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『百合姫Wildrose Vol.4』

百合姫Wildrose 4
一迅社百合姫コミックス
2009.12.18
890円

★★★☆☆

 百合姫陣営のえっち系アンソロジー『Wildrose』の四巻目。なんだかんだいいつつ毎号買ってたり。今回は秋山こいと、井波はじめの二人が百合姫関連では初お目見えかな? 性描写がある、というかメインなのでその手のものに免疫のある人向け。

「あたためますか」秋山こいと

 自主的な補習で居残りをした委員長とつらら。肉まん(カレーまん)をネタにおもしろおかしく盛り上がります。つららがなぜか長老喋り。BLをメインに描いている人のようですが、サイトの男性イラストとはかなり雰囲気が違いました。

「あのコだけには秘密のコト。」井波はじめ

 ボーイッシュでそっけない晶とアイドルタイプの泉深。泉深はイズミの読みでいいのかな。この作者もBL畑からの参入のようです。pixivなどを見ると男性キャラはシャープな顔立ちでGLのWildroseでは印象もかなり違います。

「私の彼女」三国ハヂメ

 先日、同じ作者の成年コミック『百合色螺旋』を買ってみたのですがWildroseではえっち描写があっても行為そのものよりも二人の関係を描いていて「エロと言ってもけっこう差がある」と思ったのでした。百合姫本誌読者にはWildrose的なエロの方が断然楽しめる気がします。

「聖夜のアガペー」森島明子

 ミッション校を舞台にしたらしい二人の話。クリスマスのミサの後に聖堂に居残ったのだけれど「天使のような愛香を犯します」と強引に迫るリズ。森島明子はこういうシチュも描けるのか、とちょっと意外だったかも。後ろ手緊縛萌え。

「私たちのミライ計画」南崎いく

 ペットショップのトリマーと女子高生の話。キス止まりの関係にやきもきする主人公。この作者の話はストレートにどーんとぶつかるキャラが気持ちいいです。ちょっと粗忽者というか乱暴者属性があるのも好き。

「愛羅武勇マイガール」高橋依摘

 わは。一迅社モバイルのシリーズで万葉百合を描いていた人の暴走仮名タイトル。最近の百合姫は本誌ともども懐ネタに振ってきますね。族の悪行やら卒業リンチやらが妙に可愛くアレンジしてあったりしてポップというかギャグというかのノリも楽しい。

「シュガーコンプレックス」青木光恵

 少女漫画に付きもののダイエット話。キメの一言で思わず噴いた。作者らしいざっくばらんな雰囲気。

「花の刺繍 蜜の針」柚葉せいろ

 掲載を重ねるごとにうまくなってるし、百合姫本誌に初登場したときのあの独特の雰囲気も保っていて応援したくなる感じ。少女らしい幼さの残る緊張した身体のラインの雰囲気が出てて好感触。百合姫本誌でもまた読みたいな。

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