大恐竜展 知られざる南半球の支配者
花冷えという言葉を地でいくような天気が続いたこの数日。この日(26日)も風は冷たかったのですが晴れやかな青空。上野公園の桜もぽつぽつと咲き始めていました。動物園前です。
お目当てはもちろん「大恐竜展 知られざる南半球の支配者」。国立科学博物館での開催です。
恐竜とくればパノラマ撮影。
理由はないけどそうせずにはいられないのです。
上はマプサウルス。世界初公開のゴンドワナ大陸版ティラノサウルスといった趣のマッチョな大型獣脚類。真ん中が大人で右奥が幼体だそうです。左の色白君はメガラプトル。この写真だとわかりづらいですが、手の爪がいかにもラプトルでした。ラプトルなのにデカイ図体。
会場は大型の恐竜を何匹ものびのびと飾れるほどの広さがなかったためか右のマシャカリサウルスなどは尻尾がうねうね。この手の竜脚類は尻尾の先はあまり器用に曲げられないと何かで読んだような……。
会場での一番人気はこの化石。
ニジェールサウスルです。
上の二枚、左が生体復元で右が骨格。
掃除機のような口。こんなマンガみたいな生き物がいていいのでしょうか。「これでいいのだ」って感じですが。
イラストや写真で見ると「変なの」程度ですが、立体物として眺めると「ナニコレ!」とインパクトがあります。
右は骨の表面のシワが特徴的なアベリノサウルスの仲間・アウカサウルス。ぉぉ。なんとなくメンデルの法則を思い出します。シワシワエンドウとツルツルエンドウ。淘汰とは関係なしに残ったりする形質だったのかな?
ショウケースに収められた部分骨格は実際に出土した実物がけっこう多く、石膏のジャケットや添え木も観察できて「こんな風に運び出してくるのか」と興味深く見られました。左のマジュンガサウルスはまだクリーニング途中の感じ。
会期は6/21まで。
会場はカメラ撮影は可ですが、動画撮影、ストロボ撮影は禁止です。ISO200でF2.4、SS1/10秒前後と暗めの環境。コンパクトカメラやケータイのカメラだと撮影は難しいはず。
春休み期間中は入場券の販売所がそれなりに混雑して行列する羽目になると思うので、前売りチケットを確保して出かけるのがお勧めです。
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