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2011年8月の10件の記事

BootcampのWindowsXPでApple Wireless Keyboardが認識しない現象について

 Mac miniを使い始めて以来懸案であった、Bootcamp+WindowsXPでのApple Wireless Keyboardが認識しないという問題を解決できました。とても簡単でした。

現象

 BootcampのWinXP上でApple Wireless Keyboardを認識させようとしても「パスキーの入力」画面が一瞬で消えてしまいパスキーを登録できず、Bluetoothキーボードを登録できずにいた。その際「Bluetoothデバイス」の一覧に表示されているBTキーボードの「プロパティ」を開いて「サービス」タブの「□キーボード、マウス、その他用ドライバ(HID)」にチェックが入っておらず、チェックを入れようとしても「アクセスが拒否されました」とエラーメッセージ出る。Bluetoothキーボードは認識されない。

対策
  1. コントロールパネル→「管理ツール」→「サービス」
  2. 「Bluetooth Support Service」
  3. 「ログオン」
  4. 「ローカルシステムアカウント」にチェック
  5. 「OK」で再起動
  6. 再度BTキーボードの登録
  7. 「Bluetoothデバイス」の一覧を表示し、BTキーボードの「プロパティ」→「サービス」→「□キーボード、マウス、その他用ドライバ(HID)」にチェックを入れる

 こんだけ。

 「bluetoothサービスエラー」「アクセスが拒否されました」で検索してみたら(BT機器全般)同様の現象に悩まされた人が多数いらしたようで対策が判明しました。WindowsXP SP3からの現象のようです。エラーメッセージで検索してみるという基本を忘れていたために、時間をずいぶん無駄にしました。悔しい。

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『ひらり、』Vol.5

ひらり、 Vol.5
新書館
2011.8.25
★★★★☆

 『ひらり、』はしっかりした“らしさ”があるのが良いと思う。場違いな感じのする作品がなくて、明確。連作はあるけれど連載はない印象で、途中から読みはじめても問題ない。今号も、きちんと『ひらり、』な『ひらり、』でした。

表紙 松本花

 レース襟の襦袢……じゃなくて飾り襟、可愛い。足がかなり痛そうなことになってますが、これはもうおんぶで帰るしかないよね。

扉絵 高嶋ひろみ

 加瀬さんシリーズのカラーイラスト。いかにもキニシナイ感じのキャラの無防備感。

さようならむつきちゃん 磯谷友紀

 命名。うぶ毛百合。こういうアプローチがあるとは思わなかった。奇想アイデアでもなく突飛なノリでもなく。

さろめりっく 袴田めら

 袴田めらは『百合姫』に描いていた時よりも『ひらり、』の方がしっくりくる気がする。転入先のクラスに溶け込むことができたさろめ。溶け込むための手助けをしてくれたひかり。さろめにとっては当たり前のように“一番”のひかりなのだけれど……と小さなズレを感じはじめて。

先生は思春期 大沢あまね

 『図書室の姫ちゃん』『下着屋の娘』と「おっ」と思うお話を載せてきた作者。今回も良かった。何が良かったのだろう。よくわからないけど、心をつかむ何かがある気がする。

ふたりの卒業式 平尾アウリ

 ファンタジーだなぁ、という読み方もできるし、ある種の人のハートにナイフを突き込んでいるような気もする。Vol.2では小説イラストを描いていて漫画での『ひらり、』登場ははじめてかな。

ラブソングと加瀬さん。 高嶋ひろみ

 爽やかというか元気な加瀬さんにぐいぐい引っ張られていく感じのシリーズ。今回は山田のお気に入りの曲をキーにお話が展開。

お姉様のきもち 王嶋環

 この作家さんは初めて読んだ気がする。マリみて的な“お姉様”をネタにしつつもぐっとサムピースを送りたくなるナイスな締めの四コマ。

ソプラノ・フォルテシモ 吉田丸悠

 歌手志望のレイカと天性の歌声の持ち主五百森いおもり。五百森とぶつからずにはいられないレイカなのだけれど……というライバルたちのお話。少女同士のライバルっていーなー。

