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2009年9月の9件の記事

『かなめも 3』石見翔子

かなめも 3
芳文社まんがタイムKRコミックス
2009.9.26
860円

★★★★☆

 三巻も良かった。

 アニメの『かなめも』の雰囲気があまり好みに合わなかったのを残念に思っていたのですが、石見漫画は変わりなく楽しめました。

  • 表紙の美華インパクトあるなー
  • 代理はかなの出奔の背景を知っているようだ
  • 「綺麗なはるか」はコワイ
  • 表紙カバー下漫画はやっぱり気になる展開

 ジャンルとしては「萌え四コマ」に分類されると思うのですが私は萌え四コマ漫画をあまり知らなくて他には荒井チェリーとか宮原るりくらいしか読んでいなかったりします。でもたぶん、そのあたりを好きな人であれば『かなめも』も、逆に『かなめも』が好きな人であれば上記の二作家も気に入るのではないかな、なんて思ったり。
 『かなめも』は百合四コマという扱いのようでアニメでもそちらの面がずいぶん強調されていましたが、面白さの元になっているのは百合成分ではないのかも、なんて思いました。

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SONY VAIO type P その12・液晶パネル部分解

 type Pでは液晶表面と保護パネルとの間に埃が入ってしまうケースが多いようです。うちのtype Pもいつの間にかゴミが。

type P 液晶のゴミ

 何か染みっぽく広がっています。しかも大っきい。

 そこで分解清掃を試みることにしました。

※分解するとメーカ保証の対象外となります。
※分解の際にスナップを壊してしまう方が多いようです。

 試される方はリスクを覚悟の上で続きへ

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『GIRL FRIENDS ―ガールフレンズ― 3』森永みるく

GIRL FRIENDS 3
森永みるく
双葉社アクションコミックス
2009.9.12
630円

★★★★☆

 表紙のパピコらしきものを見て「懐かしい!」と思ってしまったのですが現役の商品なんですね。ロングセラー。
 カバーは開いて見るとあっこの足がばばーんと横切るナイスな構図であることに気づきました。

 三巻ではこれまでと一転してあっこ視点の物語でした。
 一巻、二巻と同様「ここで?」という続きの気になる終わり方。このおあずけはキビシイ。
 巻末にはあとがきではなくおまけマンガが二つ。掲載誌『コミックハイ』の付録とコミケ用同人誌?に掲載されたもののようです。

 三巻はあっこ視点ということもあって、まりに振り回されるエピソードが続く上にまりの天然さ?がもたらす振り回しっぷりにじりじりします。すでにもうすっかり恋愛漫画としての展開なのですが、なかなか相思相愛のらぶらぶにならないちょーオアズケ状態。それをわくわくくしながら読むのですから恋愛漫画の読者って基本的にMなのでしょう。

 四巻はいつ頃になるのかな。

シリーズリンク

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『コミック百合姫S』2009 AUTUMN Vol.10

コミック百合姫S 2009年 11月号 Autumn Vol.10
一迅社
2009.9.18
880円

★★★★☆

 今号も「ゆるゆり」のページ数たっぷり。季刊ゆるゆり状態?
 「flower*flower」が休載で石見翔子ファンとしては寂しい『S』でした。

 抜粋で各話の感想を。

 「POOL」はVol.6で「The Nightmare after school」でホラーを描いていた直江まりも。豊富なアングルとポーズ、安定して高い画力。作者サイト(KP-LAND)を見るとカラーもうまい気がします。
 「極み! Cure me♥」はやっぱり今回も不思議なテンションのすこやか。なんだろう、この不条理感は。なぜそこで「おしり」なんだ。TOTOの回し者かもしれない。
 吉富昭仁の「ふたりとふたり」は展開速っ!という感じでした。最終回かと思うような展開なのに連載二回目。これから先どうなるのだろう。泥沼展開来るのかな。
 起承転結の承モードだったのが乙ひよりと倉田嘘。
 佳境にさしかかりつつある?「カシオペア・ドルチェ」。

 予告ページには『極上ドロップス』の三巻をはじめケータイコミックスが「一挙六作品発売」となっていて何が来るのか楽しみです。

 

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『脳科学のフロンティア 意識の謎 知能の謎』

脳科学のフロンティア 意識の謎 知能の謎
別冊日経サイエンス 166
2009.8.6
2000円

★★★☆☆

 脳科学の入門的な解説書かな、と思って買ってみたのですが『日経サイエンス』の脳科学関連記事を抜粋したものでした。八割方読んだことがあって新味という意味では失敗だったかも。中身をよく見て買うべきでした。

 目次を引用してみます。

  • 論争 意識はどのように生まれるのか
  • データを脳へダウンロード
  • 脳の活動時間を照らし出すオプトジェネティクス
  • なぜマジックにだまされるか
  • 新生ニューロンを生かすには
  • 学習と白質の意外な関係
  • 脳のしわが明かす謎
  • 知能遺伝子を探して
  • 自閉症の急増は本当か?
  • ダンスの神経科学
  • ALSの進行を抑える
  • 麻酔の科学
  • 偏頭痛の新薬を目指して
  • 味を強める調味料
  • ニコチン依存の新仮説
  • 信頼のホルモン オキシトシン
  • テストステロンは悪役か
  • PTSDという社会現象

『脳科学のフロンティア 意識の謎 知能の謎』もくじより

 個々の記事を読んでみれば「面白い」と思うのですが、一通り目を通し終えて「意識って何?」「知能って何?」「脳科学ってどんな学問?」と振り返ってみてもよくわからなかったりします。『日経サイエンス』の記事を集めたという性格上、当然かもしれませんが。最新の研究をダイジェストで紹介していく場ですし。
 内容的には「論争 意識はどのように生まれるのか」という記事が特に興味深く感じられました。「まだ何にもわかっていないんだ」というのが印象です。

