 -0.7EV 民家園で「ちちぶ銘仙館」のおみやげ布を撮影してみた失敗カット。

 写真そのものは問題ないのですが、布が微妙にヨレてしまいました。出かける前にアイロンで皺を取ったのに。癖が抜けきっていなかったようです。『清ら布―沖縄の風を織る光を染める』という本の布の写真がとても素敵で、真似しようとしたものの、真似しきれず。

 岡本民家園の以前の記事はこちら⏎
 近在の次太夫堀民家園の記事はこちら⏎

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2008.06.18

次太夫堀公園民家園・その1

次太夫堀民家園・水瓶と柄杓 GR DIGITAL F2.8 1/13sec ISO154 -1EV  岡本民家園の記事に続いて次太夫堀民家園の紹介です。写真が多いので二度に分けて。

 岡本民家園より規模の大きな次太夫掘(じだゆうぼり)の民家園。こちらは複数の建物が集まっています。岡本民家園の建物より大きく立派な建物が三つ。
 左の写真は壜ラムネを売っている茶屋風の建物の水瓶。左端に銅板を張った流しが覗いています。

 コントラストが強すぎて何が写ってるのかよくわからないですね。

次太夫堀民家園・茶屋二階から GR DIGITAL F2.8 1/15sec ISO154 -1EV 茶屋風建物の二階から階段の下を覗いてみたところ。一枚目の被写体の水瓶も見えます。つやつや。窓が狭いので部屋の中はどこもかしこも薄暗く、階段も狭くて急。
 でも暗い室内の小さな窓から明るい外を見るのはなんだか落ちつきます。

次太夫堀民家園・農用扇風機 GR DIGITAL F2.8 1/16 ISO154 -1EV 農用扇風機だそうです。
 籾殻を飛ばしたりするのに使ったのでしょうか。こんなデザインで扇風機を作ったら受けないでしょうか。
 ……安全装備をつけると格好悪くてダメかな。
 羽根も歯車も金属のようなので明治期のものかな?

次太夫堀民家園・笊と障子 GR DIGITAL F2.8 1/48sec ISO64 -0.3EV

 笊と障子。
 今回は影絵写真みたいなものばかりになってしまいました。シャッターはいっぱい切ったのになぜか建物の全景を撮り忘れています。

 次太夫堀公園民家園・その2へ続く

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2008.06.19

次太夫堀公園民家園・その2

 次太夫堀公園民家園の紹介続編です。

次太夫堀民家園・織機 GR DIGITAL F2.8 1/189sec ISO64 -2EV

 岡本民家園にはなくてこちらにあるのは織機。
 次太夫堀ではボランティアの協力を得て周囲の畑で桑や綿花を育てているそうです。蚕から絹糸を取り、綿花から木綿を紡いでいるとか。この時も蚕の五齢幼虫が見られました。

注意! 虫写真です。

次太夫堀民家園・蚕 GR DIGITAL F2.8 1/30sec ISO154 -0.3EV次太夫堀民家園・蚕と繭 GR DIGITAL F2.8 1/26sec ISO154 -0.3EV

 蚕たちのよく食べること。耳を澄ますとカサカサカサカサと桑の葉を食べる音が聞こえてきます。五齢の幼虫が繭を作り始めた頃合いだそうで、もくもくと食べている蚕たちの間で糸を吐き始める蚕が続々。世話を担当する人は繭を作り始めようとする蚕を見つけては繭棚へ蚕を移していきます。もっとも蚕たちも気まぐれな昆虫なので、繭棚へ移されてもすぐには繭を作らずにうろうろしたがり面倒を見るのは骨みたいです。
 養蚕は体力だけでなく神経を使う仕事であるのが窺えました。
 作業を目にしての実感は頭の中の知識とは隔たりがあるものです。

次太夫堀民家園・木挽き GR DIGITAL F2.8 1/176sec ISO64 -0.3EV  蚕の見学をした後は木挽きの見学。
 巨大な鋸で丸太をぎーこぎーこと(どこかのんびりした感じで)作業しているのを見つけて近くで眺めていたのですが、その方が作業の手を休めて詳しく説明してくださいました。

  • 力はいらない
  • 電気鋸で板を切り出すよりも品質の良い板が取れる。
  • 達人の木挽きは鉋いらず。
  • 木挽きに使うでっかい鋸はもう今では手に入らないらしい。

 他にも色々と面白いお話を聞かせてもらい、木挽きの体験もさせていただきました。力はいらない、との事でしたが作業途中の鋸を受け取ってみると握りが太く指が回り切りません。ただ手前に引こうとしてもびくともせず、どうしても力んでしまいます。きっちりまっすぐに手前に引いてやらないと腕力が必要になってしまうようなのですが、早々簡単にできるわけもありません。
 そういえばずうっと前に見たドキュメンタリ番組でも木挽きは椅子に腰かけながらゆっくりやる、と語られていたような気が。

 貴重な体験をしてしまいました。

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2008.06.21

猪俣邸庭園

猪俣邸庭園・スギゴケの庭 GR DIGITAL F4 1/104 ISO64 -0.7EV

 身近な場所の写真紹介が続きます。
 成城の高級住宅街のまっただ中にある猪俣邸庭園。この近辺のお屋敷としては、たぶん普通のお家なのですが、凝った建築のお屋敷ということで残され、一般公開されているようです。
 庭園にはスギゴケが生えていて、緑溢れる立派なお屋敷の風情。豪邸というほど広くはありませんが平屋のしっかりとした造りのお屋敷を世田谷のこんな場所に構えるのはやっぱりお大尽なのでしょう。美しい漆の塗られた床の間(飾り棚)や、このスギゴケの庭を楽しめる茶室。建物も目立たないながら色々と工夫がされているようで、例えば写真右上端の屋根を見ると凸に屋根のラインが曲がっていたりすることに気づきます。(レンズによる歪みではないのです) 板の間も部屋を対角に区切った菱形の板材が貼られていたり。

