サラ・チャンのショスタコーヴィチ
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久々にCDショップへ。お気に入りのグループの新譜を見つけたので買ってきました。
EGO-WRAPPIN'はあまりメジャーではないような気もしますが、数年前にドラマで『くちばしにチェリー』という曲が主題歌に使われたので「ああ、これね。知ってる」という人もけっこういるようです。私もその頃にEGO-WRAPPIN'を知り、ファンになりました。
気に入っているアルバムは『BLUE SPEAKER』『満ち汐のロマンス
』『Night Food
』……うーん。前回のアルバム『Merry Merry』がちょっと性に合わなかったくらいで他は全部好きかも。
今回はどうかというと。半分くらいの曲はしっくりきたけど、半分くらいはしっくりこなかった感じ。音の少ないすっきりした曲が好きなのですが、今回のはちと音多めかな……。
でも、ポップスやロックの中ではやっぱりこのグループの曲が好きです。
Jazz的なポップスが好きな人にお勧め。
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ヴァイオリンとチェロの名盤――カザルスからヴェンゲーロフまで50人を聴く
本間ひろむ 平凡社新書 2006.2.10 819円
評価:★★★☆☆
クラシック音楽が好きです。ヴァイオリンが特に。聴くだけで弾けはしないのですが。
ヴァイオリン曲のCDなどCDショップや図書館に行けばうんざりするほど並んでいますが、好みに合ったCDにはなかなか巡り会えないものです。愛聴盤は二、三十枚あるかどうか。同じCDばかり繰り返し聴くのもなんなので「もっといいのないかなー」と探し続けることに。こういった名盤紹介本にはついふらふらと手が伸びます。
でも、この手の本が気に入るということはまずありません。
この本もそうでした。あまり好きではないCDが名盤に分類されて並んでいるのです。未聴の盤でお勧めに上がっていた物も二点ほど聴いてみましたが、やっぱりこの著者とは好みが合わない……。
まぁ、それは当たり前と言えば当たり前ですよね。音楽でも本でも、他人と趣味がぴったり一致することってほとんどないですから。バッハが好きで、ショスタコーヴィチが好きで、モーツァルトが苦手で――あたりまでは趣味が重なる人もいますが、じゃあ、どの演奏家のどの録音が好き?という話になるとちっとも噛み合いません。不思議、というか面白いですね。
この本で唯一、共感を覚えたのは五嶋みどりの推薦盤が「パガニーニ カプリース」(リンクはAmazonへ)であったこと。中学の頃だったかな? 私はこの録音を聴いてクラシックファンになりました。今でも大好きな一枚。大抵の図書館にもおいてあるようですし、お勧めCDです。
本自体は、う~ん、あまりお勧めじゃないかな。ああ、でもヴァイオリン奏者の歴史的な位置づけなんかも簡単にまとめてあるので、初心者には手軽なガイドになるかも。
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今日の東京は強烈な暑さです。夏満喫。でも、満喫しすぎて身体が涼を求めます。冷房は苦手なのに、それでもついつい冷房の効いた場所へふらふらと。そうだ。こんな暑苦しい日にこそ音楽を。
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン 指揮:大植英次 スウェーデン放送交響楽団
2006.10.25発売予定 2548円
評価:★★★★★
評価は4.5/5です。国内発売は先なので上のAmazonへのリンクにもまだ画像がなく、自前の写真となりました。
CDジャケットの紹介と言うよりはパフェの写真で恐縮ですが……。
海外輸入盤がHMVやTower Recordに入荷していると聞いて早速買ってきました。1755円。パガニーニ、好きです。ハーン、好きです。両方が組み合わされば夢のようです。帰宅するまで到底待てないのでファミレスに寄ってポータブルCDプレーヤーで聴いてきました。ついでにパフェも食べて。
このCDは当たりです。パガニーニのヴァイオリン協奏曲は、ええと、その、オーケストラ部分がかなり手抜きな感じの曲なのだけれど、ひたすらハーンの演奏が主役なのでOK。ソリストのパートは超絶技巧が連続するアクロバチックな曲ですが、そんなことは微塵も感じさせない余裕の演奏です。とても気持ちよく聴けます。ヴォーン・ウィリアムズの「あげひばり」のように歌うパガニーニ、って感じ。
思うことはひとつ。
どうして『24 Caprices』の方を録音してくれなかったのさ!
