Mac mini その6・MacでOCR
MacのOCR環境は砂漠のよう。
MacでOCRを行うための方法は2010年5月現在、以下の方法しかないようです。
- 読取革命Lite for Mac
- adobe acrobat
- PFU ScansnapのS1500以降に付属のScansnap Organizer
- Canon DRシリーズ付属のドライバでも可能?
- Readiris Pro 12 Asian Edition
市販の日本語OCRパッケージアプリケーションが見つかりません。
読取革命Lite for Macはフラットベッドスキャナを購入するとバンドルソフトとして付いてくるもので単体で入手は不可能なようです。Readiris Proは海外製ですが日本語対応もしている模様。一つ惜しいのが「マルチページ対応」が50ページまでなことで制限のないCorporate版が五万円台半ばであること。
がっくり。
私の使用しているドキュメントスキャナ・Scansnap S500(Mac用ドライバはダウンロード提供されているがScansnap Organizerは使用不可)+Mac環境ではOCRをかける手段が手に入りません。adobe acrobatやReadirisを買えばOCRをして透明テキスト付PDFをこさえることはできるのですが、高価です。S1500Mに更新すればacrobatに加えて高速な新型ドキュメントスキャナとらくちんなOCR化環境のパッケージが手に入ります。
ん? 待てよ。
Canoscan4400Fなるスキャナを持っているのですが、調べてみるとこのスキャナには読取革命Lite for Macがバンドルされていた模様。押入れを引っ掻き回すこと三十分。付属CD-ROM発見。あった、読取革命Lite!
早速インストールしてみました。アップデータも用意されていてOSX 10.6.3でも動きました。が、使ってみてがっかり。
- 画像データを一枚ずつしか読み込ませられない
- 最大50枚まで
- 出力はRTFかTXTのみで透明テキスト付PDFに保存できない
これではScansnapユーザには実用になりません。MacのAutomatorで連続作業を設定することもできないようです。Javaアプリだからかな。
今のところOCR→PDF化はWindows上でやっていますが、それなりの処理能力を持ったminiがあるのにVAIO PのScansnap Organizerでちんたら作業しているのは納得の行かないものがあります。S1500Mならばすべて解決するということもあり買い替えたくなってしまいました。が、ドキュメントスキャナを新しくするならA3がスキャンできる機種が欲しい。(B4まででもいい。Macで使えるA3ドキュメントスキャナは今のところCaminacs Wのみのようです。OCRは未対応。PFUやCanonのA3機はWindows専用らしい)
思い返せばWindows用のフル機能版OCRソフトも読取革命Lite for Macよりは多少は融通が利いた程度で大量の連続作業に向いていないアプリでした。対象にしているワークフローがフラットベッドスキャナを指向していた気がします。
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