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『Uボート戦士列伝―激戦を生き抜いた21人の証言』メラニー・ウィギンズ

Uボート戦士列伝―激戦を生き抜いた21人の証言
著:メラニー・ウィギンズ 訳:並木均
早川書房
2007.4.25
1995円

★★★★☆

 第一次世界大戦のUボートについて調べたかったのですが適当な本が見つからず、図書館にあったこの本を手に取ってみました。有名無名とりまぜて21人のUボート乗りの――艦長が大半だけれど一兵卒によるものも含めた第二次大戦の記録です。バルト海、大西洋、地中海、アフリカ周辺、インド洋。対艦戦闘ばかりでなく、同盟国であった日本との関わりや捕虜となったUボートのエース艦長を脱走させようとする作戦、あるいは捕虜生活について綴ったものなどUボート乗員の様々な体験を記録しています。必ずしもドラマチックではありませんし、時には退屈な話もありますが、ドイツの潜水艦乗りが次第に傾いていく戦況の中でどう戦ってきたのかを知ることができる本でした。緒戦は“海の狼”であったUボートも最後には狩られる側に回り、東部戦線でソ連が大反攻に転じて以降は難民輸送船にまでなる始末。さらにはドイツの敗北に直面しての自沈や投降。
 面白い、というような種類の本ではないけれどドキュメンタリとして多彩な声を集めた良い本であるように思います。

 第一次大戦当時のUボート戦についても知りたいのだけれど、どんな資料からあたれば良いのだろう。『Uボート総覧』という本があるようなので次はこれに当たってみよう。

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