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デジタル不信

 皆さん、デジカメの画像データの保存、どうしていますか?

 以前に使っていた三〇万画素のデジタルカメラの画像はMOやCD-Rに保存していたのですが、八年前のデータには読めないものが出てきています。CD-Rは五年位前のものは読めるものもあるのですが、八年前の物は全滅。CD-Rより安全だと言われてていた128MBのMOも半分ほどがアクセス不能。

 DVD±RはCD-Rよりデータが不安定と言われているようです。一体、どんなメディアに保存しておけばいいのでしょうね。

 写真は、たとえば祖父の残した四十年以上昔のフイルムが(色褪せてはいますし、変色してしまって読み取れないものもありますが)なんとか使える状態で残っています。プリントは色褪せてほぼ全滅かな。「百年プリント」を謳ったカラープリントも十年程度でずいぶん色褪せていてあと九十年は持たないかも。
 でも、とりあえず乾燥剤と一緒に箱に放り込んでおけば銀塩のフイルムとプリントは十年くらいは普通に持つのです。それに比べてデジタルデータときたら。

 デジタルカメラメーカーには

  • 追記型。
  • Byte単価がDVD-R程度。
  • HDDのような回転部品のない個体素子。
  • CompactFlush程度の大きさ。
  • 五十年くらいは読取可能。

こんな感じの記録媒体を開発して欲しいものです。フラッシュメモリのような書換可能媒体だって、どのみちデータは最終的には書換不能なメディアに長期保存するはずです。だったら最初から消せないメディアに記録すれば誤って消してしまうこともないはず。産業分野でも「消せない記録」という用途は求められているんじゃないかな。
 どうしてないんでしょうね。消せない、長期間保存可能なメディア。

 皆さんのデジカメデータは大丈夫ですか?

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