ハードディスク交換
私は今、真っ青になっております。
その顛末を綴りましょう。
★ ★ ★
音楽CDは買ってくるなり即座にPCに取り込み、雑誌類は読み終えたところで解体しScanSnapで電子化。そんなことをしていると250GB程度のHDDも二年ほどでいっぱいになります。
というわけでHDDを容量の大きな物に交換です。1TBでも今は12000円。安くなりました。WesternDigitalの省電力タイプにしてみました。
帰宅してパソコンの蓋を開け、HDDを繋ごうとして「あれ?」。
SerialATAケーブルは繋がりましたが電源ケーブルを挿す受け口がありません。むむむ。どうやらSerialATA用電源ケーブルでないと繋がらない様子。慌てて変換ケーブルを買いに走りました。が、ここでばたばたしたのがそもそもの間違いだったかもしれません。
4pinコネクタ→SerialATA電源コネクタの変換ケーブルを購入し再挑戦。
ここでちょっと一息。紅茶でも。←間違いの元。
CD-ROMから起動、と。新HDDのフォーマットをしなければなりません。
順調に作業を進めフォーマットが90%近くに達したとき、ふと開けっ放しのパソコンから伸びている仮設HDDが目に留まりました。
――ん? なんか変。
よく見るとHDDが埃っぽい気がします。
――あれ? WD2500?
血の気が引きました。古いほうのHDDがこんな型番だったような……。よく見れば近くの床に転がしてあるHDDはぴかぴかです。WD10EACSと書いてあります。このケーブルの繋がっていない方のHDDはなんとなく今日買ってきたHDDのように見えないでもありません。
――すると今フォーマットしているのは……?
もちろんこれまで使ってきたHDDです。データのぎっしり詰まったHDDをフォーマットしちゃっているわけです。フォーマットはもうほとんど終わりかけています。じーざす!
恐る恐る確認してみるとフォーマットしてしまったのは間違いなく古い方のHDDで、新HDDはパソコンに繋がってさえいませんでした。変換コネクタの情報を探すのに古い方のHDDに繋ぎ直してパソコンを使ったんだっけ。ああ。大事なデータが。書いた小説のデータはテキストでZaurus上にも保存してありますが、資料類はこの古いHDD上にしかないものもたくさんあります。バックアップはごく一部しかしていません。
つまり、この二年以上スキャンしてきた資料のデータが、見事にすっとんでしまったことになります。
というわけで冒頭に書いた通り、今の私は顔色は真っ青、頭の中は真っ白な状態です。きっと妖精さんの仕業です。ほら、妖精の輪(チェンジリング)っていうじゃないですか……。 火掻き棒を押しつければ元に戻ったりは、、、しませんか。
1TBのHDDの空き領域は990GB。
なんて広く無意味なディスク領域。
そこに置くためのデータがなくなってしまうなんてこのHDDに存在価値はあるのでしょうか。とほほ~。
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