カテゴリー「日記2007」の16件の記事

火星儀 3Dパズル 240ピース

Mars Globe 3D Jigsaw Puzzle 240 Pieces Amazonから荷物が届きました。
 「やのまん3Dジグソーパズル240ピース 火星儀」Amazonへです。右写真はパッケージの中身を並べてみたところ。カメラを傾けたこともあって何が写ってるの、という感じですが。
 やのまんは国内ジグソーパズルの有名メーカー。「3Dパズル」なる立体パズルの展開をしているようです。しばらく前に「3D球体パズル 月球儀540P」Amazonへを購入してみて印象が良かったので新発売(らしい)火星儀に挑戦です。
 地球儀もそうですが、火星儀も完成品はけっこうなお値段だったりします。パズルならばお手軽ですし、組み立てる過程で火星の地名も覚えられて一石二鳥。地名を覚えてもあまり役立たなさそうなのが惜しいところですが。

Now Assembling... こちらが制作風景。
 ふつうのジグソーパズルならば240ピースなんてあっという間、なのですが、3Dパズルは端がありません。絵柄だけを頼りに組み立てます。大まかな地理の飲み込めている地球儀ならばまだしも、火星や月の細かな地理が頭に入っている人はそうはいないでしょう。ミルクパズルよりはマシですが、ピース数の割に苦労すること請け合いです。
 ピースはプラスチック製で、組み立てていくときにぱちんぱちんと硬質な音がします。接着剤不要のプラモデルみたいな感じかな。
 そうそう。きちんと絵柄を確かめて組み立てないと、似た形のピースでも填ってしまってあまり違和感が出ないので、後の方で「アレ?」となりますヨ。

Complete! 6inch Mars Globe Jigsaw Puzzle

 そしてこちらが完成写真。
 幾度か中断したのでおおよそですが、完成までトータルで九~十時間くらいかかったような気がします。宇宙っぽい背景はパソコンのディスプレイに天体写真を表示したもの。プレアデスです。パズルの表面が微妙にでこぼこしているのは私がぶきっちょなため。
 やのまん公式ページの写真やAmazonの商品写真は赤味が強く出過ぎているようで、火星儀の実物は赤というより蛍光味のあるオレンジで多少印象が違います。公式写真は真っ赤っか過ぎる気が。マップデザインは宇宙物専門のイラストレータさんだそうです。
 直径は15cmほど。メロンか小玉スイカくらい。
 火星儀としての実用性は、う~ん、小さめのこともあってUSGSが配布している火星地図に負けちゃうかな。NASA WORLD WINDなんてすごいフリーソフトもある時代です。でも、手のひらの上でくるくる回しながら「ここがローバーの降りたグゼフクレーターか」とか、マリネリス峡谷が火星を二分しそうな勢いなのが実感できるのは物理的実体のある物の強み。組立途上で天文学者の名前のメドレーを楽しめるのも(著名な天文学者の名が地名に付けられている)自分で組み立てるおもちゃならではの面白さがあります。
 久々に睡眠時間を削って熱中してしまいました。

 2008年の5月には新たにフェニックスという火星探査機が火星に着陸します。
 地球と火星の最接近する季節(衝:2007.12.19)というわけでハッブル望遠鏡からはこんな画像も届いているようです。火星儀と見比べると西経330度付近――右下の円形がヘラス平原で中央右寄りが大シルチス高原なのだとわかります。(2007.12.22追記)

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青梅きもの博物館

 訪れてみたいと思っていた青梅きもの博物館へ行ってきました。(→地図

多摩川日向和田付近神代橋上から上流方向 FinePixF10 8mm F2.8 1/220sec ISO80 -0.3EV 最寄り駅はJR青梅線の日向和田。このあたりは都内でも珍しい単線区間。奥多摩が目前です。改札は無人。それでもSUICAが使えるあたりが都会的かな。駅を出て少し歩くと多摩川を渡る神代橋があります。かなりの高さで橋上からの展望も素晴らしく右のような景色が望めます。黄葉がきれいでした。