カップリングのシュポアの協奏曲の方はあまり耳に馴染みのない曲だったので評価は保留です。こちらでも良い感じにヴァイオリンが歌いて好印象でした。
は~。CD三回分をリピートして聴く長居客になってしまいました。
8/25追記
自宅のオーディオ(と言っても大きなヘッドホンしかないのだけれど)で数日聴いてみて「なんだか寂しいな~」と思ったのですが、同じハーンのバッハ無伴奏ヴァイオリン曲と比較してみて気づきました。
録音環境の残響が控えめ。
クイケンのバッハ古楽器演奏(新しい方の録音:Amazon→バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲))が好きな私はどうやら残響が多めの場所で演奏された録音が好みみたい。
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普段使っていたイヤホンを踏みつぶしてしまったので新調してみました。
代わりに購入したのがこれ。
Etymotic Research ER-6です。これまで使っていたのはCK5という物。聴くのは専らZaurusで。実売3000円程度のCK5にも不満はあまり無かったのですが良い機会なので評判が良いらしいER-6を買ってみました。一万円を超えちゃうので「イヤホンなのにぃ」と少し抵抗がありましたが。
ER-6の購入はSoundHouseというオーディオ機器専門の通販ショップにて。日曜の晩にネットで注文して今日到着です。最近は何を買っても届くのが早いな~。
で、早速聴いてみました。
お? おおお?
耳にみつしり嵌め込んで使います。イヤーウィスパーのような耳栓と同じくらいしっかり音が遮られるかな。これまで使っていたCK5とは段違いの遮音性。喫茶店で音を流さないまま店員に話しかけられても気が付きません。静かな場所で使うと外の音が遮断されるので自分の血流音が聞こえてきます。耳に嵌め込む部分はスポンジとゴム風の二種類が付いてきたのですが、シリコンゴム風で二段の笠になっている耳栓部品を使うと本当にみつしりという雰囲気で耳が密閉されます。@京極風 でも装着感があまり耳に優しくありません。Etymotic Research社は医療用補聴器のメーカーなのに。
音質ですが。
すっきりした音です。ちょっと地味かな。残響音がとても少ないので最初はちょっと貧相な音に聞こえました。自宅で使っているのがAKG K501というヘッドホンで、これも比較的すっきりした音を出すのですが、これよりもさらにすっきり。これまで使っていたCK5に比べるとかなりしゃきっとした正しい音が出ている感じです。
でも、とにかくこのイヤホンは遮音性能の高さが出色。それがあって細かい音を漏らさず拾える感じ。携帯音楽にはかなり向いていそう。
音色がすっきりなのでロックやポップスよりはクラシック向きかな。でもピアノの低音がドゴォォォンと響いたりする音はいまひとつでした。
電車の中、図書館、喫茶店など外の騒がしい場所でクラシックを楽しみたい人には比較的お勧めかな。耳の奥まで押し込むイヤーチップのおかげで遮音性が高いのは魅力ですが、装着感はとても悪いです。スポンジ(中サイズ)は私の耳にはどうやっても入りませんでした。
曲との相性をチェックしてみた「続・Etymotic Research ER-6」へ続きます。
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カナル型イヤホン Etymotic Research ER-6
続・Etymotic Research ER-6
の続きです。
ER-6関連の最初の記事で「スポンジ(中サイズ)は私の耳にはどうやっても入りませんでした。」と書いたのですが、どうやら方法が悪かった&思いこみだったようです。スポンジをお団子のように一回圧縮してから押し込んでやると装着できました。それでも耳の穴の入口をふさぐ程度で二段フランジのように深くは押し込めないので「これじゃダメだ」と思い込んでおりました……。
う~ん。スポンジ(中)じゃER-6の一番の魅力である遮音性がイマイチ。
装着感はようやく許容範囲という感じでしょうか。Sサイズのスポンジチップを買って試してみようかと思います。
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ピアニストの名盤―50人のヴィルトゥオーゾを聴く
