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2009年8月の9件の記事

公開電子ブック規格EPUB

 「Google、100万冊以上のパブリックドメイン書籍をEPUB形式で公開」というEngadgetの記事でePubなるデータ形式の存在を知りました。SONY READERでも採用されていてなんとなくスタンダードになりそうな予感。と思ったのですが、電子書籍の規格としてはまだ不十分な感じ。

 関連ツールを探してみたところ……ありました。青空文庫形式をePub形式に変換する"Text2ePub"。MeTilTran、eTilTranというスキャンデータ加工の名ツール開発主が制作したソフトではありませんか。さっそく試してみました。
 完成したepub拡張子は実はzip+xhtmlとのことで中身を見てみると。

 ほんとにhtmlまんま。

 ルビのタグはI.E.しか採用していない暫定の<ruby>タグですし縦書きのサポートも表示環境任せのようです。均等割付や密着割付もできるのかできないのか。字下げや地付きといった青空文庫で実現されている要素はどう記述すればいいのだろう。規格を管理しているらしいIDPFを覗いてみてもちんぷんかんぷんです。フォント指定なんかはスタイルシートで使っちゃって良さそうな感じなんですがブロック要素はいいの?みたいな基本方針がよくわからない。

追記:IDPFのすごーくわかりにくいePub規格説明を日本語化している方がいました。

 現時点では青空文庫のタグの方がずうっと優秀な気がするのは気のせいでしょうか。
 少なくともソースの可読性は青空文庫の圧勝だと思うのです。ePubはhtmlの弱点をそのまま継承しているような。

 google書籍検索をうろうろしてみたのですがepub形式で登録されているデータになかなか遭遇しません。Herman MelvilleとかJules Verneはパブリックドメインだろうと思うのですが、画像データで表示されるものばかりです。ePubデータを選択的に表示させるのはどうすればいいのだろう。
 SONYの電子ブックストアはePub形式だそうでSONY READERで試してみたい、なんて思いました。

 世界標準として動き出しているので日本もこれが標準になる気がするのですが、I.E.みたいにとってつけの縦書き・ルビ対応ではなく日本の書籍文化がきっちり反映されるような規格になってくれるといいなぁ……。

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『雨の塔』宮木あや子

雨の塔
宮木あや子
集英社
2007.11.30
1260円

★★★☆☆

 『ダ・ヴィンチ』のGL特集で掲載されていた宮木あや子の掌篇の印象が良かったので特集で紹介されていた『雨の塔』も読んでみました。

 隔絶された収容所のような女子校(たぶん大学相当)、「この世の果て」というキーワード。三島、都岡、小津、矢咲という四人の女性の少し病んで、微妙な緊張感の漂う関係。軸となるアイテムはタバコ。
 甘々の百合恋愛を描いたのではなく、大きな権力の中から逃れられない閉塞感をほろ苦い雰囲気で描いたお話。恋愛というよりは依存関係を描いた感じかな。

 設定的には『麦の海に沈む果実』(恩田陸)を、キーワードからは『少女革命ウテナ』『Heaven』(佐々木倫子)を連想しましたが読後感はずいぶん違いました。『百合姉妹』のころの百合漫画に近い雰囲気の長編小説。ライトノベルではないです。

 文章も雰囲気も割と好きな感じではあったのですが、タバコが苦手な私には少し抵抗もあっては少なめ。小道具としてのタバコに雰囲気を感じる人であれば評価はもっと高くなると思います。

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『ひみつの階段』紺野キタ

ひみつの階段ひみつの階段
紺野キタ
ポプラ社 PIANISSIMO COMICS
2009.8.5
各巻683円

★★★★☆

 紺野キタの学園物名作『ひみつの階段』新装版です。

 poplar comics版は持っていたのですが未収録だった二編が収録されたとのことで購入。判型が少しだけ小さく、三冊あったものを二冊にまとめたため少し厚くなってました。『ひみつのドミトリー 乙女は祈る』からは祥華学園の話のみを抜粋です。

