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『コミック百合姫』vol.21 2010 SUMMER

コミック百合姫 2010年9月号 SUMMER vol.21
一迅社
2010.7.17
880円

★★★★☆

表紙 タカハシマコ

 この表紙、A0版のポスターで欲しいぃぃぃ。

ピンナップ&特集 青い花/志村貴子

 『青い花』一巻の表紙を思い出させるあーちゃん+ふみの背中合せ構図。表紙のタカハシマコもそうだけどカラーインク?透明水彩?のもよもよした滲み大好き。インタビューは百合専門誌としては出遅れた気もする。

レンアイ女子課 Vol.4 透明な未来 森島明子

 うわー。せつねー。そして姫乃さんは肉食というか猛獣系ハンター。ばきゅ〜ん。

私と彼女。 みなみ遥

 Wildroseでの印象のせいかカラーイラストのイメージとは少し違ったプレーンなお話。

星とつばくろ 田仲みのる

 上京してしまう友人を見送る主人公。白秋の詩のシーンいいなぁ。繋がる次のページでセリフ抜きのモノローグになっている部分、最高に素敵だ。酔っ払いおやじみたいな絡み方とのコントラストもイイ。冒頭から回顧シーンへの繋ぎが最初理解できなくてちょっと戸惑ったけど落ち着いて読めば問題なし。今号のMVP。

ゆりゆり case★3 志保と佳奈子の場合 なもり

 『百合姫S』でのギャグの印象が強い作者ですが、こちらではとてもプレーンな雰囲気。今回のみなみ遥となもりは百合漫画初挑戦の人にも違和感ないんじゃないかな。

love★aroma 竹宮ジン

 表情のあまりでない淡々とした主人公と臨時教諭の香りをキーにしたお話。香りを題材にした話は好きだ。

リナリアの憂鬱 〜猫目堂ココロ譚〜 東雲水生

 猫目堂シリーズは割と含みを持たせて読者側に判断をゆだねる話が多かったのだけれど、今回のはかっちり腑に落ちるストーリー。猫目堂の主にもスポットが当たってきてる感じ。どうまとめるのか楽しみ。

パーラーゆりひめ本店 ORDER 07 藤生

 な、なんていけない小学生の姪っ子なんだ……。

恋愛遺伝子XX 第5話 影木栄貴×蔵王大志

 少年ジャンプのような見事な引っ張り方。今回はチャンバライベントでした。キーワード“エトワール”の解説は次回以降へ持ち越しっぽい。

百合ヒストリーアーカイブ

明治・大正期の「エス」から現在の百合の状況までを年表化。せっかくの内容なのに柄背景+文字が小さく読み取りづらい。

編集長インタビュー

 『百合姫』の今後についてのストレートな方針表明。書籍デジタル化の波については触れていなかったけれど意識はしているのだろうなー。そして伊藤計劃の『ハーモニー』を百合姫誌上でコミック化だそうです。確かにあれは百合なのだろうけれど百合姫の読者には「えええ」と言われてしまいそうなストーリーの気が。

さよならフォークロワ 最終回 かずまこを

 反省室送りになった高瀬。そこで見つけた手紙。うんうん。やっぱり伝統的な女子高には反省室がないとね。曰く付きの。単行本で一息に読むと印象が変わりそう。

それが君になる 袴田めら

 見事に引っ張ったとこで終わってます。って引っ張ったまま「結末はコミックスで!」。コミックス十月かー。

妄想HONEY 三国ハヂメ

 脳みそナメクジ……ってハインラインの『人形つかい』かっ。という冒頭から前回の後始末なんだけどさらに泥沼を招くトラブルメーカー主人公。

ときめき★もののけ女学園 南国ばなな

 久々にくだんのハラミ登場。わーん。これも「結末はコミックスで!」だ。こっちは8月だから次号より早いけど。

ランチボックス 青木光恵

 vol.20の食育カプ再登場。豹柄でうひょー。

恋文未満 四ツ原フリコ

 三年生の頭をパイナップルのように引っ張り回す演劇部の新星一年生。やるな。さすが四ツ原フリコ。

 付録小冊子には『百合姉妹』vol.3以来の紺野キタが。次号予告にも名前があってファン的にはとても嬉しい。テクノサマタも久々。
 紅蓮紀は今号お休み。次号もかな。飴色紅茶館も載っていなくて寂しい。コミックスは山ほど出て読む物に困らないけど。
 『ナイフエッジガール』と『ヒメコイ』の販促漫画各4Pずつも読み物としても楽しかった。
 vol.22は11月18日予定って、あれ? なんか遠い? あ、『S』の最終号から数えて隔月にセットしたのか。

 今号に掲載されていた百合姫コミック大賞の結果は受賞者一覧記事に追加してあります。

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