電子辞書専用機
同僚が電子辞書専用機を使っていたのでしばらく触らせてもらいました。
SHARP Papyrus 電子辞書 PW-A8410
23900円(2006.7.21現在Amazon価格)
機種はこれでした。
液晶はモノクロで、Zaurusを使っている身からするとかなり大きく感じられる画面。文字表示を大きめにすれば年配の方でも使いやすそう。実際、六十代後半の持ち主は、紙の辞書よりも格段に大きな文字に調節できるので重宝している、とのことでした。その方、Zaurusの画面は見た瞬間に「小さすぎる」と顔をしかめてしまいました。ごもっとも。
三十分ほど弄ってみた印象は……
- 搭載辞書が多すぎる。
- ボディの液晶側の方が重くてバランスが悪い。
- ボディがプラスチックで質感がイマイチ。
- 液晶が大きいのに文字がギザギザ。
- アクリルのカッチリしたキーは良い感じ。携帯電話のキーを大きくした風。
- 電池の持ちが良いらしい。乾電池で200時間とか。
- 紙媒体と同じで明るい場所の方が見やすい画面。
こんな感じかな。
全体的な印象はかなり良く、特に明るい場所で見やすくなる紙媒体と似た性質の反射型液晶は(見た目は地味だけど)実用的に思えます。ハードウェア面では良くできた機械なのだと思います。けど――。
コンテンツの山盛りが色々な面で使い勝手を悪くしています。煩雑なメニュー、キーの多さ。串刺し検索での一覧性の悪さ。しかもコンテンツ数は多いのに欲しい辞書がオプションの追加辞書にもなかったり。
デジタル物にありがちな「便利で不便」がやはりここでもつきまといます。
私がZaurusで使っている電子辞書ソフト群も、一長一短がありますし。
必要とするすべての辞書がデジタルで使えるようになるのはまだ少し先のようです。
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