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火星儀 3Dパズル 240ピース

Mars Globe 3D Jigsaw Puzzle 240 Pieces Amazonから荷物が届きました。
 「やのまん3Dジグソーパズル240ピース 火星儀」Amazonへです。右写真はパッケージの中身を並べてみたところ。カメラを傾けたこともあって何が写ってるの、という感じですが。
 やのまんは国内ジグソーパズルの有名メーカー。「3Dパズル」なる立体パズルの展開をしているようです。しばらく前に「3D球体パズル 月球儀540P」Amazonへを購入してみて印象が良かったので新発売(らしい)火星儀に挑戦です。
 地球儀もそうですが、火星儀も完成品はけっこうなお値段だったりします。パズルならばお手軽ですし、組み立てる過程で火星の地名も覚えられて一石二鳥。地名を覚えてもあまり役立たなさそうなのが惜しいところですが。

Now Assembling... こちらが制作風景。
 ふつうのジグソーパズルならば240ピースなんてあっという間、なのですが、3Dパズルは端がありません。絵柄だけを頼りに組み立てます。大まかな地理の飲み込めている地球儀ならばまだしも、火星や月の細かな地理が頭に入っている人はそうはいないでしょう。ミルクパズルよりはマシですが、ピース数の割に苦労すること請け合いです。
 ピースはプラスチック製で、組み立てていくときにぱちんぱちんと硬質な音がします。接着剤不要のプラモデルみたいな感じかな。
 そうそう。きちんと絵柄を確かめて組み立てないと、似た形のピースでも填ってしまってあまり違和感が出ないので、後の方で「アレ?」となりますヨ。

Complete! 6inch Mars Globe Jigsaw Puzzle

 そしてこちらが完成写真。
 幾度か中断したのでおおよそですが、完成までトータルで九~十時間くらいかかったような気がします。宇宙っぽい背景はパソコンのディスプレイに天体写真を表示したもの。プレアデスです。パズルの表面が微妙にでこぼこしているのは私がぶきっちょなため。
 やのまん公式ページの写真やAmazonの商品写真は赤味が強く出過ぎているようで、火星儀の実物は赤というより蛍光味のあるオレンジで多少印象が違います。公式写真は真っ赤っか過ぎる気が。マップデザインは宇宙物専門のイラストレータさんだそうです。
 直径は15cmほど。メロンか小玉スイカくらい。
 火星儀としての実用性は、う~ん、小さめのこともあってUSGSが配布している火星地図に負けちゃうかな。NASA WORLD WINDなんてすごいフリーソフトもある時代です。でも、手のひらの上でくるくる回しながら「ここがローバーの降りたグゼフクレーターか」とか、マリネリス峡谷が火星を二分しそうな勢いなのが実感できるのは物理的実体のある物の強み。組立途上で天文学者の名前のメドレーを楽しめるのも(著名な天文学者の名が地名に付けられている)自分で組み立てるおもちゃならではの面白さがあります。
 久々に睡眠時間を削って熱中してしまいました。

 2008年の5月には新たにフェニックスという火星探査機が火星に着陸します。
 地球と火星の最接近する季節(衝:2007.12.19)というわけでハッブル望遠鏡からはこんな画像も届いているようです。火星儀と見比べると西経330度付近――右下の円形がヘラス平原で中央右寄りが大シルチス高原なのだとわかります。(2007.12.22追記)

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