 未読の人への紹介として。
 少女漫画の女子高物です。しっとりと落ち着いた雰囲気。大恋愛イベントがあるわけでなく(あ、ひとつだけありました)、大事件があるわけでなく、女子高の日常のファンタジーな部分を心地良く描いたお話。学園七不思議的なイベントはありますが、主役はあくまでも少女たちの日常。小学校高学年や中学の進路選択の時期にある女の子が読むと「女子校行きたい! 寄宿生活したい!」と言い出しそうな、そんなお話です。
 女子校時代を懐かしく大切な思い出としている大人の女性の心にも響くはず。紺野キタの描く女子校世界は少女時代へのノスタルジーがたくさん含まれている気がします。
 『赤毛のアン』や『小公女』、『家なき娘』といった少女小説を好む人にも楽しめる気がします。

 紺野キタの作品が紹介されるときには「独特の空気感」という言葉がよく使われるのですが、未見の人にはこれが説明しづらい。絵柄と話の双方が醸し出す何かで、読まないとわからな。知人・友人に勧める際には「あ、この人ははまるはず」となんとなく判別が付くものの、あやふやな勘なのでネットだとどんな人に勧めればいいのかよくわからなかったり。書店でぱらぱらと覗いてみれば合う、合わないは明確になると思います。

 『ひみつの階段』シリーズというよりは紺野キタ作品に関してこれだ!と膝を打った紹介記事があります。一部引用。

紺野キタほど、少女の聖性――美しく透明な部分も、残酷で醜悪な部分も引っくるめて――に迫った作品を描くひとは、ほかにいない。

三浦しをん「百合の花粉は落ちにくい」,百合姫Vol.9

 二年前の季刊誌のコラムということですでに簡単には読めないのが惜しいところ。三浦しをんのこのコラム、とても読み応えのあるシリーズなのでいつか書籍化されるといいなぁ。脱線ですが。

 poplar comics版との差異は「学園祭に行こう」「もうひとつの学園祭に行こう」「MAZE迷路」とあとがきが追加されたこと、かな。
 「学園祭に行こう」では黄菜ちゃんのお兄さんが黄菜ちゃん以上に夢見がちな性格で、あの一家は両親ともにあんな感じなのかもしれない、なんて思ったのでした。三島カッコイイなぁ……。

 次は『つづきはまた明日』の二巻でしょうか。楽しみ。

紺野キタ作品感想etc記事

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『半熟女子 2』森島明子

半熟女子 2
森島明子
一迅社 IDコミックス 百合姫コミックス
2009.8.18
900円

★★★★☆

 『瑠璃色の夢』(感想)といっしょに買ってきました。

 TLっぽいえっち分多めシリーズの第二巻。『瑠璃色の夢』と同時発売でした。
 レジでバーコードを読むときに本をひっくり返されてぎょっとしました。お、帯がっ、手錠プレイとご奉仕シーンだぁ。表紙は肌の露出はしてるけど雰囲気的に控えめだったので油断していてあせりました。中身がベッドシーンいっぱいであることは想像がついていたのですが。不覚。

 力作でした。TL風といって思い浮かべるのは「レイプから始まる恋もある」とかSMチックな「おまえは俺だけの奴隷」みたいなのなんですが、森島明子に描かせるとセクシャリティや恋愛の悩みが等身大的に盛り込まれてきて、ベッドシーンいっぱいなのにマジメさが漂います。登場人物たちがみんな一生懸命なのかな。TL物にありがちな流され型のキャラでないあたりも好感。思いっきり流され役の江戸川先生でさえ流されていることに自己陶酔しないしっかり者です。
 とはいえ、ベッドシーンいっぱいでセックスを中心に展開している話であることに変わりはないので官能表現それ自体を楽しみたい人向きであるのは大前提。