ふわふわのきもち ささだあすか

 引っ込み思案で料理部唯一の一年生の主人公。快活な上級生は眩しすぎてちょっと苦手だったのけれど——。このほのぼの感、いい。

みみみこのこ 遠田志帆

 昨年一年『ひらり、』の表紙を飾った遠田志帆の四コマ漫画、第二弾。みみみこは設定が色々あるっぽい。濃い雰囲気のイラストとはまた違う遠田志帆ワールドなのだなぁ。

一日白紙 未幡

 人間関係についての悩みという高校生らしいテーマの話。中高生時代にこういう悩みを抱えていた人は多いと思うのです。渦中にある子にはちょっと読むのが痛いかもしれない。でも共感できるんじゃないかな、などと学生時代を遠く振り返る身には思えるのでした。

私の王子様 犬丸

 王子様テーマだけど、今回のこれは文科系クラブの面白さを紹介した話に思えたのでした。こーゆー人、いるいる!みたいな。

ツバキ准教授の門限 ふかさくえみ

 これは意外な一編でした。主人公の准教授にはなぜか厳しい門限が。生徒の一人がそんな准教授に関心を持つのだけれど、あれれ? 予想外の設定が。いや、読者をびっくりさせようというシカケではないと思うのだけど作風と掲載誌的に意外でした。しかしイロイロってなんだ……。

ピンクラッシュ TONO

 相変わらずサナはひどいアイドルです。TONOのお話は始まって少し経ってからぐぐっとテーマが見えて?生まれて?きたりする気がするのですが、このピンクラッシュもアイドルという設定と百合モノという要素とがうまく噛み合いだした気がします。

under one roof #3 藤生

 うぉ〜。短かった。『百合姫』から移ってきたエッセイ「parlor」と合わせても8ページ。もっと読みたい〜。

箱庭コスモス 桑田乃梨子

 ふしぎ研究会が初めて本格的な活動を!

木陰にて 橋本みつる

 時系列や視点が行き交うためか最初はちょっとわかりづらかった。集中して読むと、ぐっと来る話でした。橋本みつるの描く少女は体のラインに妙に肉感的なところがあって目を引き付けられます。

シュガースポット 茉崎ミユキ

 Vol.1以来かな? ビワとバナナと。ルームシェアの二人の日常の中のワンシーン。

だってあのこ、ばかだもの 文:木原音瀬 イラスト:古張乃莉

 『ひらり、』に載る小説は不思議だ。マリみてみたいでもないし、吉屋信子みたいでもないし。らぶらぶ甘々のライトノベル風でもない。今回も少し尖った感じの読み心地で「え〜、このまま話が進んで平気なの?」と思いつつなるほどの落着点。漫画ほどは『ひらり、』風を感じないのだけれど、たぶん百合小説自体がまだジャンルとして成立していなくてマリみてとアニメのりのラノベしかなくて、手探りなのだろうなと思ったのでした。次号も小説載るのかな。どんな話が来るのだろう。

 そして次号予告に紺野キタの名前が。楽しみっ。

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コミPo!漫画「シルバーハライド」第01話

 “絵を描かなくてもポッとマンガがつくれちゃう!”コミPo!でストーリー漫画を作ってみました。高校写真部を舞台にしたお話で、第一話は入部篇です。

 35ページ。特徴は自作3Dアイテム約30種を投入した物量作戦です。市販素材集や無料素材サイトの2D素材も積極的に利用してみました。上ウィンドウでは一ページ表示だけど、「+」ボタンで最大化すると見開き表示になると思います。

 デジタルカメラの普及ですでに暗室を持たない写真部が増えているのかもしれません。そんな時代ですが、このお話の写真部は昔ながらの銀塩写真silver halideを扱います。
 白黒写真。すでにプリントを見たことのある人さえ少数派ではないでしょうか。現役の高校生では“写ルンです”以外のフィルムカメラに触れたことのない人も多いかと思います。もしかすると“写ルンです”さえ知らないのが多数派かも……。
 というわけで、モノクロ写真を撮って現像するような部活は逆に新鮮かもしれない!と漫画にしてみました。