本間ひろむ 平凡社新書 798円 2004.12.10
評価:★★★☆☆
最初に好きになったクラシック音楽がヴァイオリン曲であったせいか、今でもヴァイオリン曲を聴くのが一番好きです。ピアノ曲を熱心に聴き始めたのはこの数年のことなのでまだまだ知っている曲が少なく、名盤ガイドの類を頼っています。
この著者には『ヴァイオリンとチェロの名盤――カザルスからヴェンゲーロフまで50人を聴く』という本がありこのブログでも感想を書いたのですが、前回と同様、今ひとつこの著者とは好みが一致しないことが判明しました。ブロンフマンはどこ? トラーゼはどこ? という感じで好きな演奏家が取り上げられていなかったり、アルゲリッチのラフマニノフの2台のピアノのための組曲
やバルトーク : 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz110
といったお気に入りタイトルが触れられていなかったり。
でも、取り上げられている録音の好みはともかく、ガイド本としては楽しく読めた……かな。巻末に付された「ダメ押しのもう一枚」のコーナーのコメントがCDのパッケージに付されている宣伝文句丸ぱくりだったりするのがあるのにはげんなりですが。
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年末あたりからポータブルで音楽が聴けなくなって少し寂しい思いをしておりました。というのも、腐れ縁の友人Sがイヤホンを借りパクしていったからです。Sが「何聴いてるの? ちょっと聴かせて」と私のER-6(使用レポあり)を手にした瞬間に「きっともう返ってこない」という予感がしたのですが、こういう予感はよく当たります。結局持って行かれてしまいました。とはいえこちらもSのCDや本を大量に借りパクしている身。文句は言えません。
ところがです。そのSから今日、プレゼントを貰いました。誕生日でもないのに何を、と大きめのハードカバー本ほどの大きさの包みを開けると中からは『STAX』と書かれた箱が……。
開けてみるとご覧の通りの物が現れました。よくわからないけど嬉しいゾ。どうやら借りパクしていったER-6が気に入ったので面白そうなアイテムで代替を、と思ったらしいです。その結果がSTAX SR-001MK2
というわけのようでした。
ヘッドホン本体の他にもなんか小箱がついてます。早速これで音楽を聴いてみようと思ったのですが、接続のためのケーブルがありません。そこでSと連れだって大型電機店で接続ケーブルと充電式電池を仕入れ、その足で神保町に寄って紅茶専門店TAKANOでお茶をしてきました。お茶会をしながらSTAXの初鳴らしです。
むむむ?
正直なところ、よくわかりません。
オーディオに疎い私は首を捻りつつSと交互に聴いてみたのですが、Sもよくわからないといった顔で首を捻ります。ER-6は驚くくらい外の音が聞こえなくなり、きびきびとした特徴的な音がしていかにも高性能な感じで最初から印象が強かったのですが、このSR-001MK2というヘッドホン?イヤホン?の音はわかりやすい特徴がない、というのがSと私の共通した印象でした。
ところがこの後、静かな場所(TAKANOも比較的静かでしたがそれでもBGMが流れていた)で改めて聴いてみると、印象が良くなりました。自宅に戻ってからさらに静かな環境で聴いてみると「おや。良さそう」。
STAXのこのイヤースピーカー(と取説では呼称してある)はER-6と違って外の音が丸々入ってくるタイプなので聴く環境で印象がずいぶん違ってしまうようです。む~ん。気むずかし屋さんなのかな。
というわけで音質についてはまた後日の記事に譲るとして、装着感や取扱についての印象など。

値段は調べてみませんでしたが、ポータブルオーディオとしては高価な部類の予感がします。
取扱説明書には「580Vのバイアス電圧」「風呂上がりすぐなどにではご使用にならないように」などの文字が躍り、なんだかマニアックさが溢れている気がします。あまり関係ありませんが、ふとコミック『のだめカンタービレ』の「通電」シーンを思い出してしまいました。
しばらくは手持ちのCDを取っ替え引っ返して聴こえ方の違いを楽しめそうです。
ありがとう、S。
