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変形菌? カビ?

朽ち木の上のミニドーナッツ GR DIGITAL F2.4 1/30sec ISO130 -0.3EV

 先日来、朽ち木があるような場所へ行くとついつい変形菌の子実体はないかな、と目を凝らしてしまいます。比較的どこにでもいる生きもののようなのですが、大きさが数ミリ。しかもシロウトにはカビやコケ、埃、虫の卵との判別がなかなかつきません。上の写真は、う~ん、ケロッグのチョコワを思い出させる形です。カビなのか変形菌なのか。撮るたびに図書館に調べに行くのもおっくうなので図鑑でも買っちゃおうかな。

正体不明ぽわぽわ GR DIGITAL F2.4 1/30sec ISO130 -0.3EV  これもカビなのかなんなのかよくわからない白いぽわぽわ物体。変形菌には走光性があり、子実体を作るときにはじめじめした場所から明るく日当たりの良い場所に移動してくるのでカビとは区別がつきやすいらしいです。なので上や右の写真を撮ったような日の当たる場所にできているのは粘菌じゃないかな~なんて思うのですが正体が掴めず。どちらも1~2mm。

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 図書館で調べてみました。前者は「ワガタホネホコリ」に似ているような気がします。

ワガタホネホコリ
Diderma deplanatum
子実体は屈曲子嚢体型、まれに単子嚢型、群生、無柄、白色または淡いおうど色、輪形、網目形、。または枕形、高さ0.2mm、幅1.5mm、長さ2mmくらいまで。変形膜は不顕著。子嚢壁は2層。外壁は石灰質で平滑、白色でもろく、殻状で厚い。内壁は膜質で真珠光沢があり、下部はだいだい色をおびた褐色またはおうど色。細毛体は糸状、暗紫色、まばらに二叉状分岐し、とげやじゅず状の膨大部が多い。奉仕は反射光で暗褐色、透過光で褐色、細かいとげ型、直径9~11μm。変形体は白色。

『図説日本の変形菌』,山本幸憲,1998 より

 写真のない白黒のスケッチ図との比較だったので今ひとつ確信は持てないのですが。(2008.10.13追記)

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