アナログの魅力、見せてあげる。

 アオリをつけるならこんな感じかな。

 作中で使用した自作アイテムはコミPo! 3Dアイテムライブラリで公開中。e3paperもえコミPo!でも配布させてもらっています。

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『ななめの音楽Ⅱ』川原由美子

ななめの音楽Ⅱ
川原由美子
朝日新聞出版社眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
2011.8.19
★★★★☆

 は限りなく五つに近い四つ。Ⅰ巻とⅡ巻通じての印象です。

 『ななめの音楽Ⅰ』では主人公こゆるが光子に魅せられて飛行機レースへと参加したところまでを描き、あちこちに散りばめられた「ななめの音楽」というキーワードの正体がいよいよ明かされる、という段階になってⅡ巻へと引き継ぎました。Ⅱ巻は執事のラウラと光子の出会いを振り返るエピソードから始まり、光子の空とこゆるの空、あるいはまな希の空を示します。空へ向かう人々の背中に翼を幻視するこゆる。過去。連合軍の圧倒的な爆撃隊を迎撃する夜間戦闘機。雲を赤く染めた街を焼尽す炎。現実と過去が渾然となった光子の空に同行するこゆるの目が捉えたのは……。

 少しばかり要領を得ない紹介となったあらすじですが、これは実際に読んで確かめて欲しいところ。ネタバレもしたくないのでこれ以上ストーリーには触れないままにします。

 百合漫画の紹介の多いブログなので、この記事を読まれている方には百合漫画ファンも多いかもしれません。こゆると光子、二人の少女が空に向かう話ということで百合漫画好きにも楽しめるのではないかと思います。いちゃいちゃしたり、らぶらぶだったり、ほのぼのしたりといった萌え要素はなく、ハードな航空ロマンのお話ではありますが、現実よりも真実を見てしまう少女の視線で描かれた大空は幻想的で、少女小説に源流を持つ百合小説や百合漫画と共通のエッセンスを含んでいるように思います。川原由美子の絵で表現されているということもあって幻想的な空気との親和性もとても高い。
 一方で『観用少女』や『前略・ミルクハウス』とは明らかに違う感性——演出で作られてもいて読者を少しばかり突き放したアプローチに思えます。でも、私はこの川原由美子が好きです。

 航空機ファン——特に大戦機好きにも楽しいのはⅠ巻の感想で紹介した通り。Ⅱ巻末では登場した航空機の解説ページも付されていて作中での位置づけがより興味深くなるのではないかと思います。謎のHe299Bは、明記はされていませんが架空の機体だったのだろう、と思いました。ベースとなったHe219との比較図もあり、全備重量がHe219比半減という設定におののきました。これはFw190Dより強力な縦の機動性を持ってしまうかも。計画が実在したらしいHe319やHe419ではなくHe299というコードを与えたのは純夜間戦闘機の発展型という意味なのかな。

 キーワードとなる「ななめの音楽SHRÄGE MUSIK」については、航空機ファンには予備知識のある人も多かったかもしれませんが、知識の有無に関わらずに楽しめるエピソードが用意されているので心配ご無用。まな希が歌った「ななめの音楽」がどんな曲であったのか気になるところです。

 久しぶりの川原由美子の新刊、夢中で読んでしまいました。好きな要素がいっぱいで楽しかった。傑作だと思います。

 こゆると光子のお話でなくても良いので、いつか火星の空を飛ぶ飛行機の話を読みたいな。

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『百合男子 1』倉田嘘

百合男子
倉田嘘
一迅社IDコミックス 百合姫コミックス
2011.8.18
★★★★☆

 タグで「百合」と「コミックの感想」をつけたけれど、百合に分類してよいのだろうか、とふと思った。でも、これは百合漫画というジャンルの中の最右翼であるのとも思うのです。