 二巻では体と体での対話で関係を深めていく二組。一巻よりもボディトークが自然な感じでストーリーの中で濡れ場の導入に納得できます。楽しく読めました。性描写っていうのもこんな風にアプローチできるんだな、と感心。
 長編ストーリー前提であったのも良かった印象です。

 実質的に描き下ろし?っぽいケータイ配信のこの『半熟女子』シリーズ単行本。完結編です。

関連記事

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『瑠璃色の夢』森島明子

森島明子新刊瑠璃色の夢
森島明子
一迅社 IDコミックス 百合姫コミックス
2009.8.18
900円

★★★★☆

 薄くグレーよりの紫の表紙は雰囲気があってイイ! OLがこんなにファンタジーに見えてしまうとは。表題作からのペアです。
 収録作は『百合姫』掲載作が六本、書き下ろしが一本、あとがき漫画が一本の短編集。『百合姫』掲載時にキマッテルと思った「ハニー&マスタード」のカラー絵もカラー印刷のまま収録されてます。これは嬉しい。
 書き下ろしの一本は『楽園の条件』収録の「20娘×30乙女」シリーズの完結?編。エステでフルコースした圭子先生がぴかぴかになってるシーンで思わず笑ってしまいました。いかにも高そうなエステコース。
 登場人物の平均年齢は高め。ティーンのヒロイン中心の百合漫画の世界では森島明子みたいな二十代に焦点を合わせてきている作家は少数派ですね。ヒロインの年齢が高めであるのと、日常的な感覚に寄り添ってその中に少しコミカルなタッチで同性愛ファンタジーを描いているために、現実感と漫画的な雰囲気がミックスされてナマナマしくないのに実感を与えてくれている気がします。それが「ビアン寄り」という評価(ネット評だとそういう方向にあるみたい)に繋がっているのかも。結婚、妊娠、出産といった“普通”の人生ルートには直接乗れないのが同性愛なわけで、恋愛の中でそんな部分に触れてきているのは確かに「百合」というよりも「ビアン」的な視点なのかもしれません。

 あとがき漫画を読むと仕事量がタイヘンそう……。

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『つぼみ』Vol.3

つぼみ VOL.3
芳文社 まんがタイムKRコミックス GLシリーズ
2009.8.12
980円

★★★☆☆

 吉富昭仁は毎度のことながらうまいなぁ。きづきあきら+サトウナンキはやっぱり怒濤のパワー。森永みるくの話もやっぱり可愛いし、玄鉄絢の描く女性の体の線もやっぱり綺麗。連載陣、強力。
 読切では秋★枝の「ふへんの日々」が方言パワーでぐっときました。ナヲコの「プライベートレッスン」も連弾シーンがナイスで得意の音楽ネタが生きてて良かった。
 全体的に「キライ」がなくて楽しく読めました。が、ちょっぴり物足りない感じも。初めて『百合姉妹』を手に取ったときのうれしさやコケちゃわないかと心配した頃のあの期待感は持てないようです。内容的に『百合姉妹』や『百合姫S』の出発時よりはずっと充実しているのは確かなのですが。

 まだ創刊三号。これからどんな雑誌?へと育っていくのか楽しみ。

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『死想の血統 ゴシック・ロリータの系譜学』樋口ヒロユキ

死想の血統 ゴシック・ロリータの系譜学
樋口ヒロユキ
冬弓舎
2415円
2007.7.10

★★★★☆

 面白かった。

 ゴシックとはなんだろう、という本。ゴシック小説、ゴシック建築、ゴシック・ロリータと知っている言葉を並べてみてもなんとなくわかるようなわからないような。そういえば乙一の『GOTH』という小説も面白かったな、と思い出します。
 でもこの『死想の血統』を読んでみると「あれれ? ゴスってイメージとちょっと違うや」とも。ゴスの現場さえゴスの定義に関して混乱していると冒頭にあり、なるほどと思わせられました。そして「社会に挑戦する文化的闘争」という定義に納得させられます。なんだか大上段に構えた定義に見えるかもしれませんがナニソレ?と興味を掻き立てられた方にはこの本はオススメできるはず。

