続・金色の犬の想い出
海へ遊びに出かけました。
初めて見る海にアランはドキドキ。水が大好きなゴールデンリトリバーなので噴水や小川を見ると飛び込みたがりますが、海は波打ち際まで駆けつけてもおっかないようで入りたがりません。
ペットショップに行くと牛の骨のスモークしたものが売られていて、その一番大きなものはヒトの大腿骨くらいあります。こんな骨も数日で半分平らげてしまう強力な歯。犬用のガムでも同じくらいの大きさのものはありますが、ガム程度ではあっという間になくなってしまうのでアランのおやつにはもっぱら骨を与えていました。
夏の牧場に遊びに行ったときの四歳のアラン。暑さが堪えているようだったので思い切ってスポーツ刈りに。金色の毛並みが自慢の子だったので少し不憫ではありましたが、東京の暑さは洋犬には厳しいようです。
この頃からなんとなく元気がないな、と思うことが増えてきました。散歩の大好きな子だったのに途中で「帰ろう」と気の乗らない様子を見せることが。大型犬は老化が早いと聞いていたので(骨を齧っている写真でも顔が白っぽい。これはヒトでいうところの白髪)ちょっと寂しく思っていました。
五歳になったある日、ぽたぽたと失禁しているアランに気付きました。明らかにおかしい、ということで獣医で診察を受けると脾腫(脾臓の腫れ)とのこと。さらに精密検査の結果、細胞性免疫性貧血との診断に。獣医さんには手を尽くしてもらったのですが、一月半ほどの治療も空しく息を引き取りました。
写真は入院中に見舞いに行ったときに撮ったもの。前足には点滴。貧血で意識がぼんやりとしているらしくアランの視線も茫洋としてしまっています。これがアランの最後の写真です。
亡骸は「おおくら大仏」の妙法寺の動物霊園で焼いてもらいました。
対応も丁寧で、焼き上げた骨の扱いも人と変わらず、感じの良い葬儀で送ることができたと思います。
アランの写真をフォトアルバムにまとめました。
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