『暴れん坊本屋さん』久世番子
暴れん坊本屋さん (1)
久世番子
新書館 672円
評価:★★★★☆
書店員兼漫画家の書店エッセイ。爆笑するようなギャグが出てくるわけでもないですし、絵が特別きれいというわけでもないのですが、書店の仕事の大変さがじんわりと感じられてきます。あまり売れていないらしい作者の本を三十冊も仕入れ、何ヶ月もかけて売ったというお話などはおかしいやら悲しいやら。
書店員て大変なんだなぁ。
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暴れん坊本屋さん (1)
久世番子
新書館 672円
評価:★★★★☆
書店員兼漫画家の書店エッセイ。爆笑するようなギャグが出てくるわけでもないですし、絵が特別きれいというわけでもないのですが、書店の仕事の大変さがじんわりと感じられてきます。あまり売れていないらしい作者の本を三十冊も仕入れ、何ヶ月もかけて売ったというお話などはおかしいやら悲しいやら。
書店員て大変なんだなぁ。
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月館の殺人(上)
月館の殺人(下) 
佐々木倫子×綾辻行人 小学館IKKIコミックス 上巻1050円 下巻1260円
評価:★★★★☆
楽しみにしていた佐々木倫子のコミックス新刊。
今回は鉄道ミステリです。高校生のヒロイン空海(そらみ)が疎遠であった鉄道マニア王の祖父に招かれるのだが……というお話。ミステリーなので細かな説明は野暮ですね。
『動物のお医者さん』『おたんこナース』『Heaven?』と佐々木倫子ワールドが楽しめた人ならばきっと今回も楽しめるはず。今回は濃い鉄道マニアたちの生態がおもしろおかしく描かれます。そして淡々ほのぼのとした佐々木ワールドだけではなく、新本格ミステリの旗手である綾辻行人が原作であるということで、タイトル通り殺人が起こり殺伐とします。ただし、ミステリとしてはどうかな。オチが私はちょっと納得行きませんでした。『真説・月館の殺人』なんてのが登場して、今回のオチとはまったく異なる真犯人を描くのもアリのような気がします。
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Dark Seed 1
紺野キタ
幻冬舎コミックス
2006.8.24
620円
評価:★★★★☆
佐々木倫子に紺野キタに。お気に入りの漫画家――しかも寡作、、、と言うほど少なくはないけれど多作とは言えない作家の作品が一夏に二つ。
またもやAmazonに画像ナシですが、商品写真を撮るのもけっこう面白いことに気づきました。
魔法学校の学生である少女が主人公のお話。
紺野キタは『ひみつの階段
』シリーズで根強い人気のある漫画家で、独特の空気感の漂う作風が魅力です。新シリーズである『Dark Seed』でもその空気感は健在。寄宿生活をする魔法使いの卵たちが、魔法という天賦の力とどう向き合うか、という物語のようです。
ようです、というのは物語はまだ展開し始めたばかりで、先が読めないから。続巻がこんなに楽しみな漫画は久しぶりです。
表紙絵を見て「少女漫画はどうも……」と及び腰にならない人にお勧め。
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『のだめカンタービレ』というクラシック音楽マンガがあります。
クラシック音楽ファンにはお勧めのマンガで、一時期あまり聴かなくなっていたクラシックを再度熱心に聴くようになったのはこのマンガのおかげかも。
『のだめ』はこの秋TVドラマ化もされて、日本のTVドラマらしいチープさではあるのですが、それなりに楽しく見ていたりします。DVDレコがあると放映を忘れていても勝手に録画していて見忘れることもないし。
TV版『のだめ』、クラシックファン的には「演奏シーンが短い」「役者の演奏の演技が(がんばってるけど)やっぱりチープ過ぎ」と思ってしまいます。演奏もマンガではわからなかったのだめの「どろぼう♪どろぼう♪」シーンが音とフリ付で再現されて、コミック版ファン的にはとても嬉しかったのですが、でもやっぱりのだめの演奏も演出はしていても型破りの天才の音とはとても思えず、所詮はテレビドラマなんだな……とがっくり。
型破りな才能じゃなくて、単に奇を衒った演奏を「してみせてる」感じで……。
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Dark Seed 2
紺野キタ
幻冬舎
620円
評価:★★★★☆
1巻が面白かったのでとても楽しみにしていた『Dark Seed』の第2巻。
期待に違わぬ面白さでした。
少年誌の冒険活劇のような元気なお話ではなくてしっとりと地味だけれど情感が細やかで、独特の清涼感のある空気を感じさせるお話。