 「1 ゴシック、文化の銃弾」の章はとても興味深く読めた。過去のゴシック建築と現代のゴスを結ぶ流れを紹介する項で、たぶんこの本のメインコンテンツ。すごい。こういうのが読みたかった。

この本はゴス好きのビギナーに向けて書かれた本であると同時に、ゴスロリを周りから見て理解不能の烙印を押している「普通の人々」のための本でもある。

『死想の血統』p.6「はじめに」より

 「はじめに」のこの文章を体現しているのが1章でした。

 「2 人形、ひとがたの呪具」も面白かった。人形に多少の興味があるからこそ楽しめたのかもしれないけれど、著者の人形に対する熱い想いがビシビシ伝わってきて読んでいて気持ちよかった。確かに人形には「死の香り」が漂うのだけれど、でも人形というジャンルそのものがゴスの属性を持っているのかと考えると天の邪鬼な私はちょっと違う気もしてきてしまう。人形の中にゴスを強く反映する作品群があるということなのではないだろうか――なんて感想を持ちました。
 「6 グロテスク、犯される聖処女」の章も興味深く読めたのだけれど、キリスト教世界と少女、オタクとゴス・ロリの対比や関連づけで痒いところに手が届ききらない感じがして微妙なもどかしさが。1章の見渡しの良さとゴンと来る説得力には及ばず、といった印象。
 SMや寺山修司、少女椿に関しての章は正直言ってよくわからなかった。それぞれ対象についてあまり興味が持てないせいか、読んでいても共感も反感も浮かんでこずに素通りしてしまった感じ。

 この本を最初に手にとってぱらぱらと内容を眺めてみたときに百合好きとしては「百合=ゴス」論が張れるかも、なんて思い、実際に読んでみたら多少は重なる部分も感じられたのですが、あくまで部分的に共通点があるだけだったようです。でも収穫も多かった。

 副題に「系譜学」とありますが、これでもかというくらい情報ぎゅう詰めで密度は高いものの、肩肘を張った教科書的なものではなくて楽しく読める読み物でした。類書はないかな、と書店やネットを漁ってみているのですが今ひとつ情報が引っかかってこないようです。う~む。

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『ダ・ヴィンチ』2009年9月号

ダ・ヴィンチ 2009年 09月号
メディアファクトリー
490円

★★☆☆☆

 『ダ・ヴィンチ』に百合特集があると聞いて買ってきました。結論から言うとこないだの『季刊エス』27号の百合特集の方がずっと読み応えがあったな、という印象です。

 「特集1 もう一度、メーテルに遭いたい」は楽しめました。あちこちのメディアで取り上げられてきた松本零士ですから、あまり詳しくない私でもすでに見聞きしたことのある内容と目新しい内容が半々くらいではありましたが力の入った特集でした。『999』三十周年だそうでネットでも割と露出があるみたいです。杏という女優さんがメーテルの格好をしたグラビアなどもありました。似合ってた。けどメーテルは松本零士の絵のままが一番いいな。

 そして期待の「特集2 はじめてのGLガールズ・ラブ」。
 む。後ろの方でページ数も少ないぞ。
 冒頭には宮本あや子のショートストーリー。百合SSのツボを押さえた良い感じの掌篇。そして二番目の記事は「かずまこを×森島明子対談」。百合オタ語りといった感じの和やかな対談でボリュームは見開き一面の半分くらい。面白かったけどちょっと物足りなかったです。せっかく百合ジャンルでの注目株の二人を呼んだのに百合萌え雑談だけではもったいない。もっと突っ込んだ創作秘話とか読みたかったなぁ……。あ、森島明子が青木光恵のアシスタントをしていたことがあるというのは初めて知りました。二の腕の付け根フェチであることも。
 雑誌の性格からすると割と良い小特集だったかな。

