青梅きもの博物館
訪れてみたいと思っていた青梅きもの博物館へ行ってきました。(→地図)
最寄り駅はJR青梅線の日向和田。このあたりは都内でも珍しい単線区間。奥多摩が目前です。改札は無人。それでもSUICAが使えるあたりが都会的かな。駅を出て少し歩くと多摩川を渡る神代橋があります。かなりの高さで橋上からの展望も素晴らしく右のような景色が望めます。黄葉がきれいでした。
駅周辺にも、道中にもそれなりに多くの案内板がありますが青梅きもの博物館は少々わかりづらい場所にあります。徒歩で十五分、のはずが迷子になって二十分強歩く羽目に。
私設の博物館ということで規模は小さいですが、皇室関連の衣装や江戸~近代にかけての時代衣装が展示されている珍しい博物館ではないかと思います。今回訪れた時は「時代衣装展」ということでどこぞのお姫様が着た~という打掛が並びます。時間を経ている着物なので多少染め色は褪せてきているのかもしれませんが、布の質感が織り目が刺繍が素晴らしいです。
面白いのはそんな衣装たちが小さいこと。着付けた状態でないので断言はできませんが、現代の標準的な体格の女性が着ると丈も身頃の幅も足りなくなるのではないでしょうか。
皇室衣装では現皇太子・皇太子妃の婚礼衣装のレプリカ、梨本宮伊都子妃の着た衣装などが所狭しと(蔵座敷であまり広々とはしていないこともあり)ひしめきます。あれもこれもと並んでいるあたりが私設の博物館らしいかな。格言や人生訓を額に納めたものが並ぶのもそれっぽいです。
展示撮影は不可とのことで写真での紹介ができないのが残念です。代わりにパンフレットや購入した絵葉書の写真紹介でも。
こちらは建物の外観。
入場料は八百円。絵葉書セットは千円でした。
開館日は金・土・日で、梅の花の季節のみ無休で開館とのこと。周辺には「たましん御岳美術館」「玉堂美術館」「澤乃井櫛かんざし美術館」「吉川英治記念館」などもあるので博物館の梯子をするとちょうど良いかもしれません。近隣には立派な梅林もあるので花見の時期に行くのも良さそうです。
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