STAX SR-001MK2・その4
エージング、バーンイン、ブレークインetc。
慣らし運転には色々な呼び名があるようです。
☆ ☆ ☆
なんだか掴み所がない音だな、と思い、試しに二晩音楽を鳴らしたまま放置してみました。通算で46時間ほどを鳴らしたことになります。
う~ん。あまり変わらない……?
最初の頃とあまり変わらないぼんやりとした感じです。ですが、プロコフィエフのピアノ協奏曲をそのまま聴いていると。
あれ? あれれ?
次第にもわもわとしたオーケストラの中からピアノの旋律が立ち上がってきました。そのCDを聴き終える頃にはオケからきっぱりとピアノの音だけが分離して聞こえるように。
これほどドラスティックに音質が変わるとは思ってもみませんでした。ピアノ曲の次にはヴァイオリン曲をかけてみたのですが、ここでも聴いているうちにヴァイオリンの音が鮮明になっていきます。
今までのはなんだったんだ。
聴いている時に手に取るようにわかる劇的な変貌はこのCD二枚分でおしまいのようでしたが、この先もまだしばらく音の変化は続きそうな予感です。『のだめカンタービレ』の千秋のセリフを借りれば「まだまだこんなもんじゃないだろう?」という気配。
変化する過程を聴けて良かった。放置鳴らしはヤメです。
STAX SR-001MK2に付属のイヤーパッドは写真右側の白くて縦長の物なのですが、試してみると左側のAudio-Technica CK5の物もなんとか付けられました。
この黒いイヤーパッドはSTAX純正に比べると柔らかめで耳への密着度が高まるようです。さっそく鳴らしてみると……。
うわ。低音もこもこ。
特にLサイズを使ったときはこれでもかと言うほど低音が豊富になりました。でもこれはやり過ぎ感が。ヴァイオリンの音が好きな私はどちらかといえば高音に目立って欲しいな。
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