『愛しをとめ ~君がこころは~』
愛しをとめ ~君がこころは~
高橋依摘
一迅社百合姫コミックス
2009.5.18
900円
★★★☆☆
帯の惹句に「この純潔、貴女さまに捧げます――。やんごとなき姫君のミダラなラブ&H」とありますが同社の『百合姫Wildrose』と比べると「ミダラな~」からイメージするほどにはお色気一辺倒ではなく、割とほのぼのというかあっけらかんとした雰囲気の8+1話にラブシーンといった感じです。濡れ場描写はシーンとしてはかなりどぎついはずですし、ストーリーも本来なら重めに感じそうな内容なのですが、絵柄のせいかキャラのせいかポップな雰囲気。とはいえ明確に性描写があるので私の感覚では18禁に近いです。
舞台は平安っぽいですが、キャラクターはイマドキ風。でも背景や小物などいい感じに平安してる気がします。着物の柄も背景に咲いている少女漫画的な飾りの花も和物で統一してあったりして。
ヒロインは貴族の姫君@ギャル風。同居する従姉妹の桜姫が大好きで、ノリノリな感じで困難を乗り越えていきます。ところがある日、桜に帝から後宮に入るようお召しが! どうなる! というお話。
ふと思ったのですがタイトルは「いとしおとめ」と読むのでしょうか。「かなしおとめ」?
「君」は「あなた」ではなく帝のこと……ですよね。たぶん。
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