 主人公の啓介は百合漫画好きのイケメン高校生。男でありながら百合が大好物であることにジレンマを感じつつも、愛する百合漫画に百合カップルに熱くならずにはいられない。男性である作者だからこそ?の私小説的百合漫画。
 主人公はかけらも百合じゃないけど。

 お・も・し・ろ・い。

 これは百合男子(女性同性愛テーマ創作物好きの男性)の生態を描いた漫画、ということになるのかもしれませんが多分に「百合漫画って何?」という部分にアプローチしているジャンル考察漫画でもあるはずです。BLでは昔から「なぜ少女たちがゲイ小説・ゲイ漫画を楽しむのか」という視点が作品化されていましたが、百合でもようやくそのアプローチを取る作品が出てきたことになります。しかも、単に男女の立場を入れ替えただけではないのがBLと百合の関係。百合ジャンルの今がここにある!
 こういうの、待ってました。

 『百合姫』誌での連載でも楽しんできましたが、単行本になって読み直しても面白かった。連載分の三話+「ゆるゆり」特集誌増刊への寄稿分+描き下し。加えて巻末の熱いあとがきと『百合姫』編集長との対談録。カバーに細工があったりと単行本ならではの良さもいっぱい。
 しかし、しかしですね。著者の自画像としてTwitterアイコンetcを可愛らしく飾っていたウサギキャラにYシャツのリアル系ボディをつけるのは怖いです、嘘先生。

 絵柄は記事トップのAmazonの画像の通りシャープなBL風タッチ。女子も登場しますし、百合的シーンもばっちりあるものの、ストーリーの中心はあくまでも百合男子の啓介。第三話の同人誌イベント回などは見事なまでに男祭りが展開されています。これが百合漫画専門誌に連載されている衝撃……は一般誌専門の読者には理解しづらいかもしれません。
 作者は建築系のお仕事との二足のわらじだそうで背景に登場する建物の緻密で美しいこと。トラスの組まれたイベント会場シーンは描いてるところを想像するだけで気が遠くなります。すごい。

 さて。この漫画をどんな人に勧めると良い反応が返ってくるか、と考えると。
 BL漫画ファンの半分くらいは違和感なく楽しめてしまいそう。男性コミックファンのかなり広い層は何これオモシレーとネタ的に接しながらハマれそうな気がします。逆に拒否感を示しそうなのが百合オタを自認する層の一部。『百合男子』作中でも取り上げられている2ch漫画板の百合漫画総合スレでは漫画そのままにアレルギー症状を露呈している人もいるようです。掲載誌でも拒絶症状を呈しそうな読者を想定してか多少悪ノリ的な鬼子扱い。

 今アニメが放映されている『ゆるゆり』が『百合姫』の柱なのかもしれませんが、商業百合漫画というジャンルを開拓し、定着させてきた『百合姫』(『百合姉妹』)の百合ジャンル最前線で旗手となっているのが『百合男子』であると思います。

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『つぼみ』Vol.13

つぼみ VOL.13
芳文社まんがタイムKRコミックス GLシリーズ
2011.8.11
★★★★☆

 感想、いきます。

表紙 森永みるく

 「秘密のレシピ」との連動表紙。これ、大きなサイズのポスターで欲しい。オンデマンド印刷の通販とかしてくれないだろうか。表紙カバー下のラフ?にも森永みるくの絵があるけど、これは没表紙案だったのかな。タコの絵とか謎シチュだ。

扉絵 八神健

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー。今回はイラストだけど漫画でも来るのかな?

