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『コミック百合姫』2011年3月号

コミック百合姫 2011年 03月号
一迅社
880円
2011.1.18

★★★★☆

 伊藤計劃『ハーモニー』のコミカライズがまたもや延期。わ〜ん。楽しみにしてたのに。バックナンバー収納ケースとか、オンラインコンテンツ情報とか、今号で詳細が明らかになるはずだったものが不明のままだったりも。と、残念な部分もあったけれど第3回百合姫コミック大賞の受賞作も一挙に掲載されたり、百合男子が想像以上にインパクトがあったりと内容には満足。以下、個別に短く感想。

表紙 深見真×カズアキ

 およよ。前回の続きが来るのかと思っていたら別キャラの話。オムニバス形式で毎号違う組み合わせの話が来るのかな? ん〜。いやいや、一話のあのキャラが今回の話のあのキャラかもしれない。などと想像を巡らせながら以下次号。

目次ページイラスト 百乃モト

 透け透けペーパーに印刷をして部分的に後ろのイラストが見えるようになっている目次は前号と同じスタイル。透けた部分からは裸っぽく見えるけど……目次を繰ってイラストページを見てみたら、ありゃ? むふー。百乃モトは作家本人サイトに掲示されてるイラストも素敵です。

巻頭特集 百合ソムリエになろう

 前号の特集に続いてネタ系記事。楽しいけど対象読者は誰なんだ〜という気も。トーンはネタっぽいけれど周囲に何かをお勧めする方法をまじめに提案してもいるわけで、編集部の「HUB読者になっておくれ〜」という心の叫びが聞こえるよう。
 ワタシ的には誰かをオススメ趣味に染めたいならば「向いている人」を探すしかないと思うな〜。

わっかはねはね 田仲みのる

 主人公の元に押しかけて来た困った旧友。田仲みのるは“困ったキャラ”得意だな。

ふ〜ふ 源久也

 恥ずかしい空気にも慣れてきたぞ。でもやっぱり読んでて恥ずかしくなるのはなぜなんだ。

スワコさんと宇宙旅行 さかもと麻乃

 タイトルと扉ページでSF?と思いきや、日常もの。主人公の恋人・スワコさんは旦那持ち。百合漫画では割と敬遠されそうな不倫?キャラなのだけれど、ああこういう人いるよな〜という憎めないキャラ。

レンアイ♥女子課 森島明子

 悪夢を見たときに「大丈夫」と抱きしめて起こしてくれる恋人ってどんな王子様だよぅ。くそう。咲はカッコ良過ぎ>< 回数のカウントとかさらりとエロス滲んでるし。それでも咲とアリスにはまだもう一山越えなければいけない課題がある気がする。前回と今回はその山を少しぶつかり、切り崩していってて、もう一息くらいのとこ?
 咲の前カノ・黄実ちゃんの職業が漫画家と判明しましたが、もしかして仕事忙しくなって恋愛が面倒になってしまったモデルというのは作者自身だったは……しないか。

猫目堂ココロ譚 心路戀情前編 東雲水生

 今回は双子エピ。東雲水生の絵で双子キャラとか可愛過ぎる。生まれたときから切ったことのない髪。ああ、高校の時そういう子、いた。背中で髪の毛の束、かせにしてたっけ。そして終盤の気配。

himecafe(読者投稿コーナー)

 リニューアル前より読者からの手紙が充実してる気がする。

ヒメレコ(編集者コラム)

 実質、漫画・小説・映画のお勧めコーナー。捜索本リストに追加して探してみているけれど入手難のものもあったり。でもアタリが多い気がする。

きみわたし ロクロイチ

 描きおろしとWildroseですっかりおなじみの気がしていたのだけれど、百合姫本誌は初登場。出会いはビアン・バーかな? 破れた片恋同士が出会って体の関係に。一年が過ぎてみると——、というお話。出会いから身の上話に至るまでの状況が初読ではちょっと混乱したものの、落ち着いて読んでみると納得の素敵な話なのでした。

くちびるに透けたオレンジ ロクロイチ

 『くちびるに透けたオレンジ』単行本からの切り出し紹介。

ゆるゆり なもり

 今回は百合度高かった。周囲に比べると控えめだけど。絵柄も可愛らしさ満点だし一般向けでヒットしそうな要素は「ゆるゆり」が一番だなー。

オセロ —後編— 乙ひより

 himecafeの作者コメントコーナーによると体調を崩して作画が不完全だったそうです。うう。もったいない。乙ひよりの単行本は必ず買うのでそちらでのフォローが楽しみではあるけれど。

現の愛しい人 竹宮ジン

 那奈の憧れる陽子の姉・月子、陽子が片思いする那奈と三角関係未満の一方通行の感情。シリーズ読切の第2弾となっているけれどこのメンバーの周辺で話が続いていくのかな。月子姉にも何かありそう。

百合男子 倉田嘘

 巻中カラーの上に題字には金特色と力の入りまくっている新連載。本編も軽量コート紙で印刷が映えてます。内容も面白い! タイトル通り百合好きの男子が主役で、少女たちは脇役的ですがこういう漫画は百合姫がやらねばどこがやる!とも思うのでノープロブレム、いや、ウェルカム。エロ本よりも恥ずかしい百合姫とか大笑い。『つぼみ』『ひらり、』とライバルも軌道に乗ってきているけどこういう話をばーんと出して来るあたりが先頭を走っている『百合姫』らしくもあります。頑張れ倉田嘘!

あまいゆびさき 宮木あや子

 『雨の塔』の宮木あや子の小説。今回の登場人物たちは挑発であるかのように幼女二人。しかもエロいというか色っぽい。うはー。次号にも宮木あや子は載るみたいで嬉しい。

ジュリエット×ジュリエット おいもと次郎

 第3回百合姫コミック大賞翡翠賞作の掲載。詰め込んだ感じが微妙に説明的で読みにくいかな? まだまだ面白くなりそうな作風。

ココロペンダント 黒霧操

 こちらは第3回百合姫コミック大賞翡翠賞作。絵柄的にはタカハシマコや東雲水生よりの純正少女漫画系。お話も『なかよし』系のままステップアップした感じ。

リバーサル 井村瑛

 こちらは第4回百合姫コミック大賞紫水晶賞。デリヘル嬢として働きはじめた少女の話。絵柄が独特。百合姫では受けが悪いかもしれないけれどこの人は力ありそう、と検索してみたらIKKIやモーニングにも掲載されていた模様。納得。

黒子のコイゴコロ ねこ太

 ペンネームに覚えがあると思ったら第1回百合姫コミック大賞で翡翠賞を取っていた人。なぜ黒子なのか。まさか泣き黒子ぼくろがあるから、とかじゃないだろうな〜。ダジャレ一族の血を感じる……。

むげんのみなもに 高崎ゆうき

 時間の流れのおかしな少女・みなも視点での今回のお話。うわー。次回どうなるんだ、という引きで「つづく」。

いばらの泪 リカチ

 リカチの新刊『いばらの泪』からの抜粋。大きなサイズで見られて嬉しい半面、単行本も同時に買った身としては悔しい気も〜。

 今回おやすみだった「恋愛遺伝子XX」は次号で載るようで楽しみ。テクノサマタのは前号でTo be continuedになってたけど次号予告にもナシ。続き、読みたいぞ。古街キッカもリニューアルから載っていないけど読みたい。予告になかった「ハーモニー」どうなるんだーっ。

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