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2015年4月の3件の記事

Windowsタブレット購入

Diginnous DG-D08IWB購入

 Windowsタブレットを購入しました。
 購入したのはDosparaのDG-D08IWBという8inchタブレットです。

DG-D08IWB ファーストインプレッション

  • 軽い! コンパクト!
  • 液晶キレイ
  • 質感はiPadよりは安っぽいけど値段的に十分以上
  • 取説しっかりしようよ
  • Windows8いまいち
  • WiFiが不安定
  • バッテリ駆動時間十分
  • GPSなかなかいい

 ざっとこんな感じです。
 「取説しっかりしようよ」というのは充電方法が書いていなくて最初に充電器を接続する際におっかなびっくりになってしまったため。本体microUSBの端子が充電端子なのですが「入口」と「出口」が同じ端子で良いのだろうか、とちょっと戸惑いました。
 Windows8.1の印象は今ひとつ。一方で搭載されているAtom3735Fというモバイル用のCPUは処理速度にまったく問題がなく、かつてのAtom搭載のVAIO typePとは比較にならないくらい快適な環境になりました。「艦これ」や「flowers」といったシンプルなゲームは問題なく動きますし、テキストエディタやワープロソフトも快適です。それでいて6時間近い駆動時間も確保されてます。このCPUで新たなVAIO typePのようなクラムシェル型ミニノートPCを出してくれれば飛びつくのに……。
 モダンUIは馴染むのに時間がかかりそうですがタブレットならば(デスクトップUIよりは)まだ使いやすいかも。
 WiFiは細かな設定を弄らねば安定しないようです。うちの無線LAN親機との接続ではWiFi越しのネットワークドライブが不安定で接続を維持できず苦労しました。[コントロールパネル]→[ネットワーク接続]→[Wi-Fiのプロパティ]→[構成]において

Antena Diversityenable
wake on pattern matchdisable

といった設定にしてなんとか安定しました。

周辺機器

 このタブレットPCは

  • microSD
  • microUSB type B
  • microHDMI
  • イヤホン端子

しか接続端子がありません。パソコン用のUSB機器類はフルサイズのtype A端子が主流で外付けの光学ドライブなどからソフトをインストールしたいときには変換コネクタが必要です。変換コネクタは家電量販店などではあまり売られていないので純正の「USB機器給電端子付Yケーブル」あたりを同時購入しても良いかも。
 近いうちにこのタブレット用にBluetoothキーボードを用意して別途レビューを書こうと思います。

筐体

 安価なWindowsタブレットで気になるのは筐体の出来。diginnous DG-D08IWBは十分に及第点、というのは上にも書きましたがしばらく使ってみると微妙な軋み感が気になってきます。iPadや最新スマートフォンのように手に持ったときに「一枚のソリッドな板」感はありません。値段を考えれば出来過ぎなくらいですが、過剰な期待を持ってしまうとがっかりするはず。数年前のVAIO typePと比べればしっかりしていて、時代の進歩を感じもします。

アプリケーション

 Windowsの実機は久しぶりです。Windows8も私物としては初めて。手持ちのソフト類の動作状況など。

一太郎2008年版。CrossoverMac上では若干の乱れのあった表示もまったくなく快調に動作。
コミPo!なぜかインストールに非常に時間がかかった。「反応なし」表示になっても10分くらいは待ってみるといいかも。動作は速度的にはまったく問題なかったものの、タッチパネルのみではうまく操作できず。マウス必須。
秀丸問題なし。
艦これwebブラウザのflashゲームで環境を選ばないはずですが処理能力的にも十分で「艦これタブレット」として活躍してます。
flowers 夏編問題なし。8inchの画面に全画面表示で遊ぶとゲーム専用機みたいな印象です。これを遊びたくてdiginnousタブレットを買ったので(動いて当然とはいえ)満足。

