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『コミック百合姫』2012年1月号

コミック百合姫 2012年1月号
一迅社
2011.11.17
★★★★☆

 今号の発売日前後からTwitterの百合クラスターは大にぎわいでした。表紙の仕掛けが面白い!と。

表紙 なもり

 発売直前から話題になっていましたが、素敵表紙です。なもり絵だけど「ゆるゆり」系ではなくて「ゆりゆり」系。表紙の一部に窓(穴)が開いているのですが、ギミックを利用したシチュが設定されていて表紙をめくったり閉じたりしてみたくなること請け合い。表紙の見返しに広告のない雑誌ならではの演出。

巻頭特集 ゆるゆり

 今号は漫画の「ゆるゆり」はお休みですが、アニメ関連のイベントや商品が盛りだくさんらしく「七森中♪りさいたる」レポートマンガと「ゆるゆり」関連商品の告知が並びました。

巻頭特集2 百合姫コミックスベストバイ

 「ゆるゆり」と並ぶリニューアル後の百合姫の目玉・「百合男子」キャラを使った百合漫画紹介記事。百合姫コミックスからの紹介ということでPR記事風。

真夜中グラヴィティ 大沢やよい

 そうだ。百合漫画が百合漫画としてジャンルを作るまでは、こういう女の怖さみたいなものに焦点を当てた少女漫画も「百合的なもの」と思ってた。『アルト声の彼女』とか。

犬神さんと猫山さん くずしろ

 絵と作者の名前に覚えがあるぞ、と思ったら『姫のためなら死ねる1』の作者だ! あっちも百合姫に載っててもおかしくない百合っぷりだったけど、本人招来。連載の模様。初回から全開です。クールな突っ込みキャラも頼もしい。

シガレット≠チョコレイト 黒霧操

 一作毎にうまくなってて、今回も雰囲気のよく出ている話だと思ったけど、タバコが苦手な私には共感しづらい話でした。

recalculation かずまこを

 今回は男前キャラ。とフェミニンキャラの組み合わせ。掌編8ページ。

ロケットガール 田仲みのる

 バンド物第3話。部分部分はエキセントリックな感じだけど、全体の流れはプロットに沿った順当な感じで主人公とバンドメンバーの顔合わせ、音合わせ紹介イベント回。初回は音楽要素強めだったけど、二〜三話は人間関係要素強めかな。百合漫画誌での連載ではあるけど、百合より音楽優先の音楽漫画になるといいな。

きものなでしこ 八色

 二カ所に分けて二話分掲載されているけど感想はまとめて。今回は和要素をいい感じで投入してきましたですよ。やっぱりこの作者は和モノ出してくる回のが話が生き生きする気がする。百合面も少しずつ強化されてきてイイ感じ。

第6回百合姫コミック大賞結果発表

 白金プラチナ賞と蒼玉サファイア賞はナシ。紫水晶アメジスト賞は今号に掲載。たぶん『百合姫』そのものを変えるようなスゴイ作品が来るまで白金賞は出ないんだろうな。受賞者一覧も更新しておきました。

ぽろぽろメランコリック ちさこ

 第6回百合姫コミック大賞紫水晶アメジスト賞受賞作。アクみたいなものが薄めで第4回翡翠賞の黒霧操と作風が近い気がした。受賞作も面白かったけれど、この先どんなものを描いていく人になるのかはイメージが湧かない。頑張れ〜。

少女よ、本を投げろ 森田季節/横槍メンゴ

 ポップではなく落ち着いた文調で、でもちょっとダジャレ系ウィットが効いている中高生姉妹の短編小説。『不動カリンは一切動ぜず』『百合姫』2011年9月号でのような民俗色の濃い物ではなく前号のエロい雰囲気でもなくと作風の広さを見せてくれます。

