『『少女の友』とその時代』遠藤寛子
『少女の友』とその時代―編集者の勇気 内山基
遠藤寛子
本の泉社
2004.1.15
1890円
★★★★☆
この本は『少女の友』創刊100周年記念号を読む前に読んでおくべき本でした。復刊のためのアプローチとでもいうべき内容であったからです。
内容は戦前に人気を博した少女雑誌『少女の友』を作った人々を個々に取り上げて紹介していく、というもの。全三十篇の紹介を通じて『少女の友』復刊へのラブコールがなされます。結果、見事に記念号という形での抜粋版の復刊。『少女の友』中原淳一 昭和の付録 お宝セットなるものもあって『少女の友』の付録の復元も行われたようです。
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