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『チャンネルはそのまま!』VOL.2 佐々木倫子

背景でボケているのが紹介の本チャンネルはそのまま! VOL.2
佐々木倫子
小学館ビッグコミックススペシャル
2010.1.29
980円

★★★★☆

 佐々木倫子の『チャンネルはそのまま!』第二巻です。
 面白かった。
 雪丸は相変わらず天然のバカでした。空気も読めません。佐々木倫子にしては珍しく「KY」なんてネット語?も登場しました。でもこの巻では山根君があんまりバカ係してませんでした。いや、雪丸以外のバカ係りはしてたし、偽札事件やミスコンの回では雪丸の面倒を見ていたっけ。なんかもうあまりにナチュラルにバカ係で違和感なさ過ぎなだけでした。そしてマスコットキャラのホシイさんは得体の知れないイキモノと判明。
 今回は新キャラ・美人っぽい広報部長も登場。役職柄中高年キャラだけど可愛くて格好いいキャラです。こういう年齢のキャラもいい感じに描くようになったんだ、となんとなく感慨が。おじさんキャラのバリエーションも『おたんこナース』以来広がってきて不思議な味わい漫画に。そしてやっぱり色恋がありません。確かに雪丸の恋なんて想像が付きませんけど。
 天気予報でハーレーやタイヤを動員してくる予報士・降谷さんが気に入った巻でした。
 記者、アナウンサー、デスク、カメラマン、気象予報士、構成etc……読み進めていくとテレビ局がどんな風に運営されているのかが見えてくる『チャンネルはそのまま!』。テレビ局って変人ばかりなのかな。漫画だから、と思ってしまいますが、でも本当に変な人が多そうな気もしてきます。

 ひとつだけ残念だった点……。
 偽札事件報道で二千円札の話が出たときになぜどのキャラも「ニセん円札!」と口走らなかったんだ~。降谷君が登場すればきっとやってくれたに違いないのに~。すいません。駄洒落好きなんです。

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