岡本民家園
昨日ですが、岡本民家園、静嘉堂文庫、瀬田フラワーランドを巡ってきました。岡本民家園は以前、玉川大師を巡った時に行きそびれた場所。(地図)
岡本民家園は江戸時代後期の農家を再現したものだそうです。
確かにそれらしい建物なのですが「農家」というには少し抵抗があるかも。農家は農家でもかなり豊かな農家ではないかと思います。太くて曲がりの美しい梁と柱。きしみも傾きもない床。どう見ても高級建築です。先日の徳富蘆花旧宅よりも造りがいい。
建物の中は竈や囲炉裏の煤で燻されたためでしょう、天井近くはつやつやと黒く染まっていました。かなりの広さの土間があり、大小の竈と明かり取りの窓の下には銅板の張られた流しがあります。う~ん。現代のキッチンに比べると不便そう。炒め物や揚げ物には向かなさそうな台所(土間)です。包丁は小さなシンクで使うのかな。なんか、シンクのある位置も高さも「本当にこうだったの?」って感じ。料理するときに正座して流しに向かいますか?(シンクは座敷の板の間の上にある)
端午の節句が近いせいか、庭には鯉のぼりが、座敷には鎧兜が置かれていました。海外からの観光客には鎧兜はウケがいいそうです。
☆☆☆
岡本民家園の次には静嘉堂文庫を訪れてみましたが、こちらは静嘉堂文庫美術館がメインの施設のようです。静嘉堂文庫は小高い丘の上にあり、そこに至るまでの林間の道がとても雰囲気が良く気持ちよく歩けます。美術館よりもその林(静嘉堂文庫緑地)の散策がお勧め。
岡本民家園から静嘉堂文庫にかけての一体には緑地が広がり、カメラマンさんも幾人もいらしたのですが数名が「立入禁止」と書かれている場所にまで入り込んで写真を撮っているのが気になりました。春の花を撮影するために立入禁止と書かれた柵の中に入り込み、背景の邪魔な草を毟っていたりします。それをしているのが小さな子供ではなく中高年のオジサン。
あ~あ。
不快なカメラマンの例を見て途端に撮影意欲が失われてしまい、静嘉堂文庫もフラワーランドもほとんど写真を撮りませんでした。とりあえずフラワーランドのおざなりな写真を少し。
瀬田のフラワーランドは花で溢れかえっておりました。ちょうど牡丹の盛りで、パンジーが季節を終わりかけている感じでしょうか。バラはまだ蕾で、アーチに満開になったら素晴らしい眺めになりそうです。もう二週間もするとバラの花でいっぱいになるかな?
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