百合漫画数冊
『コミック百合姫』2008年9月号、『百合姫Wildrose 2』を買ってきました。これは百合漫画。非百合ですがナヲコの『なずなのねいろ (1)』と『からだのきもち』も。『Wildrose2』と『からだのきもち』は成年向きな感じです。とにかく濡れ場展開、という意味で。
印象深かったのは『なずなのねいろ』。これは三味線を弾くヒロインの話なのですが蘊蓄にも期待できそう。『のだめ』以前と以降とで音楽漫画は「よくわかんないけど天才がどどーんと活躍。才能で押し切る」からデテール描写を遠慮なく盛り込めるように変われたのかも。描く方は大変そうですが読者としては大歓迎。紙面からアコースティック楽器の繊細さが匂うようで、作者が本当に三味線が好きで書いているんだな、と思えます。掲載誌の方針なのかヒロインの下着が描かれたりしますが、そーゆー要素はなくても良さそうな。
二巻の感想もあります。
『百合姫』はいつもの感じ。掲載作のバリエーションも幅広いし、安定してるような。今号のテーマは「王道回帰」かな。430ページ超。一篇ずつ感想を書くと長くなりそうなので割愛ですが、購読している雑誌の中で次号が一番楽しみかも。
『Wildrose2』では城之内寧々と牛乳リンダが好みでした。城之内寧々は前巻『Wildrose』より画力がアップしててお話もしっくり来た感じ。牛乳リンダはペンネームと内容の印象が見事に一致しておりました。エロ云々よりもお笑い要素が良かった気がします。
小説や科学本も何冊か買って帰りの荷物がずっしりな日でした。神保町に行くといつもそんな感じですが。
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