ひみつのレシピ 森永みるく

 ペンションでの優雅な合宿で部長を籠絡しようと楽しみにしていた若槻ピリ…。現地に到着してみるとオシャレなペンションのはずがおおらかな民宿と一ページ目からハプニング。『GIRL FRIENDS』よりもギャグ寄り展開の「ひみつのレシピ」だけれど、若槻が発情→恋する乙女へと切り替わってからもうキュンキュン展開。でもやっぱりギャグアプローチはばっちりで今号でも百合漫画らしくない?阿鼻叫喚シーンが。

ロンリーウルフ・ロンリーシープ 水谷フーカ

 前回、強烈な引きのあるシーンで終わったこともあって待ち遠しかった今回はなんと最終回。小さい伊万里さんはカッコイイな〜。これは単行本で一気に読む人と、連載を追っかけていた人とでは印象が違う話になりそう。タイトルの狼さんはいったい誰だったのでしょう、という話になった気がします。

星川銀座四丁目 玄鉄絢

 塾の先生たちのお話は今回で一区切りの模様。なるへそー。そういう関係を維持している二人ってことだったのか。本家ペアのお話に戻って……大笑い。1、2、3、だーっ。そして今回は二部構成。新キャラ登場、かな?

キャンディ 鈴木有布子

 女の戦いが熱い! 悪役ちゃんも憎めないな〜。そして何より絵柄が好き。

総合タワーリシチ あらた伊里

 タイトルはロシア語のтоварищからかな? スラブ系の他の言葉かも。対決型学習漫画らしい第一話でコロコロコミックに載ってそうな熱い感じ。こちらも二部構成でメインストーリー?と番外編の組み合わせ。ギャグ漫画ノリで勢いが楽しい。これ、長期連載&アニメ化が狙えそう。

prism 東山翔

 #3.5ということで8ページ。ふと思い浮かんだのが十二国記の景麒のセリフ。「にゃ……にゃあ」ってなんだ〜、くそぅ、可愛いぞ。そしてこちらも番外編付の二部構成。前回の眼鏡ちゃんの小エピソード。でもね眼鏡ちゃん、いきなり「カーミラ」でお勉強は濃過ぎると思うんだ。

ネガポジ 天王寺キツネ

 盗撮系写真マニア女子が主人公の写真漫画後編。ヒロインの甘露ちゃんも極端なキャラだったのでした。

トラにツバサ モロやん

 才能を意味する“ギフト”の説明から始まるストーリー。主人公には何やら秘密がありそうで……なんだけど、これ以上説明すると一話のネタバレになってしまうわけで。ぅぅぅ。

魚の見る夢 小川麻衣子

 Vol.11の続編。舞台は葛西臨海公園をモデルにしたのかな? 見覚えのある建物が。

花と星 鈴菌カリオ

 王子様の夢とは縁遠そうな主人公の王子様ドリーム……。『つぼみ』に増えてきたギャグ漫画路線は「花と星」が好調だからかな? 今回は急展開。

くらいもり、しろいみち 由田ちゆ

 今回は“承”の回かな。淡々と歩いて、喋って。次回はきっと“転”。

ガールズライド 磯本つよし

 今回はのんびりツーリング描写メイン。こういう淡々と乗り物を走らせる漫画、あまり見なくなったので二輪好きとしては嬉しい。夏場は陽に焼かれ、冬場は凍えて、季節を真っ先に実感する。いいなあ、ツーリング。舞台はどこだろう。食べ物からすると富士五湖近辺かな?

モノローグ・ラブ 縞野やえ

 最初にのった巨大化話の印象が強くて、以降に掲載されている普通の設定の話を見ると「日常的ないけるんだ」と変な感想を持ってしまったり。

しまいずむ 吉富昭仁

 のっぽ貞子とロリ子はレギュラー化するのかな。そしてなぜか黒部ダム。……吉富先生ならきっとやる。アレをやってくれる……はず。

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『Grils Love 〜strawberry milk shake〜』

20110812Girls Love -strawberry milk shake-
IDコミックス 百合姫コミックス
2011.7.18
★★★★☆

 「百合姫Wildrose」から「Girls Love」へとシリーズ名を変更したエロあり百合漫画アンソロジー第二弾。表紙の印象は今回もがらっと変わっていました。

 収録作は表紙:小鳩めばる、扉イラスト:夏目かつら、南崎いく、コダマナオコ、天野しゅにんた、三国ハヂメ、ピエール山本、丹羽香ゆあん、朝槻忍らの作品。朝槻忍は百合姫コミック大賞の人ですね。

