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『〈少女〉像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成』渡部周子

〈少女〉像の誕生―近代日本における「少女」規範の形成
渡部周子
新泉社
2007.12.12
★★★☆☆

 明治から大正にかけての“少女”ジェンダーが造り出される過程を追った本です。
 富国強兵策を取り、欧米列強に対抗できる近代国家を目指した時代、社会を主導する男性の手によって“少女”というイメージが形作られてきたことを示します。カタい記述の本で一般向けの読み物ではなく、近代ジェンダー史議論の一部として書かれたもののようです。
 面白いか否かといえば正直あまり面白くない本でした。女学校文化の分析的なものを期待して読んだために「予想と違う」となってしまいました。
 それでも細かく“少女”が成立する過程を追ったこの本は明治・大正期の少女文化を理解するための一助になるような気はします。

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