« 『せいなるめぐみ』第1巻 荒井チェリー | トップページ | 『大学論 いかに教え、いかに学ぶか』大塚英志 »

『楽園 Le Paradis』Tome3

楽園Le Paradis 第3号
白泉社
2010.6.30
780円

★★★☆☆

 百合漫画で活躍している顔ぶれがけっこういるらしい、ということで買ってみました。「楽園」。買った帰りに喫茶店で開いたのですが、う……。冒頭からベッドシーン。これはちょっと外では読みづらいぞ。
 Amazonの画像では帯がないので足フェチな感じ丸出しなものの、店頭では帯があって割と普通の入浴構図に見えます。

 印象に残ったものをピックアップ。百合誌ではないので明示的に「百合」と書いてあるもの意外はヘテロです。
 水谷フーカ「14歳の恋」。今回一番気に入りました。この人の話はどれを読んでもシナリオというか構成というか、お話の作りがぴしっと決まっている感じがしてイイ。絵柄も好み。七月末にコミック単行本も出るようです。楽しみ。
 沙村広明「楽園バースデー」。なるほど沙村だ。でもこれ帯にある「恋愛系コミック」?とは思ったのでした。『ハルシオン・ランチ』系の不条理な感じ。
 林家志弦「思春期生命体ベガ」。ウルトラマン系の設定なのだけど百合というか、え~と、ガチ百合。さすがのパワー。
 竹宮ジン「想いの欠片」。3pieceと添えられていたのは連作短編の三作目なのかな? 話自体は独立した読み切りのようてでした。ともにゲイの少年と少女の友情話。
 かずまこを「ディアティア」。丘ミキ展開しそうなキャラ配置と思えてしまったのは百合脳のせい。
 売野機子「同窓生代行」。絵柄、話ともに好み。『薔薇だって書けるよ』という単行本がある模様。探してみよう。

 冒頭でも触れましたが裸やベッドシーンが目立つ割に青年誌みたいに男性読者を釣ろうって感じでもないし、何のためにあるのだろう、と思った部分も。この号だけだと雑誌カラーがよくわからなかったです。固定読者を持つ強力な作家を色々な方向から集めて、それぞれの読者層に作家を売り込んでいく役割なのかな?

|

« 『せいなるめぐみ』第1巻 荒井チェリー | トップページ | 『大学論 いかに教え、いかに学ぶか』大塚英志 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。