世界最大の翼竜展・その2
まるでフラミンゴのようなプテロダウストロのくちばし。生物は不思議です。かなり隔たった生き物であるのにこんなにそっくりさんが出てきてしまう。ヒゲクジラもこんなブラシみたいな歯ですもんね。
マンガの『寄生獣』をご存じでしょうか。その中の扉絵(だったかな?)の一ページを、この這った姿勢のアンハングエラを見て思い出しました。
アンハングエラは「木からぶら下がってたのかも」という説もあるそうですが、腕でぶら下がるにはなんだか指先がぶきっちょそうですし、足でぶら下がるのも足先がひ弱そうです。ジュラシックパークみたいなものが実現したらきっと今の化石生態仮説なんてごっそりひっくり返っちゃうんだろうな……。
化石は押しつぶされた状態で出土することが多いのですが、アンハングエラは立体構造を綺麗に保ったままの標本があるとかで、写真のような歩行姿勢の再現モデルとして取り上げられているそうです。
会場では音声ガイドの貸出が行われていました。上の写真ではボケていてわかりづらいですがPDAとヘッドホンがセットになったものです。この手のハイテクおもちゃはなんだか微妙。ガイドの項目を全部チェックすると出口で記念品がもらえます、というスタンプラリーみたいな機能が組み込まれているせいか子供たちは化石そっちのけで音声ガイドコーナー巡り。
う~む。せっかくの貴重なイベントなのに、というのは大人の考えなのでしょう。
しっかり予習してきている恐竜(今回の場合は翼竜)博士も健在でした。会場の解説も見ずに親に標本の習性の説明をしていたり。翼竜の本なんてそうたくさんはないのに、よく調べてくるなぁ……。
翼竜展の記事はここまで。
次回は科学未来館の常設展をさらっと紹介の予定。
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