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『Newton宇宙進出これからの20年』

火星儀と『Newton宇宙進出これからの20年』と『Newton』誌と宇宙進出これからの20年――月、そして火星への挑戦がはじまったリンクはAmazonへ
NEWTONムック
2007.11.15
2415円

★★★☆☆

 Newton雑誌掲載分の宇宙開発記事をまとめたムック。

 雑誌を毎月読んでいると宇宙開発ネタはあまり多くないような印象なのですが、一冊に集まるとそれなりに読み応えがあります。が、記事がすべてNewton誌に掲載されていたものなので目新しい記事がないのが少し残念。

 かつて、科学雑誌には華々しい21世紀像が描かれていました。国産のSST(超音速航空機)やスペースシャトル型の宇宙往還機、あるいはH-Ⅱロケットと組み合わされる宇宙船フジ、軌道エレベータ、月面都市、火星都市etc……。今回のムックは現在の宇宙開発の低迷振りが反映されているようで、日本のプロジェクトで大きく取り上げられているのは進行中の「かぐや」「はやぶさ」のみ。月ペネトレータ計画や「はやぶさ2」はプロジェクト案紹介さえないって寂しいなぁ。金星探査機PLANET-Cももっと大きく取り上げていいような。

 話は外れますが。
 Newtonにはパレオントグラフィというページがあり、毎号恐竜の生体復元イラストが載せられます。もうずいぶん長いこと続いていると思うのですが、これがひとまとめのムックになったらちょっとした恐竜図鑑になるはず。あまり有名とは言えない恐竜も取り上げているので、一風変わった図鑑になるのではないでしょうか。

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