 Wildroseシリーズや前回のGirls Loveが気に入った人には今回もアタリかと思います。好みだったのはコダマナオコとピエール山本。コダマナオコはコミカルでシンプルな萌え絵のスタンダードに近い印象の絵柄なのですが、ポーズや構図がばっちり決まってぐっと来る何かが。このハート鷲掴み感は才能だよなーと思います。ピエール山本も絵がとにかく好み。コダマナオコは先頃『つぼみ』に掲載していた連載が単行本になりました。『レンアイマンガ』 これもバチーンとくる好みのシーンがあって良かった……。ピエール山本は単行本を探してみたのですがTLのみで百合モノの商業出版物はない模様。

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『初恋テクトニクス』かもたま

初恋テクトニクス
かもたま
一迅社IDC百合姫コミックス
2011.7.16
★★★★☆

 『コミック百合姫』9月号掲載のこの作者の短編の印象が良かったので買ってみました。百合姫9月号と同日発売だったものの事前に情報がまったくなく、発売日にはこの『初恋テクトニクス』はノーチェックのまま本屋を出てしまいました。
 せっかく新刊を出すのに、どこにも予告がないって商売っ気なさそう。『百合姫』を読んで、作者名で検索してTwitterアカウントやサイトを見つけた先で、作者本人による発売告知を発見しました。

 『初恋テクトニクス』に収録されているのは同人作品からの再録だそうです。『百合姫』9月号掲載冊は含まれておらず、私はすべて初見でした。読んでみると、

  • 絵柄が同人風
  • 女の子が雄々しい言葉遣い

というのが第一印象でした。白/黒のコントラストがはっきりした力強い絵柄。『百合姫』9月号掲載作よりも主線のメリハリが強調されていて好みが別れそう。ストーリー的にも雰囲気的にも『百合姫』に載っていた話と同系統の話が集められていたので、雑誌での話が気に入った人はこの『初恋テクトニクス』も楽しめるはず。
 キャラの雄々しい言葉遣いは昔のキミボク言葉とも違う感じでハカセキャラ的なもの。「いいか? 私はキミが好きだ。それで十分だろう?」みたいな芝居がかった言い回しのキャラが多いです。そういうノリが好きな人にはツボ! 引用したセリフとともに「あと引くお味、独特の台詞と世界観 かもたまワールドへヨウコソ」という帯の言葉に象徴されている気がします。

 全五編の短編集。恋を確かめるお試しのキス、女の子好き同盟を結んでみた二人組、政略結婚に反発するお嬢様、バレンタインイベント、ドジっ娘。少し風変わりだけど、でも、普通の学生生活と少女同士の恋。『百合姫』や『ひらり、』で見かけるようなふわふわの少女漫画っぽさはないですが、なんともいえないアクの強さがありました。

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Mac OSX Lion+Mac mini late2009

 先日、メモリを2GB→8GBに増強したMac mini late2009にOSX Lionを入れてみました。

 OSがネット配布でダウンロードイメージが4GBとなると少々身構えてしまいます。実際、ダウンロードを開始してもADSL回線のうちではプログレッシブバーの動きは牛どころかカタツムリ以下。750KByte/sec程度で落ちてきていても五時間以上かかりました。インストールそのものもSnowLeopardより時間がかかった気がします。その後もTime Machineが延々と動いたり、Spotlightのインデックス作成が続いたりするので就眠前に作業を開始して放置するのが無難そう。ユーザの操作が必要なのはダウンロード開始前とインストール確認時だけなので放ったらかしにできるのが救いです。
 時間はかかりましたが特にトラブルもなく、App Storeから普通のアプリを買うのと同じ感覚でOSのメジャーバージョンアップができるスマートさにはAppleらしさを感じました。