猪俣邸庭園・室内から GR DIGITAL F2.4 1/52sec ISO64 -0.3EV

 部屋の中からの外の眺め。
 縁側が完全に開放される日本家屋としての造りを維持しつつ近代的な暮らしやすい住居を目指したのかな。公共に開放して見映えのする個人宅というのも考えてみればスゴイものです。

猪俣邸庭園 世田谷区成城5-12-18
最寄駅:小田急線成城学園前駅

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2008.06.28

世界最大の翼竜展・その1

 東京での公開が始まった『世界最大の恐竜展』に行ってきました。会場は日本科学未来館。会期は8/31までです。
 開場時間より少し前に現地に到着しましたがあまり人出はないようで入口にできた行列も十メートル程度。並ぶ必要も感じられなかったのですが、一応並んで入場。ドームシアター(プラネタリウム)の座席予約は最初の回だけは即座に埋まったようですが、二回目以降は余裕で取れました。恐竜(古生物)関係のイベントは土曜の初日は出足が鈍いのかも。

世界最大の恐竜展・ズンガリプテリス GR DIGITAL F2.4 1/34sec ISO200 -0.3EV

 会場内は暗めで、化石イベントではおなじみの雰囲気。上の写真はズンガリプテリス。ショウケースの側面から撮ったらガラスの映り込みが押井守風になりました。

世界最大の恐竜展・ケツァルコアトルス GR DIGITAL F2.4 1/3sec ISO154 -0.7EV 今回の特設展一番の目玉。ケツァルコアトルス。パースがきついので大きさがわかりづらいかもしれませんが、柵の近くにいる大人と比べると雰囲気が掴めるかな。翼開長は10~17メートルと言われ――と言うのも発見された化石は翼の一部で、復元骨格は近縁種を参考にしたもので正確な大きさがわからないのです。
 それにしてもこの大きさの生き物が空を飛ぶというのは想像に難いものがあります。会場の片隅に展示されていたアホウドリ(飛行する最大の鳥)が小さく見えたくらい。
 体重は80キロくらいだったそうですが、この大きさで80キロはモデル体型どころじゃなくてほとんど空飛ぶミイラだったのでは……。
 頭の大きな穴は眼窩ではなく、軽量化のための肉抜きらしいです。目玉は大きな穴の後ろにピンポン球くらいのものが収まるよう復元されていました。

世界最大の恐竜展・タベヤラ GR DIGITAL F2.4 1/6sec ISO800 -0.3EV チャーミングなトサカと照明のシルエットが素敵だったタベヤラ。大きさは、ハト~カラスくらいの感じですが、足などは鳥どころではない華奢な造りです。逆に頭骨は大きくてやはり肉抜き穴が目立ちます。

 次回に続きます。

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2008.06.29

世界最大の翼竜展・その2

世界最大の翼竜展・プテロダウストロ GR DIGITAL F2.4 1/26sec ISO154 -0.3EV

 まるでフラミンゴのようなプテロダウストロのくちばし。生物は不思議です。かなり隔たった生き物であるのにこんなにそっくりさんが出てきてしまう。ヒゲクジラもこんなブラシみたいな歯ですもんね。

世界最大の翼竜展・アンハングエラ GR DIGITAL F2.4 1/23sec ISO200 -0.3EV

 マンガの『寄生獣』をご存じでしょうか。その中の扉絵(だったかな?)の一ページを、この這った姿勢のアンハングエラを見て思い出しました。
 アンハングエラは「木からぶら下がってたのかも」という説もあるそうですが、腕でぶら下がるにはなんだか指先がぶきっちょそうですし、足でぶら下がるのも足先がひ弱そうです。ジュラシックパークみたいなものが実現したらきっと今の化石生態仮説なんてごっそりひっくり返っちゃうんだろうな……。
 化石は押しつぶされた状態で出土することが多いのですが、アンハングエラは立体構造を綺麗に保ったままの標本があるとかで、写真のような歩行姿勢の再現モデルとして取り上げられているそうです。

世界最大の翼竜展・音声ガイド GR DIGITAL F2.4 1/15sec ISO200 -0.3EV

 会場では音声ガイドの貸出が行われていました。上の写真ではボケていてわかりづらいですがPDAとヘッドホンがセットになったものです。この手のハイテクおもちゃはなんだか微妙。ガイドの項目を全部チェックすると出口で記念品がもらえます、というスタンプラリーみたいな機能が組み込まれているせいか子供たちは化石そっちのけで音声ガイドコーナー巡り。
 う~む。せっかくの貴重なイベントなのに、というのは大人の考えなのでしょう。
 しっかり予習してきている恐竜(今回の場合は翼竜)博士も健在でした。会場の解説も見ずに親に標本の習性の説明をしていたり。翼竜の本なんてそうたくさんはないのに、よく調べてくるなぁ……。

 翼竜展の記事はここまで。
 次回は科学未来館の常設展をさらっと紹介の予定。

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2008.07.04

茅の輪