一巻では主人公であるセレストとその魔法の相棒(カノン)であるクリスとの関係、大魔法使いの遺産について語られ、二巻ではいよいよ「Dark Seed」が何なのかが露わになっていきます。
複雑な血統、魔法使いを目指す少年少女たちの織りなす人間模様、魔法世界の秘密が入り交じる複雑な物語。どんな風に決着をつけるのか……2巻を読み終えた瞬間から3巻が待ち遠しくなりました。
一巻ではちょこっと顔を出しただけのリジーというキャラクターがひと味もふた味も癖があってびっくり。魔法学校の中に作られた秘密結社などという不穏な設定も出てきますが、そこに属する少年少女たちはやっぱりまだティーンなんだな、という雰囲気もあってそれが紺野キタらしさをたっぷり感じさせてくれます。
壊れやすいもの、儚いものを描かせるとこの人は抜群だなぁ。
シリーズ完結したらこのブログで初めての五つ★になる予感がします。
写真はコミックスを買いに行ったその足で早く読みたくて入ったドーナッツショップでの一コマ。
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Dark Seed 3
紺野キタ
幻冬舎コミックス (バーズコミックス ガールズコレクション)
2008.3.24
619円
評価:★★★★☆
紺野キタの『Dark Seed』シリーズ待望の最終刊。神保町へ出張り、『Dark Seed 3』を購入して紅茶専門店TAKANOへ。サングマの2ndフラッシュを味わいつつ読んできました。TAKANOの紅茶はやっぱりおいしい……。
早速『Dark Seed 3』の感想。
ネタバレなしです。
ああ、いい話じゃないですか。
一巻から読み返して改めてそう感じます。
派手ではないけれど奥行きたっぷりに構築された世界。主人公であるセレストの成長。物語冒頭から最後までを貫く綿密なプロット。最終刊の結末で物語は収まる所へきっちり収まってます。クリスとセレストの関係は二巻ですでに落ちついた観がありますが、セレストとアルジー、リジーとクレアと主要な人物の関係も納得の行く形に辿り着きます。
読み終えて面白かった、良かったと思う半面、ちょっときれいに片付きすぎたかな?とも思います。指輪物語のような屍山血河のハデな話にならなかったのは登場人物たちが若い(中学生になるかならないか)設定のためでしょうか。紺野キタの物語の優しさを感じさせた部分は、世界の枠をも壊しかねない話の落着としてはインパクトの弱さに繋がった気もします。でもこの心地良い読後感はバタバタと人死にが出る話では出ないですね。
魔法ファンタジーである一方、このお話は恋物語でもあります。
ところが、主人公であるセレストがボクネンジン体質である上にさばさばした気質なもので紺野キタが得意とするしっとりとした静かな空気感を纏ってくれず、三巻で恋愛的に盛り上がるべきシーンが淡々と感じられたかも。なんというかアルジーとセレストの情緒面って『小さな恋のメロディ』くらいの年齢な印象でした。盛り上がるというよりもほのぼの。アルジーの側は王子様体質なので幻想的な雰囲気の恋物語も醸せたかもしれないけどセレストが相手では無理というもの。ああ、青春ってなんてじれったいんだろう。
剣を振り回すような活劇要素は薄いですが、じっくり読めるお話。読み終えたときには紺野キタ的に構築されたファンタジーの世界にほうっと満足の溜息がつけるのではないかと思います。
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紺野キタのコミック『Dark Seed』が完結したらリジー&クレアで何か書いてみよう、と思っておりました。というわけで早速原作の巻末四コマと本編との隙間を縫う感じの掌編二次創作SSを書いてみました。
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ブログが百合色に偏るのもなんだかな、と百合コミックの感想は書かずにいたのですが、すでに自作小説コーナーは百合一色(2008年4月現在)で、手遅れを悟ってまとめてレビューしておくことにしました。








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幾度か紹介している紺野キタの『Dark Seed』、人間関係がややこしい感じです。
そこで家系図を作ってみました。by Geni
※注意:一巻終了時点でのネタバレを含みます。
絵にしてみると思ったよりすっきり。
Geniでは養子(adopted child?)という項目が見つけられず、画像に後から書き込んだのでちょっと不細工。アレックス・バトラーの弟=ヴィンセントとセレスト姉妹の異母弟はツリー構造がややこしくなったのか表示されませんでした。むぅ。
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