 SnowLeaopard→Lionで何が変わったかというと……何が変わったのだろう。Lionの売りであるらしいフルスクリーン表示は対応しているのがApple謹製のアプリだけです。ウィンドウをいくつも並べて作業するのが習慣になっていることもありありがたみが感じにくいです。
 ファイルの保存に関する挙動ははっきり変化していて、意識的に「保存」する必要がなくなりました。が、これもApple謹製アプリのみで、旧仕様のアプリでは当然ながら旧作法のまま。Time Machineといい、Macはバックアップ関連の機能を使いやすく整備してくるあたりが好きです。Windowsにも丸ごとバックアップ機能はありますが「次に何が起こるのか」が想像しづらく、使いたくない機能の筆頭でした。
 ファイルの保存関連も含めて「終了時に作業中の状態を次起動時に再現する」という、iOSでは当たり前の使い方に近づけようとしているみたいで、そう遠くない将来、Mac miniやiMacにもノートパソコンのようなレジュームが装備されるであろうことを想像させます。今でもMacのデスクトップモデルは「電源オフよりスリープさせてね」みたいな電源ボタンですし。

 個別のアプリで見た目が大きく変わったのはMail.app。フルスクリーン前提のためか画面を大きく占領するレイアウトがデフォルトになりました。う〜む。慣れれば使いやすいのかな。
 アドレスブックやiCalはバックスキン調の装飾がついたものの使い勝手は大差ない模様。 
 新しく導入されたMission Controlは旧Spaces+Exposeの代替らしく、トラックパッドでのiOS風操作に合わされたみたいです。キーボードショートカットからタスク切替や仮想画面切替をしている私には違いが感じられませんでした。特定のデスクトップとアプリとを関連づける方法がわからずに右往左往してしまいましたが。

Mission Control画面

 一方で大きく変わったのはメモリ消費量。SnowLeopardではwebブラウズやメール、Officeツールといった日常使用では8GBの20%を使う程度だった気がするのですが、Lionでは同じ作業をしていても30%以上使っていて「メモリを増設しておいて良かった」と思いました。

 OS乗り換えで一番問題になりそうな旧verとの互換性は……。
 私の環境では今のところComiv Viewerという画像閲覧ツールでのみ問題が出ています。不正終了が多発するのでSimple Comicというツールに切り替えました。

WindowsではOSのバージョンが変わる度にデザインを大きく変え、新たにできることを増やしてきますが、Snowleopard→Lionでは見た目はあまり変えずに操作をiOSに近づけたバージョンアップでした。ちょろっと目先をiOS風にしたのではなく、使い方そのものをiPhoneやiPadみたいに変えてね、というAppleからの提案であるように思います。その提案の中にはTrackpadでの使用も含まれていて……。う〜む。トラックボールを愛用しているのですが、そろそろMagic Trackpadに変えてみたいと思わされます。

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『コンチェルト』はっとりみつる

コンチェルト
はっとりみつる
白泉社
2011.7.29
★★★★☆

 絵、うまい。えちぃ。読みやすい。百合。

 好印象です。五組の少女同士のカップルを描いた短編集。音楽、弓道、スパイス、絵、同居とテーマはそれぞれで非常に読者フレンドリィなサービス精神溢れるお話たちでした。作者は『ウミショー』の人ですね。デッサンすごい。魅力的なポーズの投入にほれぼれします。体のラインがちょーキレー。
 えちぃ、と書きましたがエロ度はほどほどでハダカも絡みもあるものの、先月のえちぃ百合漫画と比べると控えめ。でもえちぃシーンへの導入の仕方はエロスが滴ってるようで飛び抜けてるかも。2005年から2011年の六年間に渡って描かれたものだけに途中で作画方法が変わっていたりしてタッチの変化も楽しめます。

 五つの短編の中で一番楽しかったのはスパイスのお話。明るいお話が身上の作者だけど、この強力な表現力でセクシャリティにがっちり踏み込んだ話も読んでみたいな〜なんて思ったのでした。確か『つぼみ』vol.1にもカラー掌編を載せてました……よね?

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