そうそう。この日TAKANOで飲んだのはヌワラエリアという農園のダージリンでした。渋みがすこーんと心地良くて仄かな甘みもあり、香りも良くておいしかった……。
関連記事リンク:
2007.1.22 STAX SR-001MK2・その2
2007.1.23 STAX SR-001MK2・その3
2007.1.26 STAX SR-001MK2・その4
2007.1.31 STAX SR-001MK2・その5
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前回に続きSTAXのポータブルヘッドホンSR-001MK2
の感想です。
ネットで調べてみると
とわかってきました。まだ聴いてみたのはCD五枚ほど。Zaurusからmp3で聴きたかったのですが、専用アンプを使う都合上、ヘッドホン端子に繋ぐのはイマイチみたいだったのでポータブルCDプレーヤを引っ張り出しました。これはLine Out出力ができます。
さて、実際に使ってみるとまずは電池です。単三型を二本使うのですが、これにはeneloop
という充電池を買ってみました。乾電池では不経済過ぎますので。SR-001MK2+eneloopでは八時間弱使えました。iPodとかに比べると電池食いですね。
今の音は……ネットでのSTAXの評判からすると嘘のようにダメダメです。もわもわとベールを被ったようにエコーっぽい音になってしまいます。現段階ではER-6にもボロ負けです。
ただし、慣らし運転をしていくとベールが取れてすっきりする、との評なのでじっくり聴いてみようと思います。
現時点では
でK501やER-6とは正反対の印象です。高音と低音のバランスは低音寄りですが、音自体は高音が艶やかで綺麗。ヴァイオリンやチェロの独奏が気持ちよくて、ピアノはもわもわしてしまいます。ER-6のようにピアノの和音が立体的に聞こえたりもしません。
使い込むとどう変わっていくのか楽しみです。
関連記事リンク:
2007.1.20 STAX SR-001MK2
2007.1.23 STAX SR-001MK2・その3
2007.1.26 STAX SR-001MK2・その4
2007.1.31 STAX SR-001MK2・その5
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STAX SR-001MK2
の感想・第三弾です。
ポータブルSTAXは汎用の「極性統一プラグ 4.5V 300mA~400mA」のACアダプターならば動作します、と書いてあります。押入を漁ってみると、4.5V300mAとぴったりのものが出てきたので使ってみました。
……あれ?
ACアダプターの品質が悪いのか、音がぼやけます。バッテリー駆動の方が断然澄んだ、はっきりした音です。
純正のACアダプターならばちゃんとした音が出るのでしょうか。
通勤でも使ってみました。
電車の中やファーストフード店内など騒々しい場所では周囲の音が入ってきてしまって実用になりません。でも、静かな道や公園ならばそこそこ楽しめるかな。それでも風の音や遠くの車の音に埋もれがちだし、負けないくらい音量を出すのは耳に悪そうだしでポータブルオーディオの難しさを感じました。
日常の移動中、外出で音楽を楽しむならERシリーズのような耳栓タイプの方が現実的な気がします。
STAXのこれは出張のお供に宿で楽しむような、お出かけ先で楽しむのにいいかも。
音のこなれ具合はまだまだの気がします。先は長そう。
関連記事リンク:
2007.1.20 STAX SR-001MK2
2007.1.22 STAX SR-001MK2・その2
2007.1.26 STAX SR-001MK2・その4
2007.1.31 STAX SR-001MK2・その5
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エージング、バーンイン、ブレークインetc。
慣らし運転には色々な呼び名があるようです。
☆ ☆ ☆
なんだか掴み所がない音だな、と思い、試しに二晩音楽を鳴らしたまま放置してみました。通算で46時間ほどを鳴らしたことになります。
う~ん。あまり変わらない……?
最初の頃とあまり変わらないぼんやりとした感じです。ですが、プロコフィエフのピアノ協奏曲をそのまま聴いていると。
あれ? あれれ?
