ディスカバリーチャンネル『恐竜のミイラ』『ミクロラプトル』
ディスカバリーチャンネルの無料放送枠で恐竜特集がありました。
- 恐竜のミイラ SECRET OF THE DINOSAURUS MUMMY
- 先に購入した『発見! 恐竜のミイラ』という本(感想)はあまり知りたいことが載っていなくて不平たらたらだったのですが、今回見た番組の方は大満足。きちんと立体構造を保ったままの軟組織が化石化していて「すごいっ!」と食い入るように眺めてしまいました。皮膚の鱗模様がくっきり、クチバシのケラチンもしっかり。(CTではないけれど)放射線を利用した透視写真では腸や肝臓、胃、嗉嚢(そのう)まで確認でき、見たい部分がしっかり紹介されていました。これはもう見るしかないって感じです。こちらは「レオナルド」で、前記の『発見! 恐竜のミイラ』に載っていたのは「ダコタ」という個体です。ミイラ化石として有名なのはダコタの方で、これは『恐竜2009―砂漠の奇跡』にて来日予定だとか。どちらもハドロサウルスの仲間だそうです。
- ミクロラプトル THE FOUR WINGED DINOSAUR
- 異なる説を唱える学者同士ってすっごく仲が悪そう、というのがよくわかった番組でした。「鳥の祖先は恐竜じゃない」「いや、恐竜だ」と譲りません。ううむ。
ミクロラプトルの映像は見事の一言。雑誌やwebですでに幾度も紹介されている有名な化石で、『恐竜博2005』でも発掘後間もないのに展示されていて感激したのですが両手、両足の四枚の羽が本当にはっきりと見て取れるのです。この番組では復元骨格から「飛行したか?」「飛行姿勢は?」といった部分に焦点を当て、生体復元モデルを風洞に入れて空気抵抗や揚力を計測します。生体復元モデルは微妙にはげちょろけていて「もっと羽毛をつけたい」って感じでしたが、揚抗比の良い結果が出ました。ちょっとドラマチック過ぎない?と思わないでもないですが興味深く楽しい番組でした。
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コメント
>発見! 恐竜のミイラ』という本(感想)は
>あまり知りたいことが載っていなくて不平たらたら
私も同じ感想でした。なので、いつかは買おうと思いつつ、
他の本の後回しになって、いまだ購入していません。
番組のほうは、かなり内容濃かったですね。
>異なる説を唱える学者同士ってすっごく仲が悪そう
テレビ的演出の部分もあるかと思いますが、
鳥の系統に関しての論争は、ちょっと大変そうな
感じがします。扱う題材が、大きな問題だからかな、と。
もっと絞られた範囲での意見の違いだと、
そこまで熱くもないのかな、とも。
以前、アメリカの学会で、意見が全く食い違っている
有名な研究者がロビーで和やかに話しているのを
見かけましたし、少なくとも人の眼のあるところでは
皆さん比較的紳士な態度を保っているように感じました。
また、ポスター発表の折に、ほぼ同じ分野で違う結果の
発表になっていた、もうベテランと言って良い
有名な研究者と、若い女性研究者が淡々と、でも熱く
議論されていて、
「英語だから研究内容はようわからんけど、お嬢さん頑張れ!」
と野次馬したりも。
投稿: ふらぎ | 2009.04.07 21:03
ふらぎ様こんにちは。
実は今回のディスカバリーチャンネルは最初「ダコタ」を取り上げた番組かと思っていたのですが眺めているうちに「ハドロサウルスの愛称も発掘者も違うような」と遅まきながら気づいたのでした。
ミイラ化石が出るのがハドロサウルスばかり三例、というのは何かミイラ化しやすい要素を備えていた恐竜だったのでしょうか。不思議な感じがします。腐りにくかったとか、肉食獣にはおいしくない味だったとか。
またもや訴訟沙汰で発見者には残念なことになっていてびっくりでした。商業的恐竜ハンターは陪審たちの印象が悪いのでしょうか。細かな経緯が知りたいところです。『スー』のような本でも出ないかなぁ……。
学者の仲の悪さは確かに演出もありそうです。今回は“鳥の起源は恐竜ではない”派のマーチン博士はどちらかというと悪役を割り振られていた印象でした。無理矢理模型の足を広げて大腿骨の付け根をポキッとやってみせたり。構成的にも徐星博士が主役っぽかったですし。
マーチン博士がダメ出ししている場面を見てなんとなくマンガ『動物のお医者さん』の漆原教授と磯貝教授を思い出してしまいました。間に挟まって証拠不足を訴えていた学者たちは差し詰め菅原教授役でしょうか。恐竜特集の一環で放映していたバッカー氏のティラノ腐肉食説番組も、今見ているところですが、丁丁発止の雰囲気です。
投稿: とうあさ | 2009.04.08 21:35
訂正。
×バッカー氏のティラノ腐肉食説番組も
○ホーナー氏の~
投稿: とうあさ | 2009.04.09 10:43