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百合とSF 2012

 百合SF
 今年読んだSFの中で百合要素のあったものをピックアップ。

 各々のタイトルでレビューしているものもあるのですが「百合」と紹介してしまうとネタバレになりかねないのでそのあたりははっきりさせないようにしていたのですが、それだと百合オタの人々に届かないわけで。
 というわけで百合オタでSFオタ向けのお勧めタイトル。

 以下、ネタバレありです。



リンナチューン 扇智史 『NOVA7』所収

 タイトルはiTunesをイメージするとわかりやすいかも。20世紀に書かれていれば「リンナチャンネル」だったかもしれない。
 死んでしまったリンナの想い出を美化された複合現実的ライフログから繰り返し再生する語り手。ここで紹介することでバレになっていますがリンナも語り手も少女で、もう一人絡んでくるキャラも当然?少女。過去に執着する語り手の悲しさを描いた短編。


フルーテッド・ガールズ パオロ・バチガルピ 『第六ポンプ』所収

 こちらも短編集の中の一編。エロい。官能描写が直截的なわけではなく、激しい描写があるわけでもないけれど読んでいてジタバタ来ました。人体改造もの。双子もの。タイトルの通り“フルート化されたフルーテッド”少女の話。短編。少女らしさの描写が素晴らしくてメロメロになりました。


 2011年分も。

リビング・オブ・ザ・デッド 船戸一人 『NOVA6』所収

 タイトルはぱっと見ゾンビものですが、このゾンビ、哲学的ゾンビです。外からは判別できないけれど、魂のない人。近未来的技術でサポートされた演劇に携わるヒロインが哲学的ゾンビ的な存在で、彼女と関わろうとする二人の少女がいて。

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