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GR DIGITAL + RAW THERAPEE

 デジカメでやってみたいことがありました。
 RAW現像です。
 CCDからのそのままの情報を記録して云々~というデータを扱えるとかで上級マニア向けみたいな扱いの機能です。GR DIGITALにもこのRAW記録モードというのがあります。早速試してみました。

 ――データ保存遅っ。

 GR DIGITALのRAW形式はadobeのDNGフォーマットとやらで汎用です。が、GRD付属のPhotshopElementは試用期限付きの体験版。ここはフリーソフトで何か良い物がないかと探してみたところ"RAW THERAPEE"なるソフトの評判が良さそうに思えました。「ロウ・セラピー」と読むのかな。綴りが微妙。
 試してみた結果はというと。

 ――普通のレタッチソフトじゃん。

 RAW形式が扱えるのと色弄りの幅が多少増える程度で、基本的に小サイズで出力する私にはこれと言った利点がないようです。ホワイトバランスや軟調/硬調の設定をあらかじめ気にしなくて済むのがメリットなのかな。

 う~ん。色味の調整はなんだか難しいですね。色に関しては普通のレタッチソフト(GIMPやDibasなどのフリーソフト)でも思ったようにコントロールできず、結局コントラストと明るさくらいしか弄らないようにしていたのですが、RAW THERAPEEでもそのあたりは同じでした。きっちり練習に取り組まないとコツが掴めなさそう。

☆ ☆ ☆

2008.5.28追記:RAW現像の練習をしてみているのですが、GR DIGITALのJPEG出力がかなり優秀であることに気づきました。特にISO150近辺。RAWで出力したものを見るとすでにこのあたりのISO感度でノイズだらけです。ノイズリダクションもただかければ良いというものではないようで、シャープネスの調整や色の弄り方でデテールの残り方が変わります。標準のJPEG出力を超えるにはかなりの根気が要るかも。

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