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Paganini & Spohr Violin Concertos / Hilary Hahn

 今日の東京は強烈な暑さです。夏満喫。でも、満喫しすぎて身体が涼を求めます。冷房は苦手なのに、それでもついつい冷房の効いた場所へふらふらと。そうだ。こんな暑苦しい日にこそ音楽を。

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン 指揮:大植英次 スウェーデン放送交響楽団
2006.10.25発売予定 2548円

★★★★

 評価は4.5/5です。国内発売は先なので上のAmazonへのリンクにもまだ画像がなく、自前の写真となりました。

パガニーニとパフェ FinePixF10 1/58sec F2.8 8mm ISO200 +0.3EV

 CDジャケットの紹介と言うよりはパフェの写真で恐縮ですが……。
 海外輸入盤がHMVTower Recordに入荷していると聞いて早速買ってきました。1755円。パガニーニ、好きです。ハーン、好きです。両方が組み合わされば夢のようです。帰宅するまで到底待てないのでファミレスに寄ってポータブルCDプレーヤーで聴いてきました。ついでにパフェも食べて。

 このCDは当たりです。パガニーニのヴァイオリン協奏曲は、ええと、その、オーケストラ部分がかなり手抜きな感じの曲なのだけれど、ひたすらハーンの演奏が主役なのでOK。ソリストのパートは超絶技巧が連続するアクロバチックな曲ですが、そんなことは微塵も感じさせない余裕の演奏です。とても気持ちよく聴けます。ヴォーン・ウィリアムズの「あげひばり」のように歌うパガニーニ、って感じ。
 思うことはひとつ。

どうして『24 Caprices』の方を録音してくれなかったのさ!

 カップリングのシュポアの協奏曲の方はあまり耳に馴染みのない曲だったので評価は保留です。こちらでも良い感じにヴァイオリンが歌って好印象でした。

 は~。CD三回分をリピートして聴く長居客になってしまいました。

8/25追記
 自宅のオーディオ(と言っても大きなヘッドホンしかないのだけれど)で数日聴いてみて「なんだか寂しいな~」と思ったのですが、同じハーンのバッハ無伴奏ヴァイオリン曲と比較してみて気づきました。

 録音環境の残響が控えめ。

 クイケンのバッハ古楽器演奏(新しい方の録音:バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲))が好きな私はどうやら残響が多めの場所で演奏された録音が好みみたい。

 でもそれだけじゃないような、と比較に他の奏者のパガニーニを聴いて首を傾げています。ハーンの演奏はほんの数カ所、音が低く感じました。音程を外していて低いのではなくて、オクターブ低く弾いているような感じ。手元に楽譜もないし、明確に音が低いと言うよりは倍音を思い切り絞っている?みたいな。私は演奏できないので技術的なことはよくわかりませんが。

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