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液晶モニタ

UXGA液晶買ってみました ドキュメントスキャナを購入してスキャンデータを活用するようになると1280×1024の17inch液晶モニタでは手狭になりました。A4縦のスキャンを画面いっぱいに表示しても文字が潰れがちなのです。

 というわけで買ってきました。20.1inch液晶。

  • 縦1200ピクセル以上
  • 目が疲れない
  • 安い

 こんな条件で探していたところIO DATA AD202G(リンクは参考・Amazonへ)が池袋の家電店で29800円で売られているのを発見。2004年8月の型なのでもう丸三年も前のモデルになります。
 最近の低価格モニタは油膜みたいな干渉縞っぽいのがチカチカして見えるモデルが多くてなかなか買う気にならなかったのですが、後継モデル(AD203G)の展示を見て好感触だったので買ってきました。

 デザインは多少無骨な感じ。キーボードやトラックボールともようやく色が合いました(これまではアイボリー枠のモニタだった)。ワークデスク代わりに使っている木目の食卓と今ひとつ合いませんが。
 スキャンデータも1600×1200ピクセルの広い画面で見やすくなり、A4縦の見開きが実用的になりました。目的達成です。

 不満点も

  • 多少ザラザラして見える
  • 輝度があまり下げられない
  • 視野角はそこそこ広いけれど色味の変化が大きい。(モニタ左寄りから見ると暖色、右寄りから見ると寒色へとずれるので左右の目で見る色合いが違う→両目で見たときにチラついた錯覚となる)
  • 表示色の色温度が高い。色温度を6500Kに設定してもまだ青い。

など、無いわけではありませんがこれらを解消しようとすると十万円以上の製品しかないようなので妥協できる範囲かな。ザラザラ感はいままで使っていたBuffaloの17inchモニタとどっこいの感じです。

◆ ◆ ◆

 お役御免になった17inchモニタをサブモニタとして接続してやろうと思ったのですが、机の上にモニタを置くスペースがなく挫折。机からはみ出させて使うには「ディスプレイアーム」なるものが便利そうなので検討を始めました。

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『ロケットガール4 魔法使いとランデヴー』野尻抱介

リンクはAmazonへ魔法使いとランデヴー ロケットガール4
野尻抱介
富士見ファンタジア文庫
2007.08.25
609円
★★★★☆

 楽しみにしていたロケットガールシリーズの新刊。今回は短編集でした。

 小惑星イトカワからのサンプルリターンを目指した探査機「はやぶさ」。ニュースにもなったので記憶に残っている人もいるかもしれません。その小惑星探査機をモデルにしたお話が今回のメインのようです。リアクションホイールの故障、燃料漏れ、バッテリートラブル、サンプル採集失敗(の可能性アリ)と満身創痍で、予定を三年も延ばしながらも地球へと帰還中のこの小惑星探査機は番組が存続していれば確実にプロジェクトXに取り上げられたであろう感動的なエピソードが満載です。
 今回「はやぶさ」は「はちどり」と名を変えてロケットガールに登場。しかもロケットガールズの活躍にしっくりくるエピソードとなって。テザーや凧と言った最近ではあまり注目されなくなった技術も登場してちょっと懐かしい感じも。面白かったです。「え、いいの?」と思うようなサービスシーン?もあったりしてシリーズの先行きが気になるかな。

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おやすみ

涙 我が家の猫“るん”が息を引き取りました。
 目の見えなかった彼女は家の中をあっちにごつん、こっちにごつんとぶつかりながら歩き回っていた毎日でしたが、一週間ほど前に立ち上がれなくなり、食べ物もうけつけなくなってしまいました。水と粉ミルクをストローでわずかずつ飲ませてはいたのですが。

 19歳だったはずです。

 左の写真は数日前に撮ったもの。

 “るん”の写真をフォトアルバムにまとめました。

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招き猫@豪徳寺

20070808_01 夏日の続く東京。
 ヒートアイランド現象とやらは確実に進んでいる気がします。

 なぜにリッツの缶が? 中に招き猫でも入っているのかな? と近づいてみると紙片がいっぱい透けて見えました。どうやら競馬か何かの賭け事のチケットのようです。ハズレチケットの供養かな。

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『環境問題のウソ』池田清彦

リンクはAmazonへ環境問題のウソ
池田清彦
ちくまプリマー新書
2006.2.10
798円

★★★☆☆

 面白かったです。
 池田清彦は二十年位前かな? 構造主義生物学というものを提唱していた人ですが、この構造主義生物学というのは最近ではあまり聞かなくなりました。コンピュータソフト開発の世界でも同じ頃に構造化プログラミングというのが流行始め、それが発展して現在のオブジェクト指向プログラミングになり、すっかり定着したようです。言語学でもソシュールの構造主義言語学は最近ではあまり人気がないようですね。生物学は構造化の果てにオブジェクト指向化されたりはしていないのでしょうか。
 この本はタイトル通り、環境問題についての批判本です。
 温暖化、ダイオキシン、外来種生物問題。扇動的なコピーをつけるなら「小気味よく時代を切る!」とでもなるのでしょうが、データを吟味する科学の視点の明瞭さ、説得力に比べると政治批判の成分は偏見だけの批判が先に立ち、ただの悪口の羅列になってしまっています。
 それでも温暖化説やダイオキシン問題への批判は読むに値する真っ当な内容です。といっても『これからの環境論―つくられた危機を超えて』(渡辺正)『地球温暖化―埋まってきたジグソーパズル』(伊藤公紀)を読んだ人にはあまり新味はないかも。二酸化炭素排出のせいで温暖化してるって言うけどデータが合わないよ、という指摘を多面的に行います。
 外来種生物に関しても同様……と言いたいのですが、外来種に関しては著者の昆虫採集趣味を正当化するためのやや強引な理論誘導になってしまっているかな。

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