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20060302_run  うちで飼っている猫のるんといいます。1990年頃の生まれのはずです。もう、ずいぶんおばあさんですね。
 この子は少し前から心臓が悪かったのですが、そのためか一昨年に脳梗塞を起こしてまっすぐに歩くのが難しくなり、高いところに登れなくなりました。昨年には同じように発作を起こして目が見えなくなりました。
 手足の腱も強張ってきたのか、出し入れできるはずの爪が伸びたままになり、爪が内側に曲がってしまいました。放っておくと爪が自分の肉球に食い込んでしまうので定期的な爪切りが必要です。

 目が見えないにもかかわらずこの子は早足で家の中を歩き回ります。コツン、ゴツンとあちこちの家具にぶつかりながら、手探り――というより行き当たりばったりでエサの場所、トイレ、寝床を探り当てています。

 非常に態度の大きな子で、毎朝、五時半くらいに暖房がタイマーで動き始めると大きな声で私を呼びつけます。こちらが起きて撫でてやるまでは機嫌の悪い声で鳴き続けるのですが、撫で始めると途端に甘えた声になるのが現金というか……。
 騒ぐのは朝だけではなくて、甘えたくなった時にいつでも、かもしれません。
 視力を失ってからは鳴いて騒ぐ度に抱き上げてやっていたので、偉そうに人を呼びつける子になったのかも。

 写真はもうずいぶん前、マニュアル操作のコンパクトカメラで白黒写真を撮るのが流行った時期がありました。その頃に撮影したものです。プリントからスキャンしたので埃っぽいですね。
 写真の天地はこれで合っています。こういう状態の時にお腹に触ると猫キック必至。

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