 特集以外の記事は……正直言うと私は『ダ・ヴィンチ』を「テレプシコーラ以外読むところのない書誌情報誌」と思っていたので予想通りという感じでした。でもちょっと前までよりはいいかな。今号は「明らかに読んでないだろ」みたいな書評が消えました。でもってやっぱりなぁ、という謝罪記事が。以下に一部引用します。

紹介文につきましては、実際の本を読んで書くことを基本としておりますが、紹介する本が新刊の場合などは弊誌制作スケジュールから本の入手が難しいことがあります。結果として、出版社からのリリースやインターネット上の情報を元に原稿を作成しているものが3割程度ございました。

『ダ・ヴィンチ』2009年9月号 「「今月の注目本130」コーナーにおける誤った内容記載についてのお詫び、ならびにコーナー改変のご報告」より

 編集部から外注ライターに出していた紹介記事に本の内容とまったく一致しないものがあり著者からの指摘によって明らかになった、ということなのですが、該当のコーナーよりもむしろ書評に「中身を読んでいるとは思えない書評モドキが紛れてる」って印象の雑誌でした。署名記事であっても「?」というのがちらほら。写真やデザインが優れているし、特集が割とツボを刺激してくれるので思い出したように買ってしまうのですが、そのたびに特集以外でがっかりさせられてきた印象が。
 カタログ誌的な性格の雑誌も必要でしょうから「読んでない紹介記事」はあっても構わないと思うのです。書評欄の方をなんとかすべき気が……。

 

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『アンブロークン アロー 戦闘妖精雪風』神林長平

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風
神林長平
早川書房
2009.7.26
1680円

★★★★☆

 ぞくぞくきました。

 待望の戦闘妖精雪風の第三部『アンブロークン アロー』です。330ページ弱の厚手のハードカバー。表紙からしてカッコイイです。読み始めてすぐに引き込まれました。冒頭はリン・ジャクスンの話から始まります。ロンバート大佐からの手紙が届いた、というエピソードから。
 雪風シリーズは飛行機物です。初代の『戦闘妖精雪風』は『エリア88』と並んで飛行機ファンに愛されたフィクションの代表となり、二作目の『グッドラック』も飛行機分は多少減りましたがSFファンの支持の厚い作品でした。そして第三部『アンブロークン アロー』は……神林節全開。
 一作目の無印雪風のテーマは航空機+機械知性でしたが『グッドラック』ではコミュニケートがテーマとなり、この『アンブロークン アロー』では実在と知覚の話となりました。飛行機は飛びますがもはや空戦は脇へと追いやられ、ある意味神林作品としては異色であった雪風が本来の神林ワールドへと取り込まれていった物語であると思います。

神林長平はジャムである。

という話なのだと、これを書きながら直感しました。
 特殊戦も雪風も零もジャム的存在と化していて実質的には雪風世界においてはジャムの侵略は完了しているようにも感じられました。戦闘機物から言葉遣い師の世界へのシフトは神林長平というジャムによって浸食されてしまった結果に思えます。でも、どちらも元々神林長平の世界であるわけで。

 ストーリーや設定的には紛れもなく雪風シリーズの続編ではありますが、読んでいても続編である実感はあまりありません。でも、面白かった。現代の科学知識を足がかりに徹底的な内観によって得られたものなのだ、と現代SFを感じました。「複合生命体」という部分に焦点を当ててきたアニメ版の『雪風』への返信も多分に含まれていたようです。

 なんとなく『敵は海賊』シリーズのヨウメイとロンバート大佐の姿が重なった話でもありました。

 タイトルの『アンブロークン アロー』は毛利元就の三本の矢の逸話をかけたものかと思うのですが、もしそうであるとしたら「折れないための三要素」ってラストシーンのあの三つとなるのでしょうか。でも、二つになっちゃったっぽいし、と先が気になります。

 第四部はいったいどんな形になって読者の前に現れるのだろう。

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