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『GIRL FRIENDS ―ガールフレンズ―』第2巻 森永みるく

GIRL FRIENDS 2
森永みるく
双葉社アクションコミックス
630円
2008.11.12

★★★★☆

 百合漫画のレビューです。

 『GIRL FRIENDS 1』の紹介はしたっけと自ブログを振り返るとまとめてレビューしてました。1巻では「えらく引きの強い終わり方」と感想を書いたのですが、2巻でもまたまた先の気になるシーンで“つづく”です。これは単行本派にはかなりきついオアズケ。3巻はいつになるのでしょうか。
 1巻は友達篇から一歩踏み出し、2巻では同性の友人への恋心を自覚していくマリ。

 登場するのはイマドキの少女たち、ではあるようなのですがそのイマドキ感で強調されている面がなんとなくバブル期を連想させたりもします。
 森永みるくの漫画で「いいな」と感じるのはイマドキ描写ではなくて、登場人物たちが変にスレたりネジレていないまっすぐな部分。以前の瞳&奈々シリーズでもそのあたりが評価されていたんじゃないかな。嫌なキャラがいない安心感。心地よさ。パニックを起こして一時的に後ろ向きになってしまうヒロインはいても、根っから後ろ向きのどんよりした見たくないモノが出てこない心地良さ。

 そんな甘いお菓子のような漫画が好きな人向けかな。ちょっぴり苦かったり辛かったりアクセントもありますが。

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