『コミック百合姫S 2010 Winter』
コミック百合姫S 2010年 02月号
一迅社
2009.12.18
880円
★★★★☆
今号は530ページ超。付録のカレンダーもついて女性誌みたいに分厚くなっておりました。
- 表紙 椿あす
カレンダーのサムネイルに隠れて顔の部分くらいしか見えないです。
- ピンナップ ふゆの春秋
好みの絵柄。pixivで公開されていた絵もイイ。
- 付録カレンダー
プラケースに入ってて葉書大。イラストもいい感じ。これは『百合姫』本誌全プレのカレンダーも申し込んでおけば良かった気が。
- 「flower*flower」石見翔子
やっと連載再開だ~。朱はドーランで色が抜けていると男の子っぽさが増しているような。今回は夜祭り篇。うひー。またもやクリフハンガー。割とほのぼの回だったのですがやきもきする場面で見事に「つづく」。作者はたぶんS。
- 「ふ~ふ」源久也
うわわ。なんじゃこのげろ甘な恥ずかしい雰囲気は~。読んでいて恥ずかしくなってきて思わず雑誌を閉じてしまった。恐る恐るまた読み出してもやっぱり恥ずかしい。
- 「此花亭奇譚 第3話」天乃咲哉
招き猫が。やっぱり百合には招き猫です。関係ないけど。今回は二話構成で後半はこれまで見た目愛らしく実は意地悪っぽかった蓮のお話。
- 「幼馴染と呼ばないで!」黒柾志西
新連載。廃部寸前の超能力同好会で楽しくいちゃいちゃの幼馴染二人+同好会を潰さんとするやはり幼馴染の風紀委員。初回から何やら慌ただしい展開に。
- 「絶対少女アストライア」東雲水生
こちらも新連載。雰囲気は『百合姫』本誌の猫目堂シリーズより『カルボナードクラウン』に近いかな。サブキャラたちの縦ロール度高め。一回目から起伏のある展開。
- 「HONEY CRUSH」椿あす
おわ。新キャラ二人。片方が仏教系なのですがニーソ型足袋にミニスカ法衣は新しいかも。しんみりしそうな展開の香りも。
- 「発情2」谷村まりか
小学生時代に偶然のアクシデントでキスしてしまった女の子二人。それ以来ずっと中学?高校?に入っても変に意識してしまうのだけれど……。「お漏らし」とか「発情」とか際どい系のキーワード設定だけれど際どさ攻めではないほのぼの作風の印象。
- 「死神アリス Chapter:3」いづみやおとは
今回はひなげしvs.過去のしがらみ篇。
- 「会長と副会長」袴田めら
読み切りから展開した感じなので何話目なのかがよくわからなくなりつつありますが。前号で「来る者は拒まず」の博愛主義?を宣言した会長にやきもきする羽目になる副会長、なのだけれど……。と逆接の展開を期待してしまいます。どうなる次号。
- 「カシオベア・ドルチェ dolce10」髙木信孝
アンナもてもて。なんとなくそんな気がしていたけれどこれは一種のハーレム漫画、と今更ながら思ったのでした。基本はちゅー。
- 「ゆるゆり 23~27」なもり
合わせて60ページ。今号も季刊「ゆるゆり」。
- 「ふたりとふたり」吉富昭仁
このシリーズ、今回も濃厚なラブシーンがあって「Wildroseでもいいんじゃ」という気も。乳房や性器へ直接の愛撫描写がないので一般映画あたりでも普通に出てくる雰囲気濡れ場ではあるのだけれどこの傾向に掲載作がシフトして『チャンピオンREDいちご』みたいな雑誌になったらそれもヤだなぁ……と思ってしまいます。お話自体はとても良い感じで好みなだけにちと心配に。
- 「南波と海鈴 Vol.26」南方純
百合漫画誌をネタに争う二波と海鈴。最後うまく落としたなっ、て感じ。
- 「特盛りプリンを持ってこい」すこやか
♪や~きゅう~や~るなら、なノリで始まるメイドのリクルート話。コミック大賞から出てきた人はそれぞれ独特の空気があっていいなぁ。
- 「コノハナリンク act.8」玄鉄絢
なぜかプロレス。そして8話目で作中時間が二日?しか進んでいないらしいことに気づきました。登場人物も多いのでこれは単行本になってから一気読みするとすっきりするかも。
- 「ひめちゃんはやっぱりてれやさん」珠月まや
「つづきはコミックスにて」って見事なお預けっぷりじゃー。
- 「apocalypse Chapter:3」倉田嘘
そう! MMORPGはコミュニケーションゲームだよね、と思わず頷いてしまった今回の話。くーのゲーム機が壊れてしまってパーティはどうなる、という展開に。
- いけだたかし×倉田英之20,000文字対談
今回の目玉記事はコレ。読み応えたっぷりありました。
今号は乙ひよりがいなかったのが寂しかった。「オレンジイエロー」楽しみにしていたのですが。次号はさらに新連載が二本加わる予定のようです。
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