次第にもわもわとしたオーケストラの中からピアノの旋律が立ち上がってきました。そのCDを聴き終える頃にはオケからきっぱりとピアノの音だけが分離して聞こえるように。
これほどドラスティックに音質が変わるとは思ってもみませんでした。ピアノ曲の次にはヴァイオリン曲をかけてみたのですが、ここでも聴いているうちにヴァイオリンの音が鮮明になっていきます。
今までのはなんだったんだ。
聴いている時に手に取るようにわかる劇的な変貌はこのCD二枚分でおしまいのようでしたが、この先もまだしばらく音の変化は続きそうな予感です。『のだめカンタービレ』の千秋のセリフを借りれば「まだまだこんなもんじゃないだろう?」という気配。
変化する過程を聴けて良かった。放置鳴らしはヤメです。
STAX SR-001MK2
に付属のイヤーパッドは写真右側の白くて縦長の物なのですが、試してみると左側のAudio-Technica CK5の物もなんとか付けられました。
この黒いイヤーパッドはSTAX純正に比べると柔らかめで耳への密着度が高まるようです。さっそく鳴らしてみると……。
うわ。低音もこもこ。
特にLサイズを使ったときはこれでもかと言うほど低音が豊富になりました。でもこれはやり過ぎ感が。ヴァイオリンの音が好きな私はどちらかといえば高音に目立って欲しいな。
関連記事リンク:
2007.1.20 STAX SR-001MK2
2007.1.22 STAX SR-001MK2・その2
2007.1.23 STAX SR-001MK2・その3
2007.1.31 STAX SR-001MK2・その5
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なんだかそれらしい音が鳴るようになってきたのでSR-001MK2
の慣らし運転経過レポでも。
| 印象 | |
| 0 | よくわからない。とりあえず鳴っている。 |
| ~8 | 高音より低音が強い。もわもわしてAMラジオみたい。 |
| ~40 | 残響がぽわ~んと響く。水の中で聴いているよう。 |
| ~46 | なんとなくモヤが晴れてきた気が。 |
| ~47 | ピアノ協奏曲を聴いている最中にモワモワした中からピアノの旋律が鮮やかに浮かび上がってきた。かなりの激変でCD一枚聴くうちにどんどん明瞭に。 |
| ~48 | 弦楽器の弦を擦る感触が明晰に。楽器の胴が鳴っているイメージも浮かぶようになってきた。 |
| ~49 | すっきり霧が晴れて一段落。でもまだ微妙にエコー付な感じ。 |
| ~75 | 46~49時間ほどの劇的な変化はなし。気づけばいつの間にか霧もエコーも無くなってすっきりキビキビ。まだ音が澄んできそうな印象。 |
| ~100 | 多少残響が多すぎるように感じていたピアノの音が少しシャープになった気が。鳴らし初めを思い出すと別物のよう。(2007.2.8追記) |
| ~150over | 耳が慣れてきたのか集中して聴きやすいまとまり感のある音に。弦楽器の音が本当に繊細で素敵に。Vn協奏曲などは特に気持ち良く。(2007.2.18) |
STAXのヘッドホンはコンデンサー型という独特の原理だとか。うまい例えが見つからないのですが、さらりとした空気のような音です。音を出す機械の存在感が薄くて、音だけがあるみたい。ER-6も独特でしたが、SR-001MK2はそれ以上に独特で音の迫力みたいなものは希薄、いえ皆無です。癖がないすっきりとしたミネラルウォーターのよう。音の品質自体は自室で使っているAKG K501比べてみてもそうそう劣らない気がします。
音の傾向は高音がキラキラするK501とは反対で、低音がたっぷりです。でも豊かな低音に埋もれない明晰な高音があるのでドヴォルザークのチェロ協奏曲
などが映えました。バッハの無伴奏ヴァイオリン曲

などではヴァイオリンの倍音が目立たずに地味に聴こえたかな。
音全体の印象は「明」です。不吉な響きのはずのショスタコーヴィチのヴィオラソナタ
が不思議に明るく聴こえます。
立体感も豊か。だけど、ER-6ほど整理された感じではありません。
ロックやポップスはリズム楽器の低音が目立ちすぎて違和感が大きいです。特に電子楽器。低音の突入音がドンッという感じではなくてスパッと「最初から低音鳴ってました」みたいな顔で唐突に出現します。うーん。音は言葉にしにくいですね。STAXのコピーに「スピード感のある音」というのがあるようなのでたぶんそれです。スピード感。
そして最初に戻るのですが、あくまでも希薄で繊細で楚々と聞こえます。特に弱奏部分の細い細い音は本当に繊細。小さな音なのに表情が豊かで思い切り耳を傾けたくなる魅力があります。全般に大雑把な音よりも細かな音が得意な印象。
繊細な音だけに騒音には弱いです。テレビがついている部屋ではテレビの音の方が気になりますし、パソコンが動いているだけの部屋でもファンの音が耳障りに感じられるくらい。音を大きくすれば解決かというとそんなこともなく、大音量でもやっぱり繊細な印象は変わりありません。