 駅周辺にも、道中にもそれなりに多くの案内板がありますが青梅きもの博物館は少々わかりづらい場所にあります。徒歩で十五分、のはずが迷子になって二十分強歩く羽目に。

 私設の博物館ということで規模は小さいですが、皇室関連の衣装や江戸~近代にかけての時代衣装が展示されている珍しい博物館ではないかと思います。今回訪れた時は「時代衣装展」ということでどこぞのお姫様が着た~という打掛が並びます。時間を経ている着物なので多少染め色は褪せてきているのかもしれませんが、布の質感が織り目が刺繍が素晴らしいです。
 面白いのはそんな衣装たちが小さいこと。着付けた状態でないので断言はできませんが、現代の標準的な体格の女性が着ると丈も身頃の幅も足りなくなるのではないでしょうか。
 皇室衣装では現皇太子・皇太子妃の婚礼衣装のレプリカ、梨本宮伊都子妃の着た衣装などが所狭しと(蔵座敷であまり広々とはしていないこともあり)ひしめきます。あれもこれもと並んでいるあたりが私設の博物館らしいかな。格言や人生訓を額に納めたものが並ぶのもそれっぽいです。

20071202_01 展示撮影は不可とのことで写真での紹介ができないのが残念です。代わりにパンフレットや購入した絵葉書の写真紹介でも。

20071202_03

 こちらは建物の外観。

 入場料は八百円。絵葉書セットは千円でした。
 開館日は金・土・日で、梅の花の季節のみ無休で開館とのこと。周辺には「たましん御岳美術館」「玉堂美術館」「澤乃井櫛かんざし美術館」「吉川英治記念館」などもあるので博物館の梯子をするとちょうど良いかもしれません。近隣には立派な梅林もあるので花見の時期に行くのも良さそうです。

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異星の踏査 ~アポロからはやぶさへ~

 東京大学総合研究博物館にて10/20~12/26の間『異星の踏査』という特別展が開かれています。行ってきました。小規模な展示でしたが楽しめました。

20071127_01

 東大というのは賑やかなところで人の流れが絶えません。それでも博物館のあたりはあまり人影もなく静かです。

20071127_02 最近ではいい歳をしたごくごく普通の大人の中にもアポロの月探査を「捏造」と信じる人がいるとか。変な時代です。

 こちらは月の石。背景にプロジェクターでアポロの月面探査の様子が映し出されています。光り輝いている四角錐の中に月の石が封じ込まれています。かつての万博の時にはこれを見るために人が大挙して押し寄せたのでしょうが、今回の展示は規模が小さな事もあり閑散としていました。

20071127_03 こちらは南極で発見された火星産と思われる隕石。日本の南極観測隊が発見した物で、同様の隕石の中では最大の物だそうです。じーっと見つめてみても玄武岩の欠片にしか見えません。石のできた時期、石に含まれている気泡の成分から“火星産”と推測されたようですが、うーむ。溶岩に含まれている気泡って岩石自体のガス成分の抜け損ないじゃないんでしょうか。
 隕石はくっきりと黒い部分のみです。セピア味がかった火星風景の写真の上に隕石が置かれています。

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 見た目に地味な展示が多かった中で唯一インタラクティブな展示。火星のパノラマ写真をパノラミックなスクリーンに投影しています。画面中央やや上あたりにスポットが当たっている場所にはトラックボールが置かれていて、ボールを操作すると火星の風景が左右にぐりぐりとスクロールします。これは楽しい。360度パノラマ写真を元にパノラマスクリーンを生かしたナイスな展示。トラックボール本体横のボタンを押すと映像が切り替わります。オポチュニティとスピリットの撮影した画像でした。

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 これも南極観測隊の採集した隕石。“普通コンドライト”という種類の隕石だそうで小惑星イトカワも同じ素材でできていると考えられているとか。地球に向かって帰還中の満身創痍のはやぶさ、無事に戻ってこれるといいな。
 背景に浮かんでいるのが小惑星イトカワ。

20071127_05 スターダスト計画をご存じですか? ガンダムとかパタリロの話ではなく、アメリカの彗星サンプルリターン計画です。見事に持ち帰った彗星の塵がこれ(ショウケースの中の白線の交点あたり)で……小さすぎて何が何だかわかりません。この展示のすぐ側には顕微鏡の映像も並べられていましたが、むむむ、サンプルから焦点がずれてませんか。モニタに何が映ってたのか見てもよくわかりませんでした。
 そうそう。スターダスト計画のサンプル展示は世界初だそうです。

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 顕微鏡モニタの方の彗星の塵サンプル。サムネイルでは見えないと思いますが、拡大画像の方ではかろうじて細い支柱が見えるかと思います。

"塵はおよそ10~20μmの大きさで,直径0.5mmのガラス管の上に取り付けた直径3μmのグラスファイバーにのり付けされている." (ショウケースの解説より)