 このジャンルの最新の知見を交えてまとめた本が読みたいなぁ。

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『敵は海賊・短篇版』神林長平

敵は海賊・短篇版
神林長平
ハヤカワ文庫JA
2009.8.30
630円

★★★☆☆

 タイトルの通り短篇集でした。「敵は海賊」「わが名はジュディ、文句あるか」「匋冥の神」「被書空間」の四編が収められていて「匋冥の神」のみ書き下ろしです。「敵は海賊」は『敵は海賊・海賊版』に収録されていた物の原型かな? 私は「匋冥の神」と「被書空間」が初読。

 若き日の匋冥が登場する「匋冥の神」。なるほどこれじゃあ匋冥はアプロに勝てないわけだ、と変な納得をしてしまいました。きっと匋冥は豪徳寺も気に入るに違いありません。

 「被書空間」は雪風とラテルチームの邂逅なのですが、敵海側の視点でさっくり語られるサービスエピソード的な感じ。いつも割を食うチーフ・バスター哀れ。ジンギスカン食べたい。

 ハヤカワ文庫の背丈が5mmほど伸びていて文庫ぎりぎり丈の書棚へ入れづらくなってしまいました。

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『カルボナードクラウン』東雲水生

カルボナードクラウン 1
東雲水生
双葉社
2009.8.12
630円

★★★☆☆

 『初恋姉妹』 で『百合姉妹』『百合姫』の柱のひとつとなっていた東雲水生の単行本。『百合姫』では最近はちょっとダークな味付けもある「猫目堂」シリーズを描いていてそちらも『百合心中~猫目堂ココロ譚』という単行本になっており、好感の持てる内容でした。
 今回の『カルボナードクラウン』はケータイ配信で連載していたものを単行本化したようです。ケータイではネットに触れないので私は連載の存在さえ知りませんでした。Amazonで『GIRL FRIENDS 3』を予約しようとしていた時に一緒に表示されて初めて気がつきました。

 まず何より絵柄が可愛い。純正少女漫画系統の絵柄が好きな身には嬉しくなってしまう雰囲気。ローティーン向け少女漫画誌にしっくりきそうな感じ……かな。

 ヒロインの通う学校は孤島の学園。全寮制の閉鎖環境。共学ではあるようなのですが、この舞台設定も少女漫画の王道です。そこに現れたのはスピネル王国の王子・王女である兄弟姉妹。ロイヤル物です。わがままなお姫様に振り回されてみたり、堅物の長男におろおろしたりとヒロインはてんてこまい。一巻の終盤近くまで「このまま普通の少女漫画なのかな?」と展開しつつそこはやっぱり東雲水生。百合ファンの期待に応えます。

 帯にある「王位を巡る陰謀を背景に」という惹句はまだまだほのかに匂わせている程度ですが、二巻は波乱の予感。

 ロイヤルファミリーの名が宝石で統一されていたり、ロリィタファッションのカタログ状態であったり、ちびきゃらが妙にはまっていたりと可愛い要素でいっぱいです。

 表紙は帯があるとぐっと引き締まって見えます。ネット書店だと帯がなかったりすることが多いので店頭買いがオススメ。
 は三つにするか四つにするか悩んだのですが、読者を選びそうな気がしたので三つに。けっしてアクの強い話ではないというか、むしろ王道的ストーリー・演出なのですが、刺激の強さや意外性を求める人には合わないだろうな、ということで。表紙絵に惹かれた人にはお勧めできると思います。絵柄が内容の雰囲気をよく出している作者だと思うので。
 主人公とお姫様との関係もまだプロローグって感じなので続巻に期待。あとがきによると二巻は「二年後……でしょうか」とあるので気長に待つことになりそう。

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招き猫@豪徳寺

20090909_01 宝くじ系の招き猫グッズはもはや定番? 後ろの細長い穴はなんだろうと少し悩んだのですが、宝くじを立てておくためのスタンドのようです。

20090909_02 正体不明のミニサイズ二つ。右側のは豆雛……かな? 左側のは龍の鈴? 2cm弱くらいの大きさだと思います。

20090909_03 九月に入ったばかりなのに落ち葉がちらほら。
 お彼岸etcの仏教の行事があるとごそっと奉納所の招き猫が増えるようです。

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『ラヴィン・ザ・キューブ』森深紅

ラヴィン・ザ・キューブ
森深紅
角川春樹事務所
2009.2.1
1470円

★★★☆☆

 第9回小松左京賞受賞作品。二月に刊行されていたものですが遅ればせながら読了しました。

 印象が薄かった。

 第10回の日本SF新人賞の二作『黒十字サナトリウム』『宇宙細胞』が共に印象の強い作品であったこともあってかアクの薄さみたいなものを感じました。

 主人公・依奈はロボットメーカーに勤務する敏腕ビジネス・ウーマン。移動を命じられた先はヒューマノイドの開発チームであったのだが、そこでロボット開発に従事する人々は破天荒な規格外ればかり。新たに立ち上がった仕事もまた一風変わっていた……。

 という話で名作『プロジェクト・ゼロ』を思い出しもする工業系の企業小説でした。陰謀劇もあったりするのですが、淡々と展開していて何を伝えたい物語であったのかピンと来なかった印象です。たぶん中心にあったのは割とハードな感じの「アンドロイド萌え」なのですが、私の方にうまく読み取る感性がなかったかも。
 タイトルは投稿時の『エスバレー・ポワンソン・プティタ』の方が終盤の展開には沿っていたかも。

★ ★ ★

 昨日、第10回小松左京賞の結果が発表され、該当作なし、のまま賞自体が休止となりました。残念。

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