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藤田弘基写真展「カラコルムヒマラヤ大星夜」

 写真展を見てきました。

R0015935

PENTAX FORUM
藤田弘基写真展
カラコルムヒマラヤ大星夜
2012年5月16日〜5月28日

 星景写真はデジタルカメラの進歩で撮影方法が大きく変わったジャンルです。この写真展もデジタル写真なのだろうと思って見に行ったのですが、フィルムカメラによる撮影でした。ブローニー版のフィルムに円周魚眼レンズを組み合わせ撮った夜のヒマラヤ。

 カッコイイ……。

 今ならばデジタルで地上の風景と星の明かりとのバランスを整えた写真を撮るのもそう難しくなくなって来ました。デジタル受光素子はアナログフィルムに数倍する量子効率を誇ります。相反則不軌もありません。コンポジット撮影というデジタルならではの手法もあります。暗い被写体を撮るには、アナログフィルムは圧倒的に不利なのです。

 なのにこの素敵な星景写真たち。撮影行も相当に重ねたのでしょう、火球を捉えたミラクルショットもありました。もちろん、アナログ故のノイズだってあります。解像度も中判といえど35mmフルサイズのデジタルに追いつかれてしまっているでしょう。露光時間が限定されることも絵作りの制約になります。
 けれど、バッテリーの心配なく、意外と軽量な中判カメラであるからこそ20世紀末からゼロ年代にかけてのカラコルムでの撮影チャンスを生かせたのかもしれません。

 見に行って良かった。

 同テーマの写真集も出るようです。

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