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『いま恐竜が生きていたら』ドゥーガル・ディクソン

いま恐竜が生きていたら
ドゥーガル・ディクソン著 小畠郁生監訳
ランダムハウス講談社
2008.12.17
1890円

★★★☆☆

 写真とイラストとCGを違和感なく合成させた一種の恐竜図鑑。『アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界』で一躍有名になったドゥーガル・ディクソンの「もしも……」的なシリーズです。
 内容的にはさほどのインパクトはないかもしれません。映画でも人間社会を恐竜が駆けまわる映像は定番ですし、恐竜の解説本でも巨大恐竜を街中に配する画像はよく見かけます。この『いま恐竜が生きていたら』はそんなCGイラストのオンパレード。
 象の背中を尻尾置き場にする巨大竜脚類、オオツノヒツジと頭突き合戦をするパキケファロサウルスの仲間、キツネと残飯を奪い合うコエロフィシス。漁網にかかったモササウルスがなぜかとても可愛らしかったり。

 恐竜ファン向けというほどマニアックな印象ではありませんが、幼児向けダイジェストでもありません。小学校高学年から大人まで目で見て楽しめるはず。
 『アフターマン』ほど突飛な話ではなく、恐竜の生態解説が中心です。イラストに設定されたシチュエーションは面白さ優先の感じもしますが、明らかに間違っているというものもないので楽しい“もしも”として読めると思います。CGによるイラストは写真との合成をしても違和感がないリアルな雰囲気で、設定された構図にユーモアが感じられました。

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