装着感は、頭の大きさに合わせてヘッドバンドのアームの部分をじわっと癖をつける感じで調節してやるととても快適になります。標準状態ではバネが効き過ぎて耳の穴が痛くなりました。軽いし、暑苦しくもないので夏でも快適に使えそう。
ポータブル用途には……正直微妙です。騒音に弱いのがネックに。出張先のホテルで楽しめる本格オーディオ、という感じでしょうか。
聴いてみた中でSR-001MK2で特に美しく聴こえた録音を三つ挙げてみます。
ピアノ曲は「わ~」と思うほど綺麗に響きます。一方でハンマーで弦を打ち鳴らす荒々しさや迫力とは縁がないので「ピアノってこんな音だっけ?」とも。でも、美しければそれでいい……ような気もします。
私は歌曲はどちらかといえば苦手なのですがバッハのマタイ受難曲
をSR-001MK2で聴いてみたところ「あれあれ? なんか心地良い」と印象が変わりました。人声が格別綺麗に聴こえるわけではないのですが、聴いていても退屈せずに耳を傾けられるように。対訳を横目に教会建築の写真集を眺めながら聴くと気分が出たり。(2007.2.21)
SR-001MK2をプレゼントしてくれたS、ありがとう。
こんなにわくわくしながらCDを聴きまくったのは久しぶりでした。
関連記事リンク:
2007.1.20 STAX SR-001MK2
2007.1.22 STAX SR-001MK2・その2
2007.1.23 STAX SR-001MK2・その3
2007.1.26 STAX SR-001MK2・その4
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輸入盤を発売日にTowerRecordで買ってきました。1890円。新譜なのに安いなぁ。
ヒラリー・ハーンの待望のシベリウス、ということになるのでしょうが輸入盤のパッケージはどちらかというとシェーンベルクが主役っぽいです。シェーンベルクは十二音技法という作曲技法の作曲家で、いかにも現代音楽っぽい音が特徴かな。明確な口ずさめるメロディが見つけにくい不条理な感じ。
聴きやすくない部類の曲といわれているようですし、実際この曲の録音はイマイチなものが多いかも。
でも、このハーンとサロネンの録音は冴え冴えとして綺麗です。美しいです。聴きづらいということもないと、私は思います。
叙事でも叙情でもなく、旋律が口ずさめるわけでもないのですが、この曲はどこかバッハの器楽曲――平均律クラヴィーアや無伴奏ヴァイオリン曲、チェロ組曲と――と共通する面があるような。ええと、楽器そのものの音色が引き立って、音楽自体が純粋にキレイでココチヨイ感じ。会心の録音かと思います。(2008.3.2追記)
この曲のカップリングならベルクの協奏曲が良かったな。
そしてシベリウス。
ハーンのシベリウスはyoutubeで出所の怪しい(テレビ放送の録画?)映像が見られたりして「もっといい音で、CDで聴きたい。DVD出してくれれば買うのに」と期待していた人も多いかと思います。
でも、ちょっと予想していたのと違いました。
カチンコチンに寒い空気の中の鮮烈なヴァイオリンの音、を想像していたのですが、きっちりかっちりしているけれどどこか柔らかい。オケの音も重めの雪って感じ。
クラシック雑誌評やネット評がどうなるのか、楽しみな感じです。
2008.3.28追記
やはりというか案の定というか、あちこちのネット評を見るとシェーンベルク激賞、シベリウスいまいち、の評が多いようです。もっともシベリウスもCDの発売後に行われたハーンの公演を聴きに行った人たちにはとても高く評価されているみたい。これがシェーンベルクの公演であったらどうだったのかな。
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ハーンのシベリウスが今ひとつぴんと来なかったので、あれでもないこれでもないとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いていたのですが、イメージしていたものにかなり近い録音に巡りあいました。クリスチャン・テツラフです。
音色的にはレーピンのチャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
も好きなのですがテツラフは一楽章のはじめでヴァイオリンが鳴り出した瞬間に「ああ、これだ」と腑に落ちてしまいました。この音、滅茶苦茶好きだぁ。
速い部分はかなり走るけれど二楽章のゆったりとした部分などは緩やかに、子守歌のように歌います。技巧的にはハーンの超絶精確な音からすれば不安定に聞こえもしますが、問題なし。
Amazonへのリンクは一応貼ってありますが、注文しても入荷しなさそうな気がします。HMVやTowerRecordの通販でもなかなか入荷しないようなので。渋谷のHMVで見つけて買ってきました。
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