Cirque Arachne サーク・アラクニ 再田ニカ

 『Raubritter*』でのキュートな乳尻漫画っぷりは一転して今回は筋肉。モリモリのボディビルダーの筋肉ではなく、サーカス。新体操的ではあってもより大人の体の美しさ。『カレイドスター』が大好きだった私には嬉しい題材である上に、肉体美への拘りが、執着が感じられる再田ニカの絵にぐっと来ました。サーカスという舞台をどれくらい描いてくれるのかこれからも楽しみ。

ふ〜ふ 源久也

 前号では突然の告白から思い切り引っ張った「ふ〜ふ」。今回は——セリフ多めで解決篇その1。その2もあるかな? 落としどころが楽しみ。

私の世界を構成する塵のような何か 天野しゅにんた

 マリみて的ソフト百合からガチ百合——というか思いっきりレズビアンテーマまで振幅の広い百合姫のガチ側代表が本気出してきた! 登場人物多めでちょっとややこしいけどこれはドラマ『Lの世界』が好きな人にはたまらなさそうな人間模様を描いていく話になる予感。

おわかりいただけただろうか 黒柾志西

 タイトルは「おかわりいただけただろうか」でも良かったかもしれない。お気軽小ネタな印象の8ページ。

恋ハナ★ダブル 森島明子

 前回で終了した「レンアイ♥女子課」もうちょっと読みたかったなー、という思いも束の間、新作を読んでみれば森島明子絶好調。高校生カップルと二十代後半?カプの二組を対比させてのお話でシリアスモードとおばかモードのブレンド具合も絶妙。おばか担当は大人組だったりしますが。ミャーコ先生のお間抜けっぷりサイコー!

気になっちゃってゴメンなさい☆ 竹宮ジン

 前号登場した二人の続編エピソード。『百合姫』に載っている竹宮ジンの話はケータイ漫画で配信すると熱烈に支持されそうな気がする。今の学生ではない身なので想像だけど身近感?みたいなのがすごくあるような。

himecafe/ヒメトピ/ヒメレコ

 以前の読者コーナーはあまり機能してなさそうに見えたけど今はすごく活発そう。作家にゲスト回答者をさせているのも面白いし。ヒメレコで編集長オススメの最後に“「百合+○○」という発想もひとつの大きな可能性なのだが〜”というフレーズがあるけれど「ロケットガール」開始以後の「百合姫」の方向性で加わったのはまさにこれ。「サーク・アラクニ」もその路線なのでしょう。

あまいゆびさき 宮木あや子/ロクロイチ

 いよいよ高校生篇。文章の間から匂い立つような色気。うー。次回早く読みたい。これは単行本にまとまるのかな。この内容だと一迅社文庫向きじゃなさそうな。

花々に似た蟲 大北紘子

 線がシャープでコントラストが高くて印象的な絵。お話も説得力があって話に引き込んでくれる感じで物語のツボを自然に押さえてる気がします。ジャンプスクエアとかに載ったら一気にブレイクしそうな作者の気がする……。

glass rose 慎結

 2011年5月号以来、かな? やっぱりこの人イイ。保健室登校の生徒と養護教諭のお話。時間かかってもいいので単行本にまとまりますように。単行本『ROSE MEETS ROSE』もとても好みでした。

恋愛遺伝子XX 影木栄貴/蔵王大志

 わはは。やっぱり来たこの展開。お約束だけど、このお約束なとこが楽しい。意地悪女王様も良い感じに陰謀の気配を漂わせてたりしてナイスですよ。

百合男子 倉田嘘

 どうやらストーリーは宮鳥の過去を軸に進んでいるようです。同人誌イベント回に登場した百合男子たちは一回きりかと思ったら再登場。って、男子たち関東圏(というか百合名作漫画舞台)の地名から名前取ってるのに遠隔地設定だったとは。つーか、武蔵野君可愛過ぎませんか。『gateu』か『わぁい』で番外編出場したら大人気の予感。

 ううっ。次号予告に「宵待群青姫王子」がない〜。毎号掲載の連載タイトルしか予告に並んでいないのでまだわかんないけど。タカハシマコもそろそろ読みたいな〜。

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