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『ダーティペアの大復活』高千穂遙

ダーティペアの大復活―ダーティペア・シリーズ〈5〉
高千穂遙
ハヤカワ文庫JA
2007.1

★★★☆☆

 久々に読んでみたダーティペアシリーズ。感性が合わなくなっているのを実感しました。読む側として歳を取ってしまったのかなぁ……。

 救難カプセルで宇宙を漂流していたケイとユリ。目覚めてみれば人類は滅亡しているかもしれなくて、もしかしたら生き残ってるかもしれないキーパーソンを求めて大アクションをする羽目に。

 前作『ダーティペアの大脱走』が1993年。『大復活』のソフトカバー版が2004年。文庫は一昨年。
 読みはじめてみればダーティペアらしさは健在、と思えたのですが後半になってのアクションでユリがなぜかオタク娘になっていたり。これも時代というものでしょうか。続刊の『ダーティペアの大征服』もすでにストックしてあるのですが、これは読むのをためらってしまいます。つまらなくもないし、お話のできも悪くないと思うのですが「こういう方向でいいの?」と。そういえばFLASHシリーズも肌に合わなかったのでした。

 読む側もリハビリがいるのかな、と思いつつ黄ばんだ『ダーティペアの大冒険』を引っ張り出してみたり。

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