だそうで写真で見える猫のヒゲのようなのがグラスファイバーと思われます。写真右端の銀色が顕微鏡のレンズ。

 展示は地味ですがここに揃えられたものは紛れもなく地球外物質の数々。毎年数百トンの宇宙塵が降り注ぐこの地球では気づかないだけで身の回りには地球外物質が溢れているはずですが、その由来が明確に宇宙にあることが確かなものばかり。何万年、何億年も宇宙の環境に曝されてきた石の由来を思い浮かべるとドキドキできると思います。残り会期も少ないので気の向かれた方はお早めに。

 会場は博物館としてはかなり控えめで国立博物館みたいなものをイメージしていくと拍子抜けしてしまうかもしれません。また撮影は『異星の踏査』はOKですがそれ以外の化石やホルマリン標本などの常設展は禁止なのでご注意を。休館日は月曜日です。

 会場で販売されていた図録(かなり早い時期に売り切れたらしい)が出版社から出版されました。感想はこちら⏎

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朝顔

20071030_01 夏に咲いたままの庭の朝顔をそのまま放置していたのですが、今朝、花がついていました。十月末なのに。
 少し前に急激に冷え込んだ関東地方ですが、ここ数日は暖かかったのでそのせいでしょうか。

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新装・国立科学博物館・その3

20070419_05  新装・国立科学博物館日本館(本館)
 新装・国立科学博物館・その2
の記事の続きです。

 日本館は化石ばかりではなく近代の計測装置や今の日本の生物の解説展示もあります。右は近代の時計や天球儀、顕微鏡などが置かれたフロアの一カット。飾り時計です。
 このフロア、なぜかハンダの香り、、、いえ、たぶん松ヤニの香りがして不思議な感じでした。保存料に使ってるのかな?

20070419_07 こちらは吹き抜けのすぐ脇にある階段から下を覗いたところ。
 ワイヤーで吊された振り子が揺れていて、その揺れの方向が慣性の法則で維持されるので地球の自転がわかる、という展示。振り子の錘はB1Fのエントランスで揺れているのが間近で見られます。

20070419_17 エントランスのシアター360の入口近くではいわゆる「がちゃがちゃ」が置いてあって、その中身が海洋堂のソフビフィギュアでした。右画像はそのフィギュアの内容を紹介するチラシですが……アンモナイトのニッポニテス・ミラビリスがあるぅぅぅ! でも、がちゃがちゃは望んだアイテムが一番に出るとは限らないのが辛いところ。くじ運の悪い私は挑戦する根性も持てませんでした。

 そうそう。国立科学博物館の新たな目玉と言えばシアター360です。愛・地球博に設置されていた360度の視界を持つ映像装置が科博にやってきました。
 見てきましたが、面白いです。これ。
 今回見たのは水中で魚に囲まれるものと恐竜の姿を眺める二本立てで、恐竜番組の方は科博オリジナルだとか。普通の映画のように画面をじーっと見ているのではなくて、上映中にあたりをキョロキョロと見回して楽しむというのが新鮮でした。鯨に呑まれたり、岩壁に激突したり、恐竜に体当たりされたりと思わずからだが仰け反る臨場感。視点が上下に大きく動くたびに周囲からは「わーっ」と驚きの声。立ったまま鑑賞するのですが、手すりに掴まっていないと目眩でふらふらしそうになります。
 科博にお出かけになった際にはぜひ。

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新装・国立科学博物館・その2

 前回の新装・国立科学博物館日本館(本館)記事の続きです。
 地球館・アナグリフ編となります。

20070419_01 新装なった日本館だけでなく地球館と名称の変わった新館も覗いてきました。日本館ができたからといって特に展示内容が変わるわけでもないようです。ちょっと残念。

 すでに数回写真を紹介している化石写真たちですので今更目新しくもありませんが少し前からチャレンジしている立体写真で取り組んでみました。本当はパノラマ+立体写真にしようと思ったのですが、パノラマは複数の画像をつなぎ合わせるときに画面を歪めてしまうので立体写真にするのは難しいようです。

 アナグリフなので例によって赤・青メガネが必要です。
 一番立体感が欲しかったティランノサウルスの頭部がほとんど立体感が出なかったのが残念。
 一脚を縮めた状態で鎖骨に乗せ、体は手すりに固定し、左目と右目の前でそれぞれシャッターを切ってみました。

 こちらは海生哺乳類。同じくアナグリフです。

20070419_04

 きちんと立体に見える部分と像が分離して見えてしまう部分があっていまひとつな感じです。レンズの歪みとパースの影響でしょうか。単に撮影が失敗しているだけなのかな……。

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新装・国立科学博物館日本館(本館)

20070419_16s 長らく改装中だった国立科学博物館が十七日……だったかな? 新装なったと聞いて行ってきました。本館は新たに「日本館」と名付けられ、日本産の展示品が並ぶとのこと。

 改装したとはいえ基本的なデザインも雰囲気もかつての面影を強く残した少し古めかしい、博物館的な装いは健在でした。エントランスから続くB1Fこそは今時のビル風の内装ですが、展示室も各階を結ぶ階段もきれいにはなっていても改装前とほとんど変わらない気がします。外観も遠目にはあまり変わらず、近くに寄ってみるとタイルが真新しくなっておりました。

 左の写真は回廊のある吹き抜け。建物の中心部です。
 縦パノラマに仕立ててみましたが、絵柄としてはイマイチ面白く仕上がりませんでした。

20070419_15 新装・日本館の目玉のひとつで、もっとも有名な国産恐竜(じゃなくて海生爬虫類・クビナガリュウだけど)化石のフタバスズキリュウ。
 う~ん。クビナガリュウはいいなぁ。シルエットが素敵です。

20070419_08

 もうひとつの目玉展示。アンモナイトコーナー。
 アンモナイトなんていっぱい出るんでしょ? なんて思うかもしれませんが良い展示だと思います、これは。

20070419_14 例えばこのアンモナイト。
 アンモナイトはたいていノジュールという卵形をした岩の塊の中に封じ込まれています。崖の下や河原に卵形の石がごろごろしていて貝やアンモナイト、ベレムナイトの端っこが覗いていたりするそうです。その岩タマゴを割ってみると中からは……何も出なかったり、お宝化石が登場したり。リアルチョコエッグです。
 そのノジュールを四分の一ほど削って中に隠れているアンモナイト化石を露出させたのがこの標本。化石掘りをする人にはどうということのないだろう「クリーニング途中」な感じですが、化石掘りを書物の中でしか知らない者には「お~っ」と感動できるはず。

20070419_11  そしてこちらは日本の北海道が誇る異常巻きアンモナイト、ニッポニテス・ミラビリス。アンモナイトファンの間では世界的に人気のある化石でミラビリスを四つも並べて展示しているのはとても珍しいはず。流し台の下のU字パイプがこんがらがったみたいな複雑な巻き方をしています。数学的には非常にシンプルなパターンなのだそうですが。

 次回「新装・国立科学博物館・その2」へ続きます。

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せたがや梅まつり@羽根木公園

 梅ヶ丘駅近くにある羽根木公園に梅を観に行ってきました。ちょうど「せたがや梅まつり」の真っ最中です。露店なども並んでいるだろうか、と思ったのですが予想以上の大盛況。梅の写真どころか撮れるのは人波ばかり。
 そんな賑やかな羽根木公園には梅の花目当てのカメラマンも大勢いて、というよりは訪れる人のほとんどがデジタルカメラを手にしています。一眼レフに白レンズ(高級レンズの代名詞)を装着し、カメラバックを提げた本格装備の人もうじゃうじゃ。と、そんな本格装備の人たちで人だかりになっている一角が……。

せたがや梅まつりとモデル撮影会 FinePixF10 F2.8 8mm 1/160sec ISO80

 どうやら梅まつりイベントでモデルを呼んでいたようで、梅の木に寄り添ってしっかりお化粧した女性が三組、ポーズを取っていました。花カメラマンたちは一転してモデルカメラマンへと変身したようです。
 せっかくの梅まつりなのにモデルさんをしゃがませてしまったら梅の花が一緒に写り込まないんじゃないでしょうか……。

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春の気配?

 陽射しの暖かな日が続き、二月になって春の気配がぐっと近づいてきました。

壁の花 FinePixF10 1/80sec F2.8 8mm ISO80

 反対側から穴が貫通していて花が覗いているのか、あるいはただの凹みに誰かが花を押し込んでいったのか。辺りを見回してみても花びら一枚落ちていません。シュールです。

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日溜まりの猫

日溜まりの猫 FinePixF10 1/350sec F7.1 18mm ISO200 -0.7EV

 もうずいぶん長く顔なじみの猫。犬を散歩に連れて行くとこの猫が柵の向こうから猫パンチで遊んでくれたものでした。ちょっぴりへちゃむくれの顔立ちですが、付き合いの良いかわいい子です。日溜まりの昼寝タイムだったようでこの日は声をかけてもしらんぷりでしたが。

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