 新規ではModernUIのTwitterを導入してみましたがこれがまともに動作さえしない酷いアプリでした。

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『ほんとのかのじょ』今村陽子

ほんとのかのじょ
今村陽子
新書館ひらり、コミックス

 『ひらり、』vol.7〜14掲載作と描き下し2編を収めた「ほんとのかのじょ」シリーズ単行本です。「ピュア百合」を謳うアンソロジー上で、少女漫画的な華やかさと萌えを兼ね備えた絵柄——にも関わらず、SMです。といってもラバースーツにムチや蝋燭、というSMイメージの典型ではなく、天然SのゆーかとドMを自認するもえの言葉や仕草の中にSMが薫る女子高生二人のハートフルなお話。
 仮面優等生をやっているゆーかは実はかなり毒のある性格なのですが、そのゆーかにもえが告白するところから始まります。百合漫画らしい繊細な感情の描写と、かなり手遅れ感の漂うもえの性癖と、そんなもえに振り回されながら確実に天性のSを開花……いえ、素に近いところを見せていってるのであって元々あったS成分なのかも。SMといってもきっと様々で、ほんとうに人を人とも思わない&そう扱われたいタイプから思いやりある主従・加虐被虐関係まであるような気がするのですが、この漫画のゆーか&もえは愛情表現としてのSMであるようで、非常に美しくお似合いの関係を築いていきます。「これはちょっと」と引いてしまうようなヒドさはなく、かといって「Sっぽい」「Mっぽい」だけで終わらないコアな要素も含みます。SMと百合漫画の相性の良さが爽やかに際立ちもしていて、もっと続けば良かったのに、と掲載誌の終了があらためて惜しく思えたのでした。
 描き下しの最終話も素敵で良い幕が引けたな、とも思います。

 いや、ゴタクはいらんのでした。ゆーかももえも大変可愛らしく、ただそれだけで痺れてしまいます。SMぅ?と抵抗ある方にこそオススメ。

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『サイダーと泣き虫』缶乃

サイダーと泣き虫
缶乃
一迅社百合姫コミックス
2015.2.18

 とても面白かった『あの娘にキスと白百合を』の缶乃の同人原稿を集めた百合短編集。収録は八編+あとがきで148ページ。扉カラーもありました。
 以下、各話の内容説明を中心に感想を交えつつ。

花丸ハッピーエンド

 子分のような存在だった幼馴染みが中学、高校時代になっていつの間にか子分的な存在ではなくなっていて、優れたところを見せようと勉強やらなんやらで頑張って結果を出してみても以前のような立ち位置の再確認をすることは出来なくて。対する幼馴染みの内心は——というところを印象的に見せてくれるのです。『あの娘にキスと白百合を』の白黒コンビの関係にも少し通じるようなお話。

畢竟デッドエンド

 「花丸ハッピーエンド」の別視点+αバージョン。ずきゅーんときたモノローグをここで紹介したい気もしたのですが、これは本編を読んで楽しむべきと考え直したのでした。そうだよ!百合漫画ってこういうのを期待してたんだよ!感。

ヒラヒラヒラク秘密ノ扉

 オカルト研究会を舞台にしたお話。恋のおまじない的なものを軸に。

ようこそ!オカルト研究会

 「ひらひらひらく秘密ノ扉」と同じ舞台での四コマ。新入部員編。

シンデレラ

 少しだけ未来の設定で複合現実メガネという小物をキーにしたお話。複合現実メガネで憧れの彼氏に見えるようにするから身代わりデートで彼氏役をやってくれ、と友達に頼まれて……。

ただ春を待つ

 これと続く「夏が終わる」は純粋な百合ものではなく男子の絡む微妙に三角関係的なもの。こういうお話も大変好みなのでした。男が出てくるだけでイヤ、という人には回避推奨かもしれないですが缶乃の漫画としての面白さばっちりなのでもったいないですよ、と一言。

夏が終わる

「ただ春を待つ」の主人公の想い人である同性の先輩にフォーカスを寄せた続き。読んで「男女ものの少女漫画はこれと逆転した関係だったんだ」と改めて思ったのでした。でもこの逆転はシンメトリーではなくて少し危うさも漂い、それがまた良い余韻に。

竹に虎

 オカルト部のシリーズからの描き下し。語るに落ちてるPart.2、なのだけれど人と立場が変わってることが良いスパイスに。

 『あの娘にキスと白百合を』で缶乃の作風が気に入った人にはこちらも楽しめるはず。人間関係のテクスチャが多様で濃く、かつての少女小説やテレビドラマ・中学生日記の良い部分に触れているような感触が魅力です。
 缶乃の漫画自体未体験の人には『あの娘にキスと白百合を』